d1

湿地から徐々に海に。近代的なビルが建つ都市が水没している。
マップ中央付近には高層ビル群が存在する。ポータルボス戦では、海が凍った。
キースは初回のポータルボス戦は撤退した。
撤退後の再進入時も海が凍ったままで、ポータルボス戦で溢れ出たモンスターが大量に徘徊していた。
地蔵菩薩が言うには、仮初めのエーリューズニルと同種のあと3箇所を巡る必要があるようだ。
中継ポータル4箇所(その他仮初めの黄泉,仮初めのコキュートス,仮初めのエリュシオン)を開放後は、全くモンスターの姿は無く、地蔵菩薩の居た空中庭園に10人の人影があり十王の審問が始まる。
高層ビル群は、ポータルボス戦の爆撃で火の海となった。
エリアポータル開放後はコール・モンスターセンス・マジックも通じないまま冥界マップのありとあらゆるモンスターが出現するようになった。
高層ビルのエレベーターは壊れておらず、空中庭園に赴くと新たなイベントが発生した。
最終的にはd2への転移点となった。
後続組のd2への転移条件は、948話掲示板情報によると人によって相手が異なる模様。
イベント戦闘を経て、d2へ至る資格を得るようだ。

+ 主な出現モンスター
 主な出現モンスター
   ・日中(冥府マップにおける夜間)

   ・夜間(冥府マップにおける昼間)
   ポータルボス戦後
   アークデーモン
   デモンズアポストル
   デーモンロード・バロン
   デーモンロード・バロネス
   デーモンロード・ヴァイカウント
   デーモンロード・ヴァイカウンテス
   アックスヘッドドラゴン
   インサニティドラゴン
   ケイオスドラゴン
   スワンプドラゴン
   ストームドラゴン
   ミストラルドラゴン
   ハーモニクスドラゴン
   計都星
   羅喉星
   他化自在天
   無間夜叉王
   陰竜王
   摩呼洛伽王
   乾闥婆王
   緊那羅王
   迦楼羅王
   ヘルの化身
   ロキの化身
   ヘルヘイムヒーロー
   ヘルガーディアン
   ヘルスナイパー
   ヘルシャーマン
   エリニュスの化身
   ハルピュイア
   カライスの化身
   ゼテスの化身
   アルゴナウタイの従者
   天逆毎之化身
   天魔雄神之化身
   八十禍津日神之化身

 エリアポータル名:万魔殿跡地

 エリアポータルイベントNPC
 地蔵菩薩


+ ポータルボス戦(撤退)開始・終了インフォ
 ・開始インフォ
 『人、であるな?』
 『ここもまた歪みの行き着く場所。人が来るような場所ではない。去るべきであるのだがのう』
 『備えよ。私が消えると同時に来るであろうよ』
 『汝が如き人を蝕む者達が来る』
 『そんな者であっても我は救わねばならぬ』
 『そして汝を救うには我はそう大きな力にはなれぬ』
 『歪みの行き着く果て。その1つである』
 『魔が集う場所でもある。逃げるなら今じゃ!』
 ・2度目インフォ
 『またしてもお主であるか』
 『ここがどのような場所であるのか、理解しておるのか?』
 「いえ、良く分かってません」
 『理解出来ておらぬとは。困った奴め』
 『分かり易く言えば地獄じゃろうな。但し魔が集い歪みを生じるだけの場所でしかない』
 『正確に言えば違うがな。かつては万魔殿と名が在ったようだが変質を重ねて今や原型を留めておらぬ』
 『汝がここまで辿って来た場所もまた地獄のようなものじゃな』
 それにしては地蔵菩薩様は平然としているようですけど。
 「これ(人魂)に触れたらどうなります?」
 『次の歪みが噴出するであろうな。それがどのような形を成すのかは分からぬ』
 「では歪みって何です?」
 『歪みは文字通り、歪みでしかない。だがそれは混沌に非ず。唯の変化でしかない』
 「変化?」
 『そう。だが恣意的に急速な変化を助長させ、歪みをより増幅させておる者がいる』
 「それは誰でしょう?魔神とか?」
 『違うであろうな。相克の輪を違える者など神仏にも出来ぬよ』
 『汝が如き人が奴等と戦うのは無謀に過ぎる。去るが良い』
 「でもここがこうなった責任は私にもあると思ういますが」
 『然り。だが己を偽るのは感心出来ぬ』
 「え?」
 『戦いの中に身を置きたいだけであろう』
 ギクリ。
 実はその通りです。
 全部漏れなく、経験値にしたいのですが。
 何かいい手段がありませんかね?
 『業深き者よ。汝が如き者の在りようもまた歪みの発露であるのだろうな』
 「は?」
 『聞け。この地は歪みが集う中心でもある。ならば魔は何処からここへ来るかな?』
 『ここより西にある仮初めの地は解放されておるようだ』
 オレがそれとなく人魂に近寄ろうとしてたんだが。
 お地蔵様に阻止される。
 クソッ!
 隙が無い。
 『残るは3つ。さすれば汝にはこれに触れる資格が備わるであろう』
 『これ以上、ここにいてはならぬ。去れ』
 ・終了インフォ


 中継ポータル4箇所解放後
 エリアポータルイベントNPC
 秦広王
 初江王
 宋帝王
 五官王
 閻魔王(この世界でも地蔵菩薩と同一人物かは不明)
 変成王
 泰山王
 平等王
 都市王
 五道転輪王

+ 十王の審問インフォ
『人、であるな?』
『亡者に非ず』
『間違いなくそうであろうな』
『宜しい。中央に来るがいい』
「これから、何を?」
『簡単な審問に過ぎぬ。そう緊張せずとも良い』
 話しかけて来たのは既に見知っている秦広王だ。
 厳しいその姿は閻魔様に通じるものがある。
 ここから見える閻魔王を小さくしたかのようだ。
 いや、閻魔王が秦広王を大きくしたような姿であるのか?
『殺生は言うに及ばず。しかも殺生を楽しむような所があるようだ』
『盗みはしておらぬようだが』
『邪淫に及ぶ事も無し』
『心にも無い嘘は多いようだが軽微であろう』
『修羅道に転生すべきであろうな』
『地獄であれば等活、だが戦いに臨む姿勢は清廉ですらあり声聞に値しよう』
『永遠に戦う事を望むように思えるがの』
『我等でも見通せぬ所もあるが、今は良いであろう』
『長い道程を経て得るものもあろう』
『そう、長い道程になる』
 お互いに何かを確認している
『魔は既に集っている。だがそれは良い』
『既に歪みも生じておる』
『看過出来ぬ。だが我等の介入は許されておらぬ』
『審判、そして救済への道があるのみ』
『武威を以って鎮めるのは我等の役目ではない。そうしたくはあるがな』
『汝の選択に委ねよう』
『ここより先に進む事を願うのであれば、挑め』
『平穏を望むのであれば、立ち去るだけで良い』
『己の心に問え』
『これもまた審判』
『これもまた救済』
『そして時は動き出すであろう』
 いきなり目の前にいた人影が全て消えた。


+ ポータルボス戦開始・終了インフォ
 ・開始インフォ
 《最も厄介な敵はどこにいる?》
 《汝の中にこそいる》
 《最も頼るべき味方はどこにいる?》
 《汝の中にこそいる》
 《最も忌むべきは何か?》
 《やはり汝の中にこそいる》
 《そしてここに汝が求め、我等が忌む世界が開かれる》
 ・終了インフォ
 《汝の世界を見るがいい》
 《そして汝自身を見るがいい》
 《新たな世界は既に汝と共にあるやも知れぬ》

 エリアポータル開放者:キース( 778話)

 エリアポータル開放後イベントNPC
 ベルゼブブ
 サタナキア
 アガリアレプト
 カーリー
 マトリカス
 馬頭観音
 キュベレー

+ エリアポータル開放後イベントインフォ
 ・イベントインフォ
『歪みを正す時が来たか?』
『そうではあるまい。混乱の始まりであるやも知れぬ』
『世界に変化は常にあった。これからも変化を続けるであろう』
『だがそれは急激であってはならぬと思わぬか?』
『その一方で緩慢な変化では間に合わぬかも知れぬ』
『破壊と創造の時は近い』
『それを加速せんとする者がいる』
『それを防ごうとする者もいる』
『人の中にある歪みは?』
『残るであろう』
『人の中に祈りもまた残るであろう』
『どう転ぶか、我等の知る所ではない』
 そこにいる全員の目が、オレに集中する。
『歪みは新たな万魔殿となって形を成しつつある』
『我等はそこに君臨する』
『我は救済するであろう』
『我は諭す事になるでしょうね』
『我等は断罪するのみである』
『各々、成すべき事は異なるがそれもまた世界の有り様』
『新たな世界を見たくばその道標は残そう』
『だが心せよ』
『そこは汝にとっての楽園にも地獄にもなり得るであろう』
 悪魔3名の姿が徐々に薄れて行く。
 そして消えてしまった。
 カーリーを始めとした女神様達も消えて行く。
 そして馬頭観音様も。
 最後に残ったのは女神様のキュベレー。
 オレに微笑を残して、やはり消えてしまう。
 空中庭園の中央に塚が残されてます。
 真っ白で表面はキラキラと輝いている。
 その塚の上に人魂。
 ・開始インフォ
 塚は触ってみると奇妙な感触がある。
 塩を固めたかのような代物だった。
 そして塚は突如生じた風によって散らされてしまう。
 残ったのは、人魂だ。
《万魔は集う》
《そして歌は響く》
《牢獄より放たれた事を祝って》
《加護を失った事を嘆いて》
《人よ、汝はいずれであるのか?》
《その真実の姿を見せるがいい》
 こうしてd2マップへと跳ばされる。


 初出: 734話

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最終更新:2016年08月25日 09:46