南京安全区トウ案(徐淑希編)
※この文書は日中戦争史資料集9・南京事件ⅡのP162によるものである。また、トウ案の「トウ」は「キへんに富」である。
南京安全区トウ案
徐淑希(哲学博士・外交部臨時顧問) 編
重慶、外務会議の援助により編纂
序
以下におさめられている文書は、南京安全区(The Nanking Safty Zone)が所有していたもののすべてではなく、外務会議(The Council of International Affairs)が幸いに入手しえたもののみである。また、文書のあるものは同じ編者の「日人戦争行為論要」(The War Conduct cf the Japanase)にでているし、さらに多くのものが、もっとも重要なものの大半を含めて、H.J.ティンパーリー氏(H.J.Timperley)の「戦争とは何か-中国における日本軍の暴虐-」(What War Means; the Japanese Terror in China)の附録に見られる。しかし、歴史および国際法の研究のための資料としての、また一群の公共精神をもつ男女の崇高な行為の証拠としての重要性を考えると、特にこれらの文書を集めてできるだけ独立した完全なものとして刊行することは正当なことと思われる。文書を二部に分けたのは主として便宜的なもので、第三国の大使館員が南京に戻った時点を中心に一、二部に分類した。安全区国際委員会はその困難な仕事を遂行するにあたりこれらの人々に援助をただちによびかけたのである。
上にあげた二冊の本にふれることのなかった人々、あるいは安全区と国際委員会の性質と職権について知識をもたない人々は、文書二号と九号をさきに参照すれば何らかの助けとなろう。
一九三九年五月九日
徐淑希
最終更新:2009年05月25日 18:53