概要
エントリヒ帝国陸軍が1942年に制式採用した
砲甲冑。ライデンティーガー、あるいは単にVI号甲冑と呼ばれる。
開発はボルヒャルト、製造はボルヒャルト及びツァイツラー・ヴェンクによる。
最大の特徴は両肩部に搭載された150mm重榴弾砲。これはこの砲甲冑の代名詞とも言える存在で、
この砲は他の兵器にも採用されているにもかかわらず「ライデン
砲」の俗称で呼ばれるほど。
しかし重装を旨とする砲甲冑の中でも相当に重い部類に入る本装備は負荷の大きさから駆動系のトラブルを頻発し、
これを装備したMAIDないし兵士がにわかトーチカと化しての戦闘を強いられるという状況も往々にして発生した。
制式名称 |
Sd.Kfz.281 GeschützPanzerVI Raidentiger Ausf.E |
種別 |
砲甲冑 |
全高 |
4.2m |
重量 |
8,500kg |
駆動方式 |
油圧電動併用・コア補助式 |
最大速度 |
整地30km/h/不整地25km/h |
武装 |
10口径150mm重榴弾砲×2、RUzB54、StiS39 |
発動機 |
ツァイツラー・ヴェンク ZW230 水冷V型12気筒650馬力 |
製造会社 |
Borchard AG, Zeitzler-Wenck AG |
10口径150mm重榴弾砲(Mrs11:Mörser 11)
旧式の榴弾砲。しかしGに対してはそれなりの有効性を示したため、短縮改装してVI号甲冑に採用された。
榴弾による爆風はGの脆弱な関節部を吹き飛ばす事が可能であり、
撃滅には到らずとも進行速度を大幅に低下せしめ、また広範囲に渡る面制圧をも可能としている。
関連項目
最終更新:2008年11月30日 00:46