リッサウイルス
リッサウイルス | |
学名 |
Lyssavirus リッサウイルス |
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科 |
Rhabdoviridae ラブドウイルス科 |
ラブドウイルス科の一属。
人獣共通感染症を引き起こすRNAウイルスで、ヒトを含めたすべての哺乳類が感染します。
狂犬病ウイルス(Rabies virus)が引き起こす感染症は「狂犬病」と呼び、その他のウイルスが引き起こす感染症は「リッサウイルス感染症」と呼びます。
現在7つの遺伝子型が見つかっていて、リッサウイルス感染症のウイルスでは、オーストラリアコウモリリッサウイルス(Australian bat lyssavirus)が有名です。
ウイルスに感染した動物に噛まれたり、傷口や粘膜を舐められたりすることで、ヒトに伝染します。
発熱や不安感、恐水症状などがみられ、発症するとほぼ死に至る感染症です。
現在も確立した治療法は見つかっていません。
しかし、ワクチン接種による予防が可能なので、日本では飼い犬や家畜に狂犬病ワクチンの予防接種が義務付けられています。
リッサウイルス感染症についても狂犬病とほぼ同じ症状がみられ、確立した治療法が見つかっていません。
こちらはコウモリに噛まれて発症する事が多いため、コウモリに対する注意が必要です。
Charactor History
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初登場 - 第58話 フランスへ (5巻)
飛行機で世界に運ばれる菌やウイルスの紹介に登場しました。