スキュテス

【元ネタ】ギリシャ神話、『歴史』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】スキュテス
【性別】男性
【身長・体重】270cm・365kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:B
 理性を代償としてパラメータを上昇させる。理性の大半を奪われる。
 例外的に制御が可能ではあるものの、素の精神性が生前よりも母の側に寄っている。
 制御中は理性が存在し、落ち着いて会話もできるが、その在り方は人というより怪物の物になっている。

【固有スキル】
巨獣なる始祖:A
 獣母エキドナと大英雄ヘラクレスの血を引く勇猛な戦士であり、父より与えられた試練を乗り越え、スキタイ人の始祖となったバーサーカーの在り方がスキルとなったもの。
 勇猛・怪力に低ランクのカリスマを含む複合スキル。
 その勇姿は味方に勇気を与え、敵の士気を挫く。

神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 死後、神に至った大英雄ヘラクレスと怪物の母エキドナの息子である。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

千里疾走:A+
 愛馬と共に在ることでもたらされるスキル。長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。
 また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
 スキタイの祖と言われたバーサーカーにはこのランクが相応しいだろう。

戦闘機動:A
 騎乗状態での戦闘に習熟している。
 騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナス。騎乗していない状態での戦闘力が減少するというデメリットが存在する。

【宝具】
『聖火籠めし黄金の盃(ハギオンパイロ・クリュソス・ポテール)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 スキタイの王を選定する黄金の器物。
 その正体は父ヘラクレスが残した金の盃に、スキタイに於いて主神とされる炉の女神ヘスティアの加護が注がれたもの。
 盃そのものが小型の炉心、工廠となっており、真名解放により内部に収められたヘスティア・クリロノミア───権能の極小集合体が混ざった流体の黄金を素材とした、ありとあらゆる武装を生産して活用可能。
 作成された全ての武装はAランクの魔力放出(炎)を機能として備えるが、ヘスティア・クリロノミアにより武器そのものに膨大な魔力が供給されるため、燃費を気にせず使用出来る。
 しかし、王の資格を持たぬ者が手にしようとすると燃え上がるという機能を有するため、基本的にバーサーカー以外は装備出来ない。

『弓技・射殺す百頭(ナインライブス・スコローティ)』
ランク:A 種別:絶技宝具 レンジ:- 最大捕捉:自身
 流派射殺す百頭、弓術奥義継承者。
 三兄弟の中で唯一、父の構えを完璧に模倣し、そして我が物とした戦闘術理。
 弓技限定で『射殺す百頭』を再現可能。
 第一宝具と組み合わせる事で、燃え盛る黄金の矢による9連撃で敵陣を焼き尽くす事も可能。

【Weapon】
『無銘・名馬』
 今回バーサーカーと共に召喚された彼の愛馬。
 宝具ではないものの、怪物的身体能力を持つバーサーカーを満足させる名馬である。

【解説】
 ヘラクレスと蛇女(エキドナ)の間に生まれた三つ子の一人であり、スキュティアの王。スキタイの祖。

 かつてヘラクレスはゲーリュオーンの牛を追いながら、当時は無人であったスキュティアの地にやって来た。
 そこで酷寒に見舞われ、ヘラクレスはライオンの皮を引被って眠ってしまった。
 するとその間に草を食べていた馬がいなくなってしまったため、ヘラクレスは目を覚ますなり馬を探しまわった末、ヒュライアという土地にやってきた。

 ヘラクレスはこの地の洞窟で上半身は娘の姿で、下半身が蛇の姿である怪物と遭遇する。
 初めは驚いたものの、その蛇女に迷った馬を見なかったかとたずねてみた。
 すると蛇女は馬は私の許にあるが、私と交わってくれぬかぎり馬を返さんと言う。
 ヘラクレスは渋々了承し、しばらく同棲したあと馬を返してもらった。

 しかし蛇女の腹には3人の子供が身ごもられており、蛇女はヘラクレスにこの子供をどうするか訊ねた。
 ヘラクレスは弓と腰帯を使って自分の示した仕草をした者をこの地に住まわせ、できなかった者を追放せよと蛇女に伝え、
 実際に弓を引き、腰帯の締め方を示した後、弓と金の盃のついた腰帯を渡して去っていった。

 やがて3人の子供が成人になると、蛇女はヘラクレスに言われた通り、例の儀式を行った。
 長男のアガテュルソス、次男のゲロノスはヘラクレスが示した仕草をできずに国を放逐されたが、
 三男のスキュテスは見事ヘラクレスが示した仕草ができたので、国に留まり、王になることができた。
 以後、スキュテスの子孫が代々王となり、スキティア人は帯に盃をつけるようになった。
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最終更新:2023年11月01日 23:32