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『小さき者よ、聞け』
『猶予はない』 クラウドドラゴンを制するようにルチルドラゴンの頭部もこっちに寄って来ていた。 『我等が眷族、このか弱きドラゴンは喰うのに早い獲物で腹を満たしてしまった』 『屠るのは容易いが相克故に出来ぬ』 『修正もまた至難』 『汝等に功罪あり』 『我等にはまた明らかな罪あり』 『修正の道は唯一つ』 『汝には詫びねばなるまい』 『それは祝福にして罰』 『これは呪いにして福音』 『かつて我が友が通りし道』 『我が眷族の集う地を巡るのも良いだろう』 『知恵もまた肝要』 クラウドドラゴンが、動く。 その翼を大きく広げると浮くように夜空へ。 前脚に掴んでいるのはドラゴンパピーだ。 『これは誓約。我等が人に示す唯一の道』 「一体、何でしょう?」 『小さき者よ。我が友には問うなかれ。その罪は我のみが背負うべきものなり』 『いずれ知るであろう』 ルチルドラゴンの頭上に小さな光の玉。 半透明だ。 その中にあのドラゴンが収められているようだが。 徐々に、小さくなっていく。 そして半透明だった玉が楕円形に形状を変化させながら、鉛色に変じていく。 もう中身を見る事が出来ない。 『これこそ魔竜。まだ小さくか弱き者だが魔竜へと変じ始めし存在』 『まだ確定ではない。だが望みはあろう』 光の玉はもはや別の存在になっている。 それは卵だ。 ドラゴンの、卵。 『汝の進む先に祝福あれ』 |