トラワレビト ◆gqRrL0OhYE
月の光が映る広大な海。
その光が良く見える砂浜には2人の人影があった。
その光が良く見える砂浜には2人の人影があった。
1人はごく普通の高校生の少年。
もう1人は月の光の様にキレイな金髪の幼女であった。
彼女は少年とこのゲーム、2つのトラワレビトとなっている。
だがその表情は絶望には屈していなかった。
彼女は少年とこのゲーム、2つのトラワレビトとなっている。
だがその表情は絶望には屈していなかった。
「お前様これからどうするのじゃ?」
僕は目が覚めて忍に血を吸わせていたので吸血鬼の力が普段より高くなっている。
その為暗い今も周りは普通に見えている。
その為暗い今も周りは普通に見えている。
「わかってんだろ忍。決心した通り僕はこのゲームには乗らない」
今までに見た人間の死は3人。
ギロチンカッターにあの2人組。
僕はまた目の前の人間の死を助ける事が出来なかった。
それが僕は悔しくて堪らない。
そして主催側の人間にはそれをわからせたい。
ギロチンカッターにあの2人組。
僕はまた目の前の人間の死を助ける事が出来なかった。
それが僕は悔しくて堪らない。
そして主催側の人間にはそれをわからせたい。
八九寺との別れを通し僕自身、『命』の価値観がどのくらいかを知った。
絶対にこのゲームを終わらせる。
「そうか。まぁお前様ならそう言うとわかっておったがの」
ニヤリと笑う忍。
それからしばらく無言になっていたが、忍が何かを思い出したかの様な声を出した。
「ところでなんで儂らはこんな砂浜で大の字になって寝ておるんじゃ?」
「……」
「……」
あっ、多分シリアスパートの終わりが見えた……。
「僕は一度誰かとこういう風に寝てみたかったんだ。青春みたいだろ」
「なんでその誰かが儂なんじゃ!ツンデレ娘や猫委員長とでもやればよかろう!」
「戦場ヶ原も羽川もやってくれるわけないだろっ!」
「じゃあ他の奴に頼めば良いじゃろ」
「僕は人望が少ないから無理だ!」
「なんで偉そうなんじゃ」
「なんでその誰かが儂なんじゃ!ツンデレ娘や猫委員長とでもやればよかろう!」
「戦場ヶ原も羽川もやってくれるわけないだろっ!」
「じゃあ他の奴に頼めば良いじゃろ」
「僕は人望が少ないから無理だ!」
「なんで偉そうなんじゃ」
というかシリアスパートを終わらせたのは僕の責任だった。
「まず何をするにしても背負い袋じゃ。その中身を確認せい」
「そういえばそんな物があったな」
「そういえばそんな物があったな」
背負い袋を開けると地図、名簿、筆記具、ライトを中から取り出した。
多分これはみんなに配られているのだろう。
多分これはみんなに配られているのだろう。
「他の物も出すのじゃ」
「わかった」
「わかった」
僕が奥の深い背負い袋に手を突っ込み、何かを手に取った。
「何かすごい物出ろよ」
中から現れた物は何かがぐちゃぐちゃに壊された物でなんらかの金属の材料だった。
それに、何かのメッセージが付いていた。
それに、何かのメッセージが付いていた。
『これは阿々良木暦の壊されたマウンテンバイクです。これを本人に見せて凹ませよう!』
謎のメッセージが付けられてあった……。
謎のメッセージが付けられてあった……。
一枚目の紙を下に落とし、それに重なっていた二枚目の紙を読む。
『失礼。誤字でした』
「人の神経逆撫でしてんのか!?」
「人の神経逆撫でしてんのか!?」
これを読んで思いついた人物はもちろん八九寺である。
泣きたくなってきた……。
泣きたくなってきた……。
「他にも何かあるな」
「お前様……。よくバカにされても支給品を取ろうと考えるな」
「僕はよくバカにされた人物と付き合っている人間だぜ?」
「お前様……。よくバカにされても支給品を取ろうと考えるな」
「僕はよくバカにされた人物と付き合っている人間だぜ?」
次はさっきのマウンテンバイクなどの金属とは別の触り心地のする物を手に握り、引っ張り出す。
「なんじゃ、つまらんな」
「え?結構かわいいじゃん。とあう反応を普通は僕よりお前の方がするべきだろ。性別的にも、高校生と幼女の見た目からしても」
「え?結構かわいいじゃん。とあう反応を普通は僕よりお前の方がするべきだろ。性別的にも、高校生と幼女の見た目からしても」
中から大きな大きなぬいぐるみが出てきた。
なかなかかわいいのだが忍の評価は今の通り。
また付いていたメッセージを読む。
なかなかかわいいのだが忍の評価は今の通り。
また付いていたメッセージを読む。
『チーズくんのぬいぐるみだよ。C.C.からいつも抱かれているピザ屋の景品でもらえます』
「C.C.って誰だよ!?男だったら気持ち悪いぞ」
「また二枚目があるぞ」
「また二枚目があるぞ」
忍から言われてまた一枚目の紙を下に落とし、重ねられていた二枚目を読む。
『これがC.C.だよ~』
写真がコピーされていた。
そのコピーには長い髪のキレイで不思議系な見た目の少女が映っていた。
そのコピーには長い髪のキレイで不思議系な見た目の少女が映っていた。
「僕もチーズくんになりたい!抱かれたい!」
「……とことん堕ちていくのお前様」
「……とことん堕ちていくのお前様」
なんてまたふざけた支給品であった。
もうちょっと真面目になれないのかと僕は問いたい。
もうちょっと真面目になれないのかと僕は問いたい。
「くそっ、今度は仮面ライダーの様に変身出来る物が欲しい」
「そうそうそんな物ないじゃろ。大体もう吸血鬼じゃろ」
「普通の人間にお前の噛み痕を付けたくらいしか見た目は変わらないじゃないかよ。僕は見た目重視だ」
「そうそうそんな物ないじゃろ。大体もう吸血鬼じゃろ」
「普通の人間にお前の噛み痕を付けたくらいしか見た目は変わらないじゃないかよ。僕は見た目重視だ」
また背負い袋に手を突っ込み何かを掴んだ。
「これは!?」
「……ドン引きじゃの」
「……ドン引きじゃの」
誰の物かわからないパンツが姿を現した。うひょー、パンツだよパンツ。
忍の視線が痛いぜ。
忍の視線が痛いぜ。
「あれ?なんかまたメッセージがあるぞ」
ついさっき酷い目にあったのだが懲りずにそのメッセージを読んでみる。
『これはただのパンツではない。マスク・ド・パンツのマスクのパンツだ!これで君もプロレスラーに変身だ!』
このメッセージをさっきの八雲紫が書いたのか疑問である。
このメッセージをさっきの八雲紫が書いたのか疑問である。
「良かったなお前様。仮面ライダーではないがマスク・ド・パンツじゃ」
「嬉しくないよこんな物。ただの変質者だよ。それにマスク・ド・パンツのマスクのパンツってもうパンツなのかマスクなのかわかんねーよ!」
「嬉しくないよこんな物。ただの変質者だよ。それにマスク・ド・パンツのマスクのパンツってもうパンツなのかマスクなのかわかんねーよ!」
ろくじゃない物ばかり出てきてそろそろ僕もキレそうだ。
「もう、何か身を護れる武器でも出て来い!」
僕は掴んだ物を引っ張り出す。
多分感触的にこれが最後らしい。
多分感触的にこれが最後らしい。
「は……?」
ついさっき目が覚めてすぐに忍から血を吸ってもらい吸血鬼の能力を上げていなかったら持ち上げられなかった物であろう。
メッセージには物騒な名前の武器が書かれていた。
メッセージには物騒な名前の武器が書かれていた。
『対怪物戦闘用13mn拳銃ジャッカル』
「物騒過ぎるわ!」
「悪趣味じゃな」
「悪趣味じゃな」
壊れたマウンテンバイク、パンツときて急にこんなガチな武器が出ようとは。
「どうするんじゃこの拳銃?お前様は持てるみたいじゃが……」
「一応この拳銃は僕が武器として使う。忍は心もとないかもしれないけど僕の壊れたマウンテンバイクの金属部品を持っていろ。もしそれが無くなっても、他のマウンテンバイクの壊れた部品はまだいっぱいあるから」
「まぁこんな必要のない物とっておいても仕方ないものな」
「一応この拳銃は僕が武器として使う。忍は心もとないかもしれないけど僕の壊れたマウンテンバイクの金属部品を持っていろ。もしそれが無くなっても、他のマウンテンバイクの壊れた部品はまだいっぱいあるから」
「まぁこんな必要のない物とっておいても仕方ないものな」
本当は壊れた物といってもあまりこういう事はしたくないのだが……。
目くらましくらいなら使えるだろう。
目くらましくらいなら使えるだろう。
「安っぽいけど文句言うなよ」
「お前様、これ安っぽくない?」
「人の話聞いてたかお前!?」
「お前様、これ安っぽくない?」
「人の話聞いてたかお前!?」
忍の右手には違和感なく、シュールにマウンテンバイクの一部品が握られていた。
チャンバラをする幼女みたいだな。
それを口に出したら害を悪くしてしまうだろうか。
チャンバラをする幼女みたいだな。
それを口に出したら害を悪くしてしまうだろうか。
――ところで忍や僕って死ぬのか?
ふとそんな疑問が浮かぶ。
ふとそんな疑問が浮かぶ。
忍や僕って不死能力があるから死なないんじゃないか?
そう思うのに何故かこのゲームからは、不吉な何かを感じずにはいられなかった。
「しかし今一度確認じゃ。お前様はなるべく戦わないんじゃろ」
「あぁ、もしこのゲームから抜け出したとしても牢獄でまずい飯なんかを食べる生活なんか送りたくもないぜ。火憐ちゃんにも月火ちゃんにも会えなくなるし」
「なんで殺す事より殺したあとの心配をしておるんじゃ。しかも儂やツンデレ娘より妹達の方が大事かよ」
「嘘に決まってんだろ、そんな事。あと妹達もみんなと同じくらい大事だから、みんなと会えないのが嫌だよ!」
「あぁ、もしこのゲームから抜け出したとしても牢獄でまずい飯なんかを食べる生活なんか送りたくもないぜ。火憐ちゃんにも月火ちゃんにも会えなくなるし」
「なんで殺す事より殺したあとの心配をしておるんじゃ。しかも儂やツンデレ娘より妹達の方が大事かよ」
「嘘に決まってんだろ、そんな事。あと妹達もみんなと同じくらい大事だから、みんなと会えないのが嫌だよ!」
いつもの様に忍とアホな話をしていたせいかさっきより落ち着いている自分が居た。
こんなにも信頼出来る奴が居るのは心強いものなんだな。
忍の横顔を見てそう思った。
こんなにも信頼出来る奴が居るのは心強いものなんだな。
忍の横顔を見てそう思った。
「お前は参加者達と戦うのか?」
「儂は今までたくさんの人間を捕食して来た。男、女、子供、お年寄り。未だに全員の顔が思い出せるぞ」
「まったく答えになっていないじゃないか。……ところであまり聞きたくないが約600年で何人くらい捕食してきた?」
「覚えてるわけないじゃろが!」
「え……?じゃあさっきの嘘かよ……」
「儂は今までたくさんの人間を捕食して来た。男、女、子供、お年寄り。未だに全員の顔が思い出せるぞ」
「まったく答えになっていないじゃないか。……ところであまり聞きたくないが約600年で何人くらい捕食してきた?」
「覚えてるわけないじゃろが!」
「え……?じゃあさっきの嘘かよ……」
忍は慌てて「と、ともかく」と話を戻す。
説教してやりたかったが今は忍の話に合わせよう。
説教してやりたかったが今は忍の話に合わせよう。
「ゲームに乗らないのはわかったがせめて命くらいは護れお前様。正当防衛の時には殺すまではしなくとも気絶ぐらいまでなら許されるじゃろ。それに儂にかかればお前なんか簡単に護れるわい」
「わかった……。それで良い」
「わかった……。それで良い」
背負い袋を持ち上げ、身長の低い忍に目線を向ける。
「忍、こんなゲームなんか終わらせて無事に平和な元の世界帰るぞ忍」
戦場ヶ原、羽川、神原、千石、火憐ちゃん、月火ちゃんの居る日常へ帰る為、
僕達は決意の一歩を踏み出す。
僕達は決意の一歩を踏み出す。
「ちょっと待てお前様、なんで砂浜に居て目の前に海があるのに遊ばんのじゃ」
「せっかく話をキレイにまとめたのにそんなくだらない事で呼び止めるな。それに遊んでヘラヘラいられる様な状況でもないのはわかってるだろ」
「……今まで遊んでヘラヘラしていた様にしか見えんがの」
「せっかく話をキレイにまとめたのにそんなくだらない事で呼び止めるな。それに遊んでヘラヘラいられる様な状況でもないのはわかってるだろ」
「……今まで遊んでヘラヘラしていた様にしか見えんがの」
忍の動きが活発になる深夜で海に居る時などないからか、今の忍は生き生きしていた。
【Fー4/砂浜/1日目ー深夜】
【主:阿良々木暦@物語シリーズ】
[主従]:忍野忍@物語シリーズ
[状態]:健康(現在吸血鬼の力が高まっております)
[装備]:対怪物戦闘用13mn拳銃ジャッカル(残弾30)@HELLSING、背負い袋(基本支給品)、壊れたマウンテンバイク(一部)@物語シリーズ、マスク・ド・パンツのマスク
[方針/行動]
基本方針:ゲームを終わらせて島から脱出し元の日常に戻る。 忍と行動を取る。
1:なるべく戦わない。襲ってくる人間が居ても極力殺さない。
[備考]
参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
【主:阿良々木暦@物語シリーズ】
[主従]:忍野忍@物語シリーズ
[状態]:健康(現在吸血鬼の力が高まっております)
[装備]:対怪物戦闘用13mn拳銃ジャッカル(残弾30)@HELLSING、背負い袋(基本支給品)、壊れたマウンテンバイク(一部)@物語シリーズ、マスク・ド・パンツのマスク
[方針/行動]
基本方針:ゲームを終わらせて島から脱出し元の日常に戻る。 忍と行動を取る。
1:なるべく戦わない。襲ってくる人間が居ても極力殺さない。
[備考]
参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
【従:忍野忍@物語シリーズ】
[主従]:阿良々木暦@物語シリーズ
[状態]:健康
[装備]:壊れたマウンテンバイク(一部)@物語シリーズ
[方針/行動]
基本方針:暦と行動を取る。
1:暦を護る。
[備考]
参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
[主従]:阿良々木暦@物語シリーズ
[状態]:健康
[装備]:壊れたマウンテンバイク(一部)@物語シリーズ
[方針/行動]
基本方針:暦と行動を取る。
1:暦を護る。
[備考]
参戦時期は鬼物語終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
【対怪物戦闘用13mn拳銃ジャッカル@HELLSING】
純銀マケドニウム加工水銀弾頭弾殻マーベルス化学薬筒NNA9の13mm炸裂徹綱弾を用いる超大型拳銃。
下手な対物ライフルより重く、普通の人間が撃てる物ではない。
純銀マケドニウム加工水銀弾頭弾殻マーベルス化学薬筒NNA9の13mm炸裂徹綱弾を用いる超大型拳銃。
下手な対物ライフルより重く、普通の人間が撃てる物ではない。
【壊れた阿良々木暦のマウンテンバイク@物語シリーズ】
阿良々木暦の所持していた物で、通学用は別にある。
レイニーデビルの乗り移った神原駿河に大破された。
阿良々木暦の所持していた物で、通学用は別にある。
レイニーデビルの乗り移った神原駿河に大破された。
【チーズくんのぬいぐるみ@コードギアス反逆のルルーシュ】
C.C.お気に入りのピザ屋の景品。黄色くて大きなぬいぐるみ。
C.C.お気に入りのピザ屋の景品。黄色くて大きなぬいぐるみ。
【マスク・ド・パンツのマスク@そらのおとしもの】
マスク・ド・パンツ(桜井智樹)がお祭り時に被っていた女子用の白いパンツ。
マスク・ド・パンツ(桜井智樹)がお祭り時に被っていた女子用の白いパンツ。
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