【元ネタ】フランスもの(カロリング物語群)
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】ユオン・ド・ボルドー
【性別】男性
【身長・体重】174cm・67kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C+ 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
加えて
矛盾信仰スキルと合わさることで一時的に効果が大幅に増幅されるが、効果がリセットされると減衰する。
【固有スキル】
贖罪の試練:C
主君の子を殺めた咎の許しを得るため、アサシンが挑んだ試練の行程がスキルとして昇華されたもの。
特定対象の殺害を命じられ、対象と相対した場合、ステータスを二つ選択しワンランク向上させ、
特定物品の入手を命じられた場合、目的物やそれに必要な道具の入手に際して、スキル"
コレクター"に近しい補正を得る。
矛盾信仰:A
一つの宗教観と一つの愛に殉じた事を示す、『
信仰の加護』が変異した特殊スキル。
本人が教徒だと主張する事で短期間だけ、特定の宗教観に由来する魔術の抵抗力や判定に有利な補正を得る。
教徒として相応しくない行動をした途端、効果はリセットされ抵抗力の低下や判定への不利な補正が降り掛かる。
魔力放出(光):A-
聖人・聖女・聖騎士にのみ許される亜種魔力放出。
妖精王
オベロンが認め、自らの息子が討たれたと知らぬとはいえ一度は
聖騎士帝さえも賞賛したアサシンは
その魔力の輝きに相応しい聖騎士としての精神を持ち合わせる。
光の魔力放出は悪属性に対しアドバンテージを有し、善悪を判別する『現のうたげ』と掛け合わせることにより、
自らが討つべき悪徳を見極め、これを撃破する力となる。
燦然たる武威、ジュワーズの如く。たとえ巨人を相手取ることになろうともアサシンは決して惑わない。
ただし矛盾信仰スキルにより聖騎士として相応しくない行動をした場合、ランクが低下する。
【宝具】
『昏のさなり(コー・グッドフェロー)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
妖精王オベロンから授けられた、象牙で出来た魔法の笛。
笛そのものがオベロンの力の一端を有し、穏やかに吹くと、その音色を聞いた人を踊らせる事ができるという。
奏でた音色によって自軍パーティに精神高揚、現実逃避による戦意向上をもたらす。
強く鳴らすことにより妖精王オベロンからの直接的な支援を受けられるが、
過去に一度、恥ずべき行いをしてしまったアサシンでは妖精王は呼び出せないため、基本的に使用することが出来ない。
『現のうたげ(ハナップ・グラムサイト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
妖精王オベロンから授けられた、善良な人間が手に取れば中からワインや食料が湧き出すという魔法のカップ。
半永久的食糧自給能力を持ち、人一人分であれば常に飢えとは無縁となる。
だが、その真価は善良な人間を見極めるという探知機能にあり、カップ自体が
妖精眼を有する一種の独立した妖精であるともいえる。
これにより、アサシンは「眼前のモノが障害となるか」を判別するが、何をもって善良とするかはアサシンではなくカップ自体の裁量となる。
【解説】
シャルルマーニュの息子を殺害してしまい、難題を押し付けられた人物。
元々ギエンヌ公爵の息子で幼い頃に父を亡くしていたため、母の領地であるボルドーで生活していた。
ところが、シャルルマーニュの息子シャルロとその奸臣が、ユオンとその弟を殺害してギエンヌを奪おうと計画し、弟に怪我を負わせた。
そこで、ユオンは相手がシャルルマーニュの息子と知らずにシャルロを殺してしまう。
事件のことを知ったシャルルマーニュはむしろユオンの行為を賞賛したが、殺されたのが息子だと知って激怒し、ユオンを殺そうとする。
ユオンの叔父らのとりなしもあって、ユオンは「スルタンの宮廷に行き、スルタンの食事中に姿を見せ、その近くにいる最も身分のある賓客を殺せ。
そして、スルタンの娘に3度キスをしろ。さらに、貢物としてスルタンのあごひげ一掴みと、歯を4本持って来れ」という条件と引き換えに許されることになった。
旅の途中、ユオンは妖精王オベロンに出会い「象牙でできた魔法の笛」と「魔法のカップ」を与えられた。
オベロンの助けもあって、旅はかなり順調に進んでいた。しかし、ユオンは夢で見たスルタンの娘の美しさに恋をしてしまう。
そのため、スルタンの宮殿で「イスラム教徒なら入ってもよい」と言われたとき、つい信者と偽って入場してしまう。
後悔したユオンは第2の門で自分がキリスト教徒だと名乗りなおして先に進んだが、
一度でもユオンがキリスト教徒として恥ずべき行いをしたため、その直後に危機に陥ったユオンが角笛を吹いてもオベロンは助けに現れず、ユオンは監禁されてしまった。
しかし監禁中のユオンは、やはり夢でユオンを見て惚れこんでしまっていたスルタンの娘を説得し、キリスト教徒に改宗させることに成功した。
さらに愛し合う2人は、一緒に逃亡することにも成功した。
この時点で果たしていない条件は、スルタンの歯とあごひげの入手であったが、運良くスルタンが死んでしまったため、
ユオンらは死体から歯とひげを採取すると、美しい花嫁とともに帰国するのであった。
最終更新:2024年04月02日 11:05