ナナ・テスカトリ

肉質

部位 切断 怯み値
40 0 7 7 30 25
33 0 3 3 20 15
20 0 0 0 15 10
背中 20 0 0 0 15 10
前脚 25 0 3 3 15 10
後脚 30 0 3 3 15 10
55 0 7 7 25 20
45 0 3 3 20 15

攻略

MHP2Gから10年越しにはるばる登場、アプデで追加されたテオの嫁。別名「炎妃龍(えんきりゅう)」。炎王龍たるテオ・テスカトルの妃として堂々の君臨である。
以前はソロ専用モンスターだったが今作はマルチで挑めるようになった。

久々の登場でテンションが上がっているのか殺意が凄く高い。旦那は攻撃しない限り、こちらを一瞥するだけでなにもしてこないのに対し、こちらは近寄るどころか視界に入っただけで即咆哮→即戦闘へ移行する。テオより強い鬼嫁と専らの噂。

姿形こそ夫であるテオに似ているが、攻撃のコンセプトは大幅に異なる。あちらは爆破粉塵を撒いてくるのに対し、こちらは地面の炎によるスリップダメージと、頻繁に風圧を発生させることが特徴。
肉質も頭には弱点特効が乗らず、翼のみが弱点と近接泣かせ。挙げ句の果てには風圧で燃え上がる炎を初めガード強化を積まないとガード出来ない攻撃が多く、うざい強い要素のオンパレード。

また、通常種であろうと閃光弾を撃っても怯むだけで、撃墜できない。それどころか閃光を撃つと降りてきた直後必ず炎をチャージし、カウンターのヘルフレアを高確率で出してくる。初見だと「飛んだから閃光撃ったらカウンターで死んだ」となること必至。

以上の点からかなり凶悪なモンスターに仕上がっており、初見で「テオの色違い」程度の認識で挑むと、あっという間にこんがり焼かれる事だろう。

ガンスには砲撃があるため肉質を無視しやすいのはメリットだが、砲撃についている火属性により設置炎を燃え上がらせてしまう。
ジレンマだが機動力の無いガンスで避けつつ戦うのは無謀なため武器の回復カスタムを駆使し、
スリップより回復する気合で攻撃を続けるべし。

ヴァルハザクのスリップダメージと異なり、ナナのスリップは熱ダメージ由来のため、体力そのものが減るのではなく、緑ゲージが減り赤ゲージがどんどん増えていく仕様。そのため、赤ゲージ分をすべて回復するアステラジャーキーが非常に噛み合う。
アステラジャーキーが何より優れているのは、秘薬と異なりスキル「広域化」の対象となること。納刀の遅いガンランスがナナ戦でヒーラーを務めることはあまりないが、ヒーラー役はアステラジャーキーをこまめに食べる癖をつけると俄然楽になる。特にヘルフレアの最中は輝くことだろう。

ダメージがきついと感じる場合は、鑑定武器のページでも紹介している「金色の銃槍・王」や「金色の銃槍・爆鱗」を使用し、砲撃オンリーで回復カスタムの力でゴリ押しというのもアリ。というかそれが一番楽で早い気がする。
また頭のダウンは部位破壊時のみで、基本的に後脚への攻撃でダウンする。弱点ではないため見落とされがちだが、テオより体を回転させる攻撃が多いため後ろ足自体は狙いやすい。砲撃主体で攻めよう。

また夫婦だから当たり前なのだが、古龍の中で唯一、テオとナナは縄張り争いをせず協力行動をとる。
例えばナナが撒いた地上の青い炎をテオが引火させるような行動を取ったり、片方を殴っているともう片方が画面外から突撃してきたりする。レウスとレイアは殴り合う?知りませんね……

極めつけに、互いの炎纏い状態が最大限まで高まると「炎王龍との絆」「炎妃龍との絆」と画面に表示され、二匹が空中で円を描くように飛行した後、互いの最大技であるスーパーノヴァ・ヘルフレアを合わせ技として放ってくる。
閃光等で阻止することはできず、当然ながら半端ではないダメージであるため、画面の表示が出たら直ぐに逃げること。

アプデで実装された彼女も他の例に漏れず歴戦王個体が出現。新モーションこそないものの順当にすべてが強化され、ヘルフレアは対策なしでは瞬く間に蒸発する。

彼女のクエストでは歴戦王テオも同時に出現し、上述した協力する仕様もそのまま。
つまり噛み合わせが悪いと、嫁を殴られてキレたテオとナナ(しかも両方歴戦王)を同時に相手取るという地獄のような展開が待ち受けている。
だがモドリ玉を使って一回キャンプに戻ると、旦那はあっさり帰っていく。使わなくても、攻撃してこず殴られているナナを尻目にいつも通り悠然と歩き、そのまま立ち去ったりすることもある。
嫁は旦那が殴られてると気づくのに、薄情な旦那である。

古龍の中でもかなり狩りづらいモンスターの一角だが、彼女の素材から作れるエンプレス防具は、α、β、γ全てが優秀。シリーズスキルも二部位で「スタミナ上限突破」、そして四部位では近接武器垂涎のスキル「心眼/弾導強化」と嬉しい。特にガンランスにとっては、頭β(回避距離up Lv2)と腰γ(回避性能Lv2 体力増強Lv2)にお世話になる機会が多い。
その他の部位も、フルチャージ・耳栓・整備・広域化など火力・生存・サポートがバランスよく組み合わされた防具となっており、現環境で主力を張れる装備となっている。是非すべての部位の防具を持っておきたい。

また武器についても、ナナ・テスカトリの素材の武器と、ナナ+ネルギガンテ、ナナ+ゼノ・ジーヴァの武器の三種類が、実装に合わせすべての武器種において追加された。実装当時としては他に例のない、「武器自体にシリーズスキルが付与」されており、スキルビルドの幅が大きく広がる。
ガンランスではエンプレスハウルがそれに該当し、例外なく優秀な性能を有している。
ある意味一番優遇されている古龍と言えるだろうか。


攻撃パターンと対処法

猫パンチ

前を小突く。それなりに出が早く、下記のチャージ中に正面から殴るとこの技で殴り返される。
これ自体は痛い技ではないが、吹っ飛ばされ距離をとられる。対策を取っていないとここから風圧でハメ殺されたりするため油断ならない。

回転引っ掻き

猫パンチと似ているが半回転ほど回るため範囲が広がっている。

突進

テオと同じモーションで突進し、注意点もテオと同じ。
ナナのほうが小柄なため気持ち避けやすいか。

炎設置

炎系を攻撃を受けると燃え上がる火種を設置する。
ナナの前方に帯状に設置するタイプと翼で仰ぎながら側面に設置するタイプがある。
この行動にダメージは無いが風圧(大)がついており、かつ広範囲に設置されるため大変厄介。

尻尾振り

尻尾をふりつつ炎を設置する。
少し溜めて一回凪ぐパターンとテオと同じく二回振るパターンがある。
両方ともテオと違い根本でも食らうため注意。

炎点火

上記二つの行動により設置された青い炎は、ナナの炎系統の攻撃で点火され、火炎が吹き上がる。この火炎がガード強化をつけていないとガードできないという初見殺し仕様で、ガード強化・風圧耐性いずれも積んでいない状態だと、「風圧で煽られる→炎で吹っ飛ぶ→風圧をガードしても炎はガードできない→また吹っ飛ぶ……」と、瞬く間にこんがり肉の完成である。
ナナのうざさ強さを体現した要素であり、如何に炎の場所に立たずに攻撃できるか、如何にガードできるかが試される。

火炎放射

口から火炎を吐く。
自身の胸の下辺りから前方へ吐くパターン、身を傾けながら薙ぎ払うように吐くパターン、滞空中に一回転しながら吐くパターンが存在する。
特に前方へ吐くものは出がかなり早いため食らいやすい。立ち位置を考えながら狩猟すべし。

チャージ

動きを止め、自身の体に青い炎をチャージする。このチャージ中に馬鹿正直に殴ると、怯まないどころかカウンター気味に高確率で殴り返される。また最大までチャージさせてしまうと、最大技のヘルフレアに派生する。
ハジケ結晶を当てるか、大ダメージを与えることでチャージを中断させることができるため、ガンランスにとっては竜撃砲チャンス。回りに気を付けてぶちかまそう。

ヘルフレア

最大技。最大まで青い炎がチャージされると出してくる。
咆哮をした後回転しながら飛び上がり、着地と同時に風圧で拘束しつつ超広範囲に炎を設置しながら強烈なスリップダメージゾーンを発生させる。繰り出した後は、チャージ段階がリセットされる。
ハンターは一切リアクションを取らないがダメージを受け続ける特殊な技。
ガードしてても体力は普通に持って行かれるためとっとと納刀してジャーキーや秘薬を食った方が良い。
吹き飛ばされた場合は立ち上がるまでダメージを食らわないためなるべくディレイをかけよう。
なお金王や金爆に回カス3積みかつ回復量アップ等をつけていると攻撃を当て続ければ実は耐えられる。耐熱の装衣があればなお確実だろう。

なおスリンガー閃光弾を撃つと、怯むものの撃墜はできず、更には高確率でこのヘルフレアをカウンターで出してくる初見殺し仕様。
意志疎通の取れるパーティであれば、敢えて閃光を撃つことでヘルフレアを誘発させ、安全な場所まで待避し、チャージをリセットさせる、という技も可能。
ただし誰か一人でも分かっていないと高確率でその人が死ぬため、注意すべし。
最終更新:2019年07月25日 17:47