"樹を登り切った猿はどこへ向かう?"
技術の発展は、しばしば一本の樹に例えられる。一つの技術の枝が生え、その枝からまた別の枝が分かれ、ある時は繋がり、樹は拡がっていく
猿だった人類は火を使うことを覚え、道具を造り使うことを覚え、文字を得て記録を伝えることを覚えた
打製石器、占星術、火打石、象形文字、青銅器、天文学、黒色火薬、羅針盤、結晶鋼、遺伝子工学、熱核融合、超光速航法…
止まらぬ旅路の果てはどこへ向かう。
技術の大樹を登り切った頂の景色を観て、到達者はなにを想う
次回、ミッドヴィリームfrontier第30話『連理』
登り切った猿は枝を降りるのか?それとも宙の月へと手を伸ばすのか?
コチーヤ中部にある、三日月湖に隣接する工業都市
市長でありこの街を牛耳る大企業ニトリル・モーターズの社長でもある発明家、
カーパス・アクタ・ニトリソンの意向によって、国中から機械の扱いに長けた
奇跡獣士たちが集められ、
奨励金目当てに切磋琢磨している。
元
ナノケイオスの
ファルアイ・ドクタックの故郷でもある。
なお、研究の副産物として爆発や暴走機械は日常茶飯事。
作中では、
デクスプレスの修理のためこの街を訪れるが…
最終更新:2023年10月26日 23:15