第28話 ここに地果て海が始まる。
あらすじ
雨が降るある日の朝、美里と川浜は沢木と及川に代返を頼んでバイトの面接に行くようだ。
研究室のテラスで武藤を出迎えた長谷川さんは、出しっ放しにされたバケツと水拭き雑巾を見つける。
そのバケツの中では、雑巾の上で井戸端会議をしていたカビ達(第17話で武藤に掃除されたカビ達のようだ)のところへ、空からクロストリジウム軍団が降って来て、ボツリヌス3兄弟が降りて来た。
彼らを交えて過去の事や自分達の事を話していると、今度は合成有機化学物が降って来た。そして、ヒトと環境汚染についてなにやら難しい話が始まった。しかし、そこで武藤がバケツを片付け、菌達は水と共に外へ出られたようだ。
人間世界へ戻り、沢木と及川も研究室にやって来た。そして、樹先生もやって来た‥が、知り合いの女の子に付き合って美容整形に行ったらしく、ボトックス注射をしてツルツルのプリンになっていた。
登場キャラクター
セリフ集
「菌を嫌ったり頼りにしたりどうしようもないな人間ってのは」 -菌
「あんたが代返?あいつら本当に友達いないのね」 -長谷川遥
トリビア
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タイトルの『ここに地果て海が始まる』というフレーズはポルトガルの詩人・ルイス・デ・カモンイス(Luís de Camões)による有名な愛国的叙事詩『ウズ・ルジアダス(Os Lusíadas=ルジターニアの人々)』の一節。
原文は『Onde a terra se acaba e o mar começa』。
大航海時代のヴァスコ・ダ・ガマを詠った詩で、ユーラシア大陸最西端・ポルトガルのロカ岬にある石碑にも刻まれています。Eis aqui, quase cume da cabeça
De Europa toda, o Reino Lusitano,
Onde a terra se acaba e o mar começa,
E onde Febo repousa no Oceano.
Este quis o Céu justo que floresça
Nas armas contra o torpe Mauritano,
Deitando-o de si fora, e lá na ardente
África estar quieto o não consente.
- ウズ・ルジアダス 第3章 20(Os Lusíadas Canto III XX)-
感想
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プチ整形後の先生を見た4人の反応が面白いです。 -- 管理人