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岸辺露伴は動かない-雛見沢- 裏お茶会
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岸辺露伴は動かない-雛見沢- 裏お茶会
245 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:13:22.71 ID:lJaus7nk0
「・・・さて、まずは何の紅茶を淹れようか?
古今のありとあらゆる銘茶を披露しようぞ。」
古今のありとあらゆる銘茶を披露しようぞ。」
そう囁く、1人の女の声で露伴は目を覚ます。
露伴「なん・・・だ・・・?」
露伴は洋風の館のような場所の中に居た。
自分は、さっき9回目の能力を使い、昭和58年の世界を追い出された。
だから、目が覚めたとき、自分は元の2007年の雛見沢に戻されると思っていた。
自分は、さっき9回目の能力を使い、昭和58年の世界を追い出された。
だから、目が覚めたとき、自分は元の2007年の雛見沢に戻されると思っていた。
露伴の目の前に座る、ドレス姿の女が口を開いた。
251 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:15:40.88 ID:lJaus7nk0
「お初にお目にかかる。妾はベアトリーチェ。千年の魔女。
巷では黄金の魔女などと呼ばれておるが、そなたらの力には遠く及ばぬよ。
くっくっく・・・。」
露伴「・・・ベアト・・・リーチェ・・・?」
ベアト「うむ。親しいものは妾をベアトと呼ぶこともある。
ベアトでよい。そなたらは敬意を払うべき客人だからな。」
露伴「ここは、どこだ?」
ベアト「ここはそなたが元いた世界とベルンカステル卿の世界との狭間よ。
本来なら、そなたは既に元の世界に戻るはずなのだが、妾が茶会に招待させてもらった。」
露伴「ベルン・・・カステル・・・?」
ベアト「くっくっく、伝説の魔女ベルンカステル卿・・・。
その力の保障となる者が居たとは、恐れ入る。
メモ用紙を百畳めば月にも届こうとはよく言ったものよ。
百か、百一か、はたまた千を超えても届かぬか。それは誰にもわからぬ。
その保障を与えるとは、運命を書き換えるほどの凄まじき力よの。」
露伴「何の話だかまったくわからない・・・。」
ベアト「岸辺露伴と言ったか。そなたも運命を書き換える力を持つようだが、
そなたには見えぬのであろうな。そなたの横に座る。
伝説の魔女を超える存在に。」
巷では黄金の魔女などと呼ばれておるが、そなたらの力には遠く及ばぬよ。
くっくっく・・・。」
露伴「・・・ベアト・・・リーチェ・・・?」
ベアト「うむ。親しいものは妾をベアトと呼ぶこともある。
ベアトでよい。そなたらは敬意を払うべき客人だからな。」
露伴「ここは、どこだ?」
ベアト「ここはそなたが元いた世界とベルンカステル卿の世界との狭間よ。
本来なら、そなたは既に元の世界に戻るはずなのだが、妾が茶会に招待させてもらった。」
露伴「ベルン・・・カステル・・・?」
ベアト「くっくっく、伝説の魔女ベルンカステル卿・・・。
その力の保障となる者が居たとは、恐れ入る。
メモ用紙を百畳めば月にも届こうとはよく言ったものよ。
百か、百一か、はたまた千を超えても届かぬか。それは誰にもわからぬ。
その保障を与えるとは、運命を書き換えるほどの凄まじき力よの。」
露伴「何の話だかまったくわからない・・・。」
ベアト「岸辺露伴と言ったか。そなたも運命を書き換える力を持つようだが、
そなたには見えぬのであろうな。そなたの横に座る。
伝説の魔女を超える存在に。」
ベアトは露伴の横のソファーへ視線を向けている。
だが、露伴にはそのソファーには誰も座っていないようにしか見えなかった。
だが、露伴にはそのソファーには誰も座っていないようにしか見えなかった。
252 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:16:51.58 ID:lJaus7nk0
ベアト「くくく。そなたは自分が茶会に招待されていることにも気づいていないのであろうな。
そなたのことだぞ。そう、そなた。くっくっく・・・。」
露伴「おい、僕をここに呼んだ理由はなんだ。」
ベアト「なぁに、ひとつ挨拶をしようと思ってな。」
露伴「・・・。」
ベアト「くっくっく。今度妾のゲームに参加して頂きたいのだ。
退屈を愛さないベルンカステル卿を満足させねばならんのでのう。」
露伴「・・・。」
ベアト「くくく、わからずとも良い。良い。
どうせこの狭間の世界のことは覚えておらぬよ。
"六軒島"。そなたはこの単語だけを覚えておいてくれればよいのだ。」
露伴「・・・"六軒島"。」
ベアト「うむ。そなたなら、それだけで辿りつけよう。
また会えることを楽しみにしておるぞ、露伴。」
そなたのことだぞ。そう、そなた。くっくっく・・・。」
露伴「おい、僕をここに呼んだ理由はなんだ。」
ベアト「なぁに、ひとつ挨拶をしようと思ってな。」
露伴「・・・。」
ベアト「くっくっく。今度妾のゲームに参加して頂きたいのだ。
退屈を愛さないベルンカステル卿を満足させねばならんのでのう。」
露伴「・・・。」
ベアト「くくく、わからずとも良い。良い。
どうせこの狭間の世界のことは覚えておらぬよ。
"六軒島"。そなたはこの単語だけを覚えておいてくれればよいのだ。」
露伴「・・・"六軒島"。」
ベアト「うむ。そなたなら、それだけで辿りつけよう。
また会えることを楽しみにしておるぞ、露伴。」
ベアトはそう言って金色のパイプを咥えると、
その煙を深く吸い込み、露伴に向かって吹きかける。
そして煙が黄金に光ったかと思うと、露伴の体は消えていた。
その煙を深く吸い込み、露伴に向かって吹きかける。
そして煙が黄金に光ったかと思うと、露伴の体は消えていた。
255 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:17:26.45 ID:lJaus7nk0
256 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:18:06.73 ID:lJaus7nk0
あら、まだいたの?
そう、そこのあなたよ。
もうベアトも次の盤の準備に行ってしまったわよ。
もうベアトも次の盤の準備に行ってしまったわよ。
257 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:18:41.84 ID:lJaus7nk0
私?
あら、会うのは初めてじゃないと思うけれど。
私はベルンカステル。千年を生きる魔女よ。
あら、会うのは初めてじゃないと思うけれど。
私はベルンカステル。千年を生きる魔女よ。
なに?自分がなんでこんなところにいるかわからないって?
まだ気づいていなかったの?ふふふ、おばかさんね。
まだ気づいていなかったの?ふふふ、おばかさんね。
あなたが今まで見ていたのは、
"ひぐらしのなく頃に 岸戻し編"のカケラなのよ。
"岸辺露伴は動かない-雛見沢-"は大石や赤坂に露伴が送った漫画のことよ。
うん?スレタイと違う?何のことだかわからないわね。
"ひぐらしのなく頃に 岸戻し編"のカケラなのよ。
"岸辺露伴は動かない-雛見沢-"は大石や赤坂に露伴が送った漫画のことよ。
うん?スレタイと違う?何のことだかわからないわね。
258 名前: ◆rp2eoCmTnc [] 投稿日:2008/03/30(日) 00:19:29.21 ID:lJaus7nk0
せっかくだから、私からもお礼を言わせてもらうわ。
このカケラを見てくれて、ありがとう。
このカケラを見てくれて、ありがとう。
このカケラは私には見ることができないのよ。記憶を消されているから。
でも、あなたがこのカケラを見る様子を見るだけで、十分楽しめたわ。
ふふふ、あなたの様子を見ているだけで退屈しなかったわよ。
でも、あなたがこのカケラを見る様子を見るだけで、十分楽しめたわ。
ふふふ、あなたの様子を見ているだけで退屈しなかったわよ。
え?岸戻しと既視戻しをかけてるんだろうって?
そう、正解。既に視える状態から戻す、つまり見えなくなってしまっているカケラね。
それと、古手梨花が川を渡りきるための中洲。
皆殺し編でやっとたどり着ける、真犯人が山狗や鷹野であるという中洲。
そこから岸に戻されるという意味もあるわね。
そう、正解。既に視える状態から戻す、つまり見えなくなってしまっているカケラね。
それと、古手梨花が川を渡りきるための中洲。
皆殺し編でやっとたどり着ける、真犯人が山狗や鷹野であるという中洲。
そこから岸に戻されるという意味もあるわね。
まぁ、言葉遊びはこの辺にしときましょう。
そろそろ本当にお別れよ。
そろそろ本当にお別れよ。
またあなたが、私には見えないカケラを見つけてくれるのを楽しみにしてるわ。
それじゃあ、またね。
それじゃあ、またね。