色は匂えど散りぬるを 世は黄昏常ならん
初の奥山境超えて 悪しき夢見し酔いもせず…
裏戸の神は
直進を願い、常世の蟲は
円環を祈る
両儀の矛盾は併呑され、螺旋描いて太極廻す…
次回、ミッドヴィリームfrontier第二十六話『九蔵』
所詮この世は綱渡り。
虚空と
虚無との綱引き遊び。
ハワイ諸島・ホノルルの位置に存在する街で、
コチーヤ十一助統領の一人
ヒエアレハ9世の拠点で、元々は独立国家ハワイ王国の王都。
国の名産は引き抜けばそのまま筆になる枝を生やす『ペンソーツリー』と、裏地がそのまま紙として使える葉を茂らせる『ページグラス』。いずれも品種改良によりできた代物で、現在はインクとして使える果汁を蓄えた実を付ける『ボクジュウシボリノキ』を開発している。
国全体で文学・製本・印刷に力を入れており、小国ではあるがアカデミーが存在。
ミラクルアースの歴史についてまとめた歴史書を編纂している。
代替わりを行う
奇跡獣士であるヒエアレハ大王は一代につき一回、巻物の中になにかを封印することができ、王宮の地下には歴代の大王が封印したものが収められた巻物が文字通り秘蔵されている。
最終更新:2023年12月31日 22:59