概要
有脚戦闘車両の一種。搭乗兵一名と随伴歩兵によって運用され、ガレ場などの登攀も可能な機動射撃プラットフォーム。
機械義肢の拡大版であるマニピュレータを有するものが大半で、汎用重機としても重宝される。
MAID向けの補助装備として開発が始まったものであり、永核力強化を受けやすい構造の内燃機関と砲塔、装甲骨格によって構成される。
既存の装甲車両の構造を参考にしつつコアエネルギーによる恩恵を充分に受けられるようコンパクトにまとめられ、
全高にして3ないし4m、重量は軽いもので2tから、重いものでも10t以下に収められている。
装備するMAIDに対して多大な制圧能力と防御能力を付与する事ができるが、ごく一部を除いて運動能力は大幅に低下、
また運用に際して軽便が売りのMAIDにもかかわらず機甲部隊を運用するに等しい人員の動員を必要とし、
さらに泥濘地ではスタックしやすいといった事が問題となり、各国はこの種の兵器コンセプトに疑念を呈した。
また実戦においてMAIDにこれほどの重砲が必要な状況は少なく、実用上は歩兵装備で充分であるとして、各国は開発に消極的な態度を見せる。
そのため皇帝が新技術の開発を推奨した
エントリヒ帝国が多少先んじてはいるが、戦場の花形とはなりえていないのが現状である。
なお開発当初は機関出力の不足からMAID専用であったが、現在では大出力化され人間にも運用可能なものが主力となっている。
外見は人型に近いがあくまで装甲車両であるため、呼び方は「~号車/~車」、数え方は「~両」となる。
関連項目
最終更新:2009年03月12日 00:38