そして1人しかいなくなった ◆gqRrL0OhYE
ボガーン。
そんな静かそうな真夜中の島に似合わない破壊音が2人に聞こえたのは。
そんな静かそうな真夜中の島に似合わない破壊音が2人に聞こえたのは。
「な、何があったんだ……」
「ひ、酷い……」
「これは血のにおい。しかもついさっき亡くなったばかりの新しい血だ」
「これは血のにおい。しかもついさっき亡くなったばかりの新しい血だ」
2人の視界に人が映り、その場に現れた時にはすべてが終わったあとであった。
木の破片がバラバラと崩れている。
壊された金属の塊の様な部品散らばっている。
そしてその隣には人らしき者の血が飛び散り、腹の中身らしき臓器も原型なくこびりついている。
壊された金属の塊の様な部品散らばっている。
そしてその隣には人らしき者の血が飛び散り、腹の中身らしき臓器も原型なくこびりついている。
そこにショックを受けた様に立ち尽くしている優人と同じ年くらいの少年。
服には血が若干こびりついて模様の一部になっている。
服には血が若干こびりついて模様の一部になっている。
「なぁ君、大丈夫なのか?」
「若殿良いのか、この者が襲いかかってくるかもしれないのだぞ?」
「うん、彼は多分襲ってくる様な人じゃないよ。何かあったんだ」
「若殿良いのか、この者が襲いかかってくるかもしれないのだぞ?」
「うん、彼は多分襲ってくる様な人じゃないよ。何かあったんだ」
優人は目の前の少年へ疑いなく話しかける。
「俺は天河優人で、彼女は野井原緋鞠。君は?」
「お、俺は桜井智樹だ」
「お、俺は桜井智樹だ」
智樹と名乗る少年は気が気で入られない表情。
やはり智樹が何かショックを受ける出来事がこの場には起きていたらしい。
やはり智樹が何かショックを受ける出来事がこの場には起きていたらしい。
「イカロスが暴走を始めたんだ」
「イカロス……?」
「それは確か私でも聞いた事がある。日本が打ち上げた技術実証機だな」
「……それは多分主人でも従者でもないよ」
「イカロス……?」
「それは確か私でも聞いた事がある。日本が打ち上げた技術実証機だな」
「……それは多分主人でも従者でもないよ」
素で言う緋鞠に優人は愛想笑いをしながら智樹の話を耳に傾ける。
「俺の……従者になるのかな?未確認生物なんだけど」
「未確認生物!?」
「未確認生物!?」
智樹の言う事にもっとわけがわからなくなる2人。
だが緋鞠も妖である故、2人共落ち着いていられた。
もしかしたら智樹は自分と緋鞠と同じ様な出会いをイカロスさんと果たしているのかもしれないと思い至る。
だが緋鞠も妖である故、2人共落ち着いていられた。
もしかしたら智樹は自分と緋鞠と同じ様な出会いをイカロスさんと果たしているのかもしれないと思い至る。
「今からさっき起きた事を話すよ」
智樹は思い出しながらさっきの出来事の惨劇を語り始めた。
※ ※ ※ ※ ※
「どうするよイカロス?」
俺はあの時イカロスが暴走を始めるとは想像すらしていなかった。
「マスターを護ります」
イカロスならそう言う事はわかっていた。
いつだってイカロスは俺の命令を聞いては失敗をして俺がそはらチョップの犠牲になる。
ただ今回だけはそれだけでは済まされないのだ。
いつだってイカロスは俺の命令を聞いては失敗をして俺がそはらチョップの犠牲になる。
ただ今回だけはそれだけでは済まされないのだ。
「その背負い袋を開けましょう」
「……そうだな」
「……そうだな」
実は智樹は背負い袋を開けるのは乗り気ではなかった。
智樹はわざわざ殺し合いをさせる人間に武器以外の物を支給する意味がないと考えているからだ。
それなら武器をベルトなどに引っ掛けるだけで済む話だからだ。
つまりこれ自体が罠で爆発を起こしたりするという考えもあった。
智樹はわざわざ殺し合いをさせる人間に武器以外の物を支給する意味がないと考えているからだ。
それなら武器をベルトなどに引っ掛けるだけで済む話だからだ。
つまりこれ自体が罠で爆発を起こしたりするという考えもあった。
「どうしたんですかマスター?」
「な、なんでもない」
「な、なんでもない」
少々深く考え過ぎていたかもしれない。
イカロスは何事もなかった様にしている。
「中の物取り出します」
「う、うん」
イカロスは何事もなかった様にしている。
「中の物取り出します」
「う、うん」
大丈夫なのだろうか?
この中の支給品を見たら自分は日常から遠ざかる気がしてならなかった。
この中の支給品を見たら自分は日常から遠ざかる気がしてならなかった。
でももう2人は死んだ以上、この事は受け入れるべき真実としてこのバトルロワイアルで数日は生きていかなければならない。
「サングラスです」
「サングラス?」
「サングラス?」
興味を持ったイカロスはそれをかけている。
サングラスは少し怖いというより、オシャレな感じがする。
サングラスは少し怖いというより、オシャレな感じがする。
「どうですかマスター?」
「いや、似合わないな」
「そうですか」
「いや、似合わないな」
「そうですか」
残念そうにサングラスを外すイカロス。
最近人間らしくなってきたイカロスの仕草がこの場で見れて智樹は顔が赤くなる。
最近どうもイカロスに対してこんな調子になる。
最近人間らしくなってきたイカロスの仕草がこの場で見れて智樹は顔が赤くなる。
最近どうもイカロスに対してこんな調子になる。
「こんなのもありました」
イカロスは白いフワフワした物を背負い袋から出す。
「羊?」
「スイカみたいです」
「スイカみたいです」
イカロスはスイカの様に気に入ったのか羊のぬいぐるみを撫でていた。
だがスイカよりはシュールで女の子らしくて智樹も自然と笑っていた。
だがスイカよりはシュールで女の子らしくて智樹も自然と笑っていた。
「なっ!?」
「……」
「……」
中からはパイナップルの様な物、いやこれは映画などで見る手榴弾だ。
それがゴロゴロと何個も入っている。
それがゴロゴロと何個も入っている。
「こんな物が何個も……。マスターを殺せる武器……。私達以外にも38人……。マスター、マスター、マスター、マスター、マスター」
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター。
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター、
マスター、マスター、マスター、マスター。
呟くイカロスに智樹はぞっとした。
両翼を全開に赤い瞳の「空の女王(ウラヌス・クイーン)」になっていた。
しかも最初の頃の感情がなくなった様に。
そしてくるりと木へ目を向けるイカロス。
両翼を全開に赤い瞳の「空の女王(ウラヌス・クイーン)」になっていた。
しかも最初の頃の感情がなくなった様に。
そしてくるりと木へ目を向けるイカロス。
「金属反応と生体反応があります。武器は使用不能」
といつもの兵器は出さずに手榴弾を5個ほど取り出し、目を向けた視線の先の木に向けてピンを外しそのまま投げつける。
「なっ!?」
木の影からは外国人の男と金ピカのロボットが現れてあたふた慌てだす。
なんと智樹は気付いていなかったが木には最初からルーク・スカイウォーカーとCー3POが隠れていたのだ。
普通なら気付いていたかもしれないが深夜という条件が智樹にとっての不幸であった。
普通なら気付いていたかもしれないが深夜という条件が智樹にとっての不幸であった。
ボガーン。
優人と緋鞠が駆けつける原因となった爆発音が辺りに鳴り響く。
手榴弾5発を一度の爆発音は智樹も聞いた事がなかった。
手榴弾5発を一度の爆発音は智樹も聞いた事がなかった。
「私はマスターを護ります。待っていてください」
「待て、イカロス」
イカロスは振り返らず、俺が走っても間に合わない速度で未確認生物は立ち去った。
あのイカロスは俺が知るついさっきのイカロスと同じだというのか……?
残ったのは人間とロボットの壊された残骸と、俺だけだった。
※ ※ ※ ※ ※
「そ、そんな事が……」
優人と緋鞠が歩いて協力出来る人を探しているあいだにこんな事が起きていた事に驚いていた。
「頼む優人、緋鞠。俺と協力してイカロスを止めてくれ!俺は人が死ぬのは嫌だ」
智樹は優人と緋鞠に土下座した。
優人と緋鞠の答えは決まっていた。
戦うつもりのない2人としても智樹とは協力をしたかった。
戦うつもりのない2人としても智樹とは協力をしたかった。
「うん、俺もイカロスさんを止めるよ」
「若殿が言うから仕方なく協力するんだからな」
「ありがとう2人共」
「それと黒い服があったなら着替えなよ」
「そうだな」
「若殿が言うから仕方なく協力するんだからな」
「ありがとう2人共」
「それと黒い服があったなら着替えなよ」
「そうだな」
自分の大事な親友でもあり家族でもある未確認生物のイカロスを正気に戻す為智樹は決意を固める。
そして智樹と一緒に惨劇を眺めていた羊のぬいぐるみを拾い上げ、イカロスにこれを渡す使命を決める。
【Dー5/路上/1日目ー深夜】
【主:天河優人@おまもりひまり】
[主従]:野井原緋鞠@おまもりひまり
[状態]:健康
[装備]:不明、背負い袋(基本支給品)、不明支給品×3
[方針/行動]
基本方針:緋鞠と智樹と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
[備考]
参戦時期はクリスマスの事件終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
【主:天河優人@おまもりひまり】
[主従]:野井原緋鞠@おまもりひまり
[状態]:健康
[装備]:不明、背負い袋(基本支給品)、不明支給品×3
[方針/行動]
基本方針:緋鞠と智樹と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
[備考]
参戦時期はクリスマスの事件終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
【従:野井原緋鞠@おまもりひまり】
[主従]:天河優人@おまもりひまり
[状態]:健康
[装備]:なし
[方針/行動]
基本方針:若殿と智樹と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
2:若殿に手は出させない。
[備考]
参戦時期はクリスマスの事件終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
[主従]:天河優人@おまもりひまり
[状態]:健康
[装備]:なし
[方針/行動]
基本方針:若殿と智樹と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
2:若殿に手は出させない。
[備考]
参戦時期はクリスマスの事件終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
【主:桜井智樹@そらのおとしもの】
[主従]:イカロス@そらのおとしもの
[状態]:健康、心に大きな傷
[装備]:手榴弾(残り45個)@現実、背負い袋(基本支給品)、明夏羽のサングラス@おまもりひまり、羊のぬいぐるみ@まよチキ! 、黒の騎士団の制服@コードギアス反逆のルルーシュ
[方針/行動]
基本方針:優人と緋鞠と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
2:イカロス……。
[備考]
参戦時期はカオス戦(1回目)終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
[主従]:イカロス@そらのおとしもの
[状態]:健康、心に大きな傷
[装備]:手榴弾(残り45個)@現実、背負い袋(基本支給品)、明夏羽のサングラス@おまもりひまり、羊のぬいぐるみ@まよチキ! 、黒の騎士団の制服@コードギアス反逆のルルーシュ
[方針/行動]
基本方針:優人と緋鞠と協力しイカロスを止める。
1:殺し合いには乗らない。
2:イカロス……。
[備考]
参戦時期はカオス戦(1回目)終了後です。それ以降の時系列の出来事はまだ知りません。
【従:イカロス@そらのおとしもの】
[主従]:桜井智樹@そらのおとしもの
[状態]:健康(現在『空の女王』になっており身体能力が上がっています)
[装備]:なし
[方針/行動]
基本方針:マスター以外の全参加者の皆殺し。
1:マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター。
[備考]
参戦時期はカオス戦(1回目)終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
どこに向かったのかは次の書き手に任せます。
空中飛行と殺戮兵器は制限、バカ力は制限されていません。
[主従]:桜井智樹@そらのおとしもの
[状態]:健康(現在『空の女王』になっており身体能力が上がっています)
[装備]:なし
[方針/行動]
基本方針:マスター以外の全参加者の皆殺し。
1:マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター、マスター。
[備考]
参戦時期はカオス戦(1回目)終了後です。それ以降の出来事はまだ知りません。
どこに向かったのかは次の書き手に任せます。
空中飛行と殺戮兵器は制限、バカ力は制限されていません。
【ルーク・スカイ・ウォーカー@スターウォーズ……死亡】
【Cー3PO@スターウォーズ……死亡】
【Cー3PO@スターウォーズ……死亡】
背負い袋はDー5に放置されています
【明夏羽のサングラス@おまもりひまり】
明夏羽が再登場した際に付けていた普通のサングラス。わずか数ページで外され行方不明に。
明夏羽が再登場した際に付けていた普通のサングラス。わずか数ページで外され行方不明に。
【羊のぬいぐるみ@まよチキ!】
近衛スバルの大好きな羊のぬいぐるみ。白いフワフワのあれ。
近衛スバルの大好きな羊のぬいぐるみ。白いフワフワのあれ。
【黒の騎士団の制服@コードギアス反逆のルルーシュ 】
ゼロ(ルルーシュ)が黒の騎士団に配った黒い制服。
智樹に支給されたのは男用。
ゼロ(ルルーシュ)が黒の騎士団に配った黒い制服。
智樹に支給されたのは男用。
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| 桜井智樹 | ||
| イカロス | 次:悲しみの翼 | |
| ルーク・スカイ・ウォーカー | 死亡 | |
| Cー3PO | 死亡 |