意味
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リリーフを2回に跨って投げさせる継投の事。3回以上を跨ぐ様なロングリリーフはここでの意味と異なる。
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ヤクルトリリーフ投手陣では禁断の作戦とされている。
概要
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通常リリーフの回跨ぎとは先発投手が何らかの理由で序盤で降板した時(大量失点・故障の発生・危険球退場等)やリリーフ投手陣の駒不足が生じている場合に必要とされる一手であるが、ヤクルトの場合高確率で失敗する可能性が高い。
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特にこの問題が注目され始めたのは11年シーズンであり、絶対的な守護神である林昌勇を別とすると松岡・押本・バーネット・増渕・橋本・松井光等いずれも先発を経験した一見回跨ぎに適している陣容に見えるが、その殆どが不安感を持たれている。延長戦の都合上、林昌勇を回跨ぎさせる状況も出てくる場合もあるが、これも余り好ましくない物として見られている。
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これらのリリーフが1イニング目を三者三振・三者凡退に抑える様な完璧なピッチングを披露しても、次のイニングでまだマウンドに立っていた場合、実況板では不穏な空気が流れる。
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他球団のリリーフが回跨ぎを当然の様に成功させた際は「何故向こうはこうも簡単に成功するのか?」と半ば自虐的なレスをされる事もある。
成功例
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11年6月14日の西武戦、先発の山岸が3回5失点と炎上。その後を受けた増渕・松岡が2回ずつ、更にバーネット・押本が1回ずつ、延長戦からの林昌勇が2イニングを無安打に抑える。3回の時点で0対5とリードされていた展開から小刻みに点を返し、1点差の9回裏2死ランナー無しから走者を貯めて田中浩のタイムリーで同点。11回裏に田中浩のサヨナラ犠牲フライで敗色濃厚のチームを救った会心の試合を作ったりもしている。
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最終更新:2011年06月16日 03:50