概容
エントリヒ帝国領西端部、
クロッセル連合王国との国境に位置する交易都市。
近海から流れ込むレーヌス河沿いに位置し、古くから水運の盛んな街として知られており、
レーヌス河の水流をそのまま利用した運河と、北側に針葉樹の森林地帯を向かえ、「水と緑の都」の名を冠する。
現在においても対G軍事技術の開発や交流の主要都市とされ、人とモノに溢れ、軍事、経済、文化など様々な面において重要な意味を持つ。
またその都市の性質上、国内でも交易に関しては特に大きな権力を有し、自由都市としての気風が非常に強い。
現在は対G作戦の潮流や現
エントリヒ皇帝の手腕によって統治こそ進行しているものの、それでも市からの自治要求の声は後を立たない。
表向きは交易の盛んな都市として描写されるがそれでも治安の悪い部分は存在し、同市に滞在していた皇族の一派が一部の過激派集団による襲撃を受けるなどの事件も過去に記録されている。
西海洋からグリーデン島上空を通って流れる偏西風の影響により、高緯度ながらも比較的温暖な気候を有する。
これより北部へ進むと国土の多くを雪と氷が覆うツンドラ地帯が広がり始めるため、クロッセル王国縦断旅行の終端、観光地としても有名。
領事館
交易の盛んな都市として知られるフロレンツには、貿易拠点として各国の領事館が点在している。
エントリヒ帝国の総領事館もこの都市に設置されており、様々な外交業務がとりおこなわれる他、市と国の確執を強める原因の一つとなっている。
現在のエントリヒ帝国総領事は皇族でもある
ユリアン・ジ・エントリヒ。大区分では皇室親衛隊に属する
メディシスも主な拠点はこの総領事館となっている。
関連項目
最終更新:2008年11月16日 18:53