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午後1対策

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プロジェクトマネージャ試験の勉強法まとめ 午後1対策

目次

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初めに

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勉強テクニックなどについて

午後1の勉強テクニック

暗記方法
 まずは、何はなくともプロマネとしての必勝パターンを暗記することが合格のコツと書いたけど、その暗記方法について。覚えられればどんな暗記法でもいいし、語呂合わせでもいい。自分の暗記方法はこんな感じ。例えば進捗遅れの事後対策の場合。
  • 進捗遅れの事後対策(7種類)
    • 本番稼働開始時期の見直し
    • 部分稼働
    • スペックダウン
    • スケジュールの見直し
    • 追加要員の投入
    • 進捗確認の強化
    • 作業環境改善
 これを暗記するわけだけど、眺めて、暗記して、紙に書いて、終了ではあっという間に忘れてしまう。ポイントは何回もくり返し、間違ったら復習することを毎日続けること。
 そのためには問題用紙を自分で作成するのがおすすめ。
 例えば、以下のように問題を作る。
  • 進捗遅れの事後対策(7種類)
  • 進捗管理の主要ツール(3種類)
  • 進捗管理指標(8種類)
 これをみて上から順番に種類数だけ解答をつぶやけるかチェックする。つぶやけたら○をつける。つぶやけなかったら×をつけ暗記し直し。
 そして、○のついた項目は、その日は終了。
 ×のついた項目について、再び上から順番に解答をつぶやけるかチェックする。つぶやけたら○をつける。駄目なら×して、これを全部○が付くまでやる。するとその日に全部暗記できたら、すべての項目で最後が○になっているのがわかると思う。
 で、それを翌日も実施する。で、○が5つ連続で並んだら、それは5回(日)連続で一発でつぶやけたということで、その項目についての暗記は終了。×のついた項目に注視して暗記をくり返す。全部の項目で○が5つ並んだらすべて終了。
 もう一度最初からやり直せば完璧。ただ時間が経つと忘れるものもあるので、またテストが近くなったら暗記チェックしよう。
時間を計測する
 午後1問題は90分で4問の中から2問を解答する。解答を選択したり、チェックする時間を考えると、35分で1問ぐらい解くぐらいがちょうどいいと思う。午後1の問題を解くときは、かならずこの時間で行うこと。過去問題はもっと時間が短い計算になると思うけど、過去問も現試験にあわせて35分で練習するのがいいと思う。それは時間の使い方や感覚を覚え込ませるため。旧試験だと結構焦る。新試験だと時間的には割と余裕がある。なので、後者でやったほうが実際に近くなるのでいいと思う。
 で、問題を熟読する時間、解答する時間もその中で収まるように配分してやっていこう。
 必勝パターンを先に暗記しておけば、この実践形式での演習ができるけど、必勝パターンを知らないと、その必勝パターンを覚えるために午後1問題を消費してしまって、実際にはどんな感じの配分で解答すればいいかなどのシミュレーションがしにくくなってしまうと思う。なので、限られた問題を有効に活用するためにも、まずは必勝パターンを暗記した上で、午後1問題を解いたほうがいいと思う。もちろん個人的な感想。
問題は印刷する
 問題や解答は必ず印刷して、それで解答するようにしよう。両面印刷せず片面印刷だけだと、数百枚になるけど、印刷はしたほうがいい。PDF上だとみにくいし、実際に書き込みができない。論文は1枚の紙ペラだし、エディタで骨子を書くときには、そのほうがやりやすかったりするのでPDFでもいいと思うけど、午後1は紙をめくったりするのも結構時間的に異なるものなので、ちゃんと印刷するのがお勧め。
 解答用紙も印刷しておくと、実際の解答文字数をマス目に当てはめて検討できたりするし、まれにわかりにくい設問があって、解答用紙をみて初めて2種類の解答を求められていることがわかったりする場合もあるので、問題と解答は必ず印刷して解答しよう。
 解答する時は下の項のマーキングの方法に従ってチェックするとわかりやすいと思う。
過去問の取り組み方
 基本的には前述の通り、午前1、午前2の知識を確実にし、さらにみよちゃん本の暗記チェックリストをすべて暗記してから、本番に臨む感覚で解いていくのがいいと思う。
 しかし、仕事が忙しくて時間がとれない場合や、すでに一通り過去問を解き終わり2週目への突入を検討している場合には若干事情がかわってくる。午後1で60点以上を取得するのは「運」といわれることもある。そのため問題出題者がどのような意図や考えをもって問題を作り、受験者に解答させようとしているかという傾向を知ることも学習の一つとなる。従って、IPAが作る問題のクセがどのようなものであるのか、解答にたどりつくためのヒントがどのあたりに潜んでいる可能性が高いか、身をもって確認しておくことも午後1の対策となり得る。
 そのため、時間がない場合や、午後1演習の2周目を検討している場合は、まず設問と解答を見て、解答の手がかりとなるヒントが問題文のどこに隠されているかという観点で問題文を眺めてみるといいと思う。そうすると、さらに確実に傾向をつかめることができると思う。時間が無い人にとっては、対処療法的になるかもしれないが、問題を解いて終わるよりはマシだと思われる。
間違った問題の復習方法
 問題文には、様々な前提条件が記述されている。
 例えば現在のシステムが抱えている問題点、顕在化しそうなリスク、要求されている要件など様々あるが、それらを考慮して最もベストな解決法を導き出すことになる。
 間違った解答をしてしまった場合には、そもそもそのようなヒントとなるような記述に気がつくことができなかったり、ヒントとなる記述の選択ミスをしてしまったり、間違って判断してしまったということが多い。
 そこで間違った問題に対しては、自分はどうしてその解答を導きだしたのか、問題文にアンダーラインを引くなどしておく。そして正答となる解答は、どの問題文をヒントにすれば解答を導きだすことができたのか、その部分についてもアンダーラインを引いておこう。
 そして、それぞれどうして自分は間違った部分をヒントだと思ってしまったのか、なんで正答となるヒントを理解することができなかったのかを調べていくようにしよう。
 こうすることで、問題文の読み方や、ヒントを取捨選択する能力を高めることができる。
 午後1の解答のポイントは、決して問題を解こうとするのではなく、自分がプロマネになったと過程し、問題文に記述されているプロジェクトの優先的に考えなければならないことは何で、どこが問題で、それを修正するために何をすべきで、そして解決方法としてどのようなことが考えられるのか、まるでアドバイザーにでもなった気分で問題を読み、質問に対して答えていくようなイメージで解いていくといいと思う。

解答テクニックなどについて

午後1の解答テクニック
問題選択の方法
 オススメはしないけれど、検討してみるのもいいかもしれないという方法。
 基本的には問題文抜粋型(問題文中に解答があるタイプの問題)の設問のほうが、知識解答型(専門用語など問題文中には記述されていない知識を問う問題)、思考型(なぜそうなるのか考えを述べよ)という問題のほうが簡単であると考えることができる。なぜなら、問題文中から抜粋して要約するなどして解答を作ればいいだけだから。であれば、設問に問題文抜粋型が多ければ多いほど、問題文から抜粋すればいいので解答できる可能性が高くなるのではないか?というのが、この考え方。
 では、どのように問題文抜粋型だと見分けるかというと、一つは「設問」の文。例えば、設問で「なぜそのようにしたか。理由を3つ挙げよ」という内容であれば、問題文から抜粋しろという可能性が高い。逆に「どうしてそのような結論に至ったのか述べよ」という設問だと思考型の可能性が高い。そこで、設問を読みいかにも問題文から理由を抽出しなさいという設問が多い問題を選択するというのが一つの方法。
 もう一つは、解答文字数。よく言われているように、解答文字数が短ければ短いほど、問題文から該当する箇所を抜き出す問題である可能性が高いと言われている。逆に、文字数が多ければ多いほど、問題文全体から類推、推測して答えを導き出す思考型が多いと言われている。そこで、回答欄の文字数が少ないものを選択するといいのではないか?という考え方である。
 もし、どの問題を選択しようか迷ったときは、設問の問いかけ方や回答欄の文字数から検討してみるのもいいかもしれない。
 ※確実にそうだというわけではありません
問題文へのマーキングの方法
 みよちゃん本では、プロジェクトにとってプラスの文章にはアンダーラインを引いた上で欄外に○+(○の中に+のマーク)、マイナスの文章には○-、プロジェクトマネージャには○PMマークなどをつけるように推奨されていたけど、自分はそれをもう一歩進めたマーキングをお勧めしたいと思う。
 具体的なマーキングはこんな感じ。
  • 主人公となるプロジェクトマネージャの名前にアンダーラインをひいて○PM(○の中にPMの文字)のマーク
  • 前提条件となる文章に○前のマーク
  • 怪しい文章に○怪のマーク
  • 意味がよくわからない文章に○?のマーク
  • プロジェクトにとって明らかにプラスとなる文章に○+のマーク
  • プロジェクトにとって明らかにマイナスとなる文章に○-のマーク
 さらに、マークは以下の方針に従ってマーキングする。
  • プロジェクトにマイナスとなる文章には、右側の欄外に記述する 例:○-マーク
  • プロジェクトにプラスとなる文章には、左側の欄外に記述する 例:○+マーク
 どういうところにマーキングすればいいかは、午後1の問題を解いてみるとなんとなくわかってくる。で、怪しいと思ったらマーキングをする。具体的にはこんな感じ。
  • 主人公となるプロジェクトマネージャの名前にアンダーラインをひいて○PM(○の中にPMの文字)のマーク
    • これはプロジェクトマネージャは○○氏みたいにかいてあるから確実にマークする→文章の左側欄外
  • 前提条件となる文章に○前のマーク
    • 納期、コスト、仕様に関する前提条件。例えば顧客の都合で納期は絶対とか、レスポンス時間は1秒以内とかの前提条件→文章の右側欄外
  • 怪しい文章に○怪のマーク
    • 顧客企業の上位管理者が顔見知りでよろしくと言っているとか、担当者が繁忙とか、先に開発環境を構築とかいかにもなところ→文章の左側欄外
  • 意味がよくわからない文章に○?のマーク
    • ユーザからの指摘を受けていきなり変更してしまったとか、通常だったらあり得ない対応をしているところ→文章の右側欄外
  • プロジェクトにとって明らかにプラスとなる文章に○+のマーク
    • 経験豊富な要員を配置したとか、事情がかわったら再見積できる契約とかプロジェクトにとってプラスのところ→文章の左側欄外
  • プロジェクトにとって明らかにマイナスとなる文章に○-のマーク
    • 経験の少ない要員とか、新しい技術を採用したとかマイナスになる部分→文章の右側欄外
 という感じでマーキングをする。
 で、もしプロジェクトにとってプラスになる理由を探している場合には、左欄外のマークを探せばいい。マイナスになる理由を探している場合は右欄外のマークを探せばいい。これが右側と左側に別々に○マークをする理由。あまりにたくさんマーキングすると紛らわしいけど、プロジェクトにプラスになるアンダーラインへのマーキングへは左側、マイナスになるマーキングは右側にすることによって探しやすくなる。もちろん明らかにプラスになるかどうかはわからないので、その都度考える必要があるけれど、あくまで探す時間の短縮の一つになるということで、こういうマーキングをすると便利で、実際に役だった。
設問へもマーキングしよう
 忘れがちなのが設問へのマーキング。
 問題文も大事だけど設問も大事。設問に記述されている条件は問答無用に適用され、問題文からの選択範囲を大幅に削減できるからだ。
 例えば問題文に、「▼▼という施策を実施したとき、○○において、どんな問題が発生すると想像されるか」とあったとする。このとき▼▼という施策の実施で様々な問題が発生するけども、特に「○○において」はどんなことがあるか?と聞いていることになる。すると、▼▼を実施すると複数の問題が発生することが考えられるけど、その中で○○に限定したら答えは限られますよ?ということがわかり解答の幅がグッと狭まる。これを見落として、▼▼の施策の問題点ばかりを考えてしまうと絞りきれなくなって誤答してしまうことになる。
 え?そんなことあるの?と思うかもしれないけど、実際のテストとなると焦ったり、たの問題に予想以上に時間を消費したりして、その辺まで気が回らなくなることも多い。そんなときマーキングしてあると、解答に前提条件があることが目に入るので、意外と正答にすんなりと近づくことができるという寸法だ。特に焦った時ほど有効なので、設問がいまいちなにを言っているかわからない、答えの範囲が広すぎてどんな解答をすべきかわからないから、後で解答しようというときには積極的にマーキングしておこう。後にまわして残り時間が少なくなると余計に焦って見落としてしまうからだ。

関連ページ

参考書など

参考書の選び方
 結論としては、通称「みよちゃん本」と呼ばれる情報処理教科書 プロジェクトマネージャをお勧めしたいと思う。この参考書は非常に優秀でお得。理由は以下の通り。
  • PMBOKなどの知識、実践に関する知識が簡潔ではあるが箇条書きでまとめられている
  • プロジェクトマネジメントに関係する知識について重要なもは巻末に説明がある
  • 平成14年以降の午後1の問題、解説、解答例が網羅されている。午後1解答テクニックも詳しい。
  • 平成14年以降の午後2の問題、解説、論文例が網羅されている。論文テクニックも詳しい。
 このように過去問の解説や基本最低限の知識などが網羅されている。基本的にはこの本に記述されている内容+ネットで調べられる内容で合格できるし、論文例が網羅されてるから別途、論文対策の参考書も必要無い。
 ただしデメリットもある。
  • プロジェクトマネジメントに関する知識の詳細な解説が無い(概略的なものはある)
  • 実際の業務におけるケーススタディ集や、事後対策等の記述もほとんど無し
 なので午前2レベルの知識を深く学習したかったり、PMBOKの細かい説明が欲しい人は、それらを解説しているような参考書が別途必要になると思う。もし深いところを知りたいと思った場合には「PMBOKをどうやって実際の仕事に活かすのか」といったことを解説している事例集を購入したほうがいいと思う。これらは実際のプロジェクトにならって紹介されているので、論文対策にも利用できる。
 逆にPMBOKの入門本とかは、PMBOKの概略を示しただけでテスト対策として有用とは思えなかった。
2018年おすすめの参考書一覧
過去問の入手方法
 平成16年(2004年)以降の過去問と論文以外の解答は午前、午後ともIPAのサイトからダウンロードできる。従って、特に問題集等は買わなくてもいい。
 また、みよちゃん本情報処理教科書 プロジェクトマネージャを購入すると、翔泳社のサイトから平成14年以降の全論文問題、参考論文例、論文解説、午後1問題の解答解説が手に入る。そのためみよちゃん本を購入すれば、特に専用の論文実例集や午後1問題解説集などは購入しなくてもいい。

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  • テストの投稿 -- 名前 (2011-08-15 18:20:55)
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2017年12月24日 (日) 13時01分51秒
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