●真珠は養殖する貝の種類によりその色や大きさはまちまちですが、その評価を決めるのは次の通りです。
【巻き】
真珠核の周りに形成された真珠層ですが、これが厚いと重厚な色合いを帯び、薄いといかにも安っぽい印象しか与えません。
【テリ】
真珠の表面に光沢があるかどうか。
【色】
貝の種類によりその色調は大きく異なります。和玉ではピンク・ホワイトが尊重され、黄色系は安価になります。黒蝶真珠では見る角度により色調が様々に変化するピーコック(孔雀)カラーが尊ばれます。
【大きさ】
もちろんサイズが大きくなるほど高価になりますが。南洋真珠(白蝶貝)や黒蝶真珠(黒蝶貝)は貝が大きいので、20ミリ近くのものが養殖できるのに比べて、和玉(アコヤガイ)では10~11ミリが限度です。
【形】
俗に八方ころがしといわれる「真円」のものを最良とし、「流れ玉」と呼ばれるいびつなものは評価が下がります。
【キズ】
キズといっても実際は真珠の表面の凸凹のことです。養殖真珠といえども微細な凸凹があるのは当然なことですが、それがあまりに目立つ場合は評価が下がります。
最終更新:2010年04月07日 11:48