森深くにある山小屋。その屋内のとある一室にいる一人の女性。
蛇の騎士、白道八宵は困っていた。この突如始まってしまったバトル・ロワイアルというゲーム。
それは今まで過ごしてきた泥人形との戦いの非日常を上回る非日常だった。
そしてあの最初の説明の場で首輪の爆発で吹き飛んだ二人の少女。
八宵は死ぬかもしれない戦いに身を投じては来たがああも無残な死に様を見ることは初めてであった。
蛇の騎士、白道八宵は困っていた。この突如始まってしまったバトル・ロワイアルというゲーム。
それは今まで過ごしてきた泥人形との戦いの非日常を上回る非日常だった。
そしてあの最初の説明の場で首輪の爆発で吹き飛んだ二人の少女。
八宵は死ぬかもしれない戦いに身を投じては来たがああも無残な死に様を見ることは初めてであった。
「どうしましょう……」
「どうしましょうって言われてもねー」
「どうしましょうって言われてもねー」
八宵の肩に乗っている蛇、シア=ムーンもこの難題に関しては明確な回答が閃かない。
今までの戦いによるシステムが余りにも違いすぎるのだ。
バトル・ロワイアル、知識では知っていてもいざ実際に相対してみるとなかなか穴がない。
この首に巻かれている爆弾付きの枷を外す方法は八宵には見当もつかないし、この閉塞された空間からの脱出についてもはっきりとしたヴィジョンは浮かばなかった。
今までの戦いによるシステムが余りにも違いすぎるのだ。
バトル・ロワイアル、知識では知っていてもいざ実際に相対してみるとなかなか穴がない。
この首に巻かれている爆弾付きの枷を外す方法は八宵には見当もつかないし、この閉塞された空間からの脱出についてもはっきりとしたヴィジョンは浮かばなかった。
「こうして改めて考えてみると八方塞がりだよ」
「それでも、私は乗る訳にはいかないわ~」
「それでも、私は乗る訳にはいかないわ~」
その口調はのんびりとしたものであったが強い意志があった。加えてこの島には八宵の知り合いが何人かいる。
この時点で殺し合いに乗るなどとは論外。何とかして皆で脱出する方法を取らざるを得ない。
ともかくとして現在の方針は抗う、ただそれだけだ。
あの場には自分よりも幼い少年少女がいたのだ、力を持つ自分が子供たちを護らなければならない。
その第一歩を踏み出す為にも今は支給されたデイバッグの中身を確かめる。
この時点で殺し合いに乗るなどとは論外。何とかして皆で脱出する方法を取らざるを得ない。
ともかくとして現在の方針は抗う、ただそれだけだ。
あの場には自分よりも幼い少年少女がいたのだ、力を持つ自分が子供たちを護らなければならない。
その第一歩を踏み出す為にも今は支給されたデイバッグの中身を確かめる。
「これは……!」
そして、デイバッグの中から出てきたものは彼女を更に困らせた。
わなわなと手を震わせてこれをどうするべきか思案に暮れる。
そう、彼女にとって出てきたものはある意味では何よりも重要なこと。思わず目も真剣になるぐらいにだ。
わなわなと手を震わせてこれをどうするべきか思案に暮れる。
そう、彼女にとって出てきたものはある意味では何よりも重要なこと。思わず目も真剣になるぐらいにだ。
「へぇー、すごいねこの服。やーこが趣味で作ってるのよりクオリティ高いよ」
ここでシアが言った趣味とは彼女が密かに楽しみとしているコスプレ。当然、密やかな趣味としているが故に衣装は自作だ。
部屋には何着もの血と涙と汗と魂の結晶たる衣装が置いてある。
部屋には何着もの血と涙と汗と魂の結晶たる衣装が置いてある。
「……着てみれば? サイズも丁度良さそうだし」
「でもここは殺し合いの場だしそれに……その、恥ずかしいじゃない!」
「ふーん、防水性もバッチリですって書いてあるよ、この服。着るだけ損はないと思うけど。今着ている服よりは動きやすいんじゃない?」
「でもここは殺し合いの場だしそれに……その、恥ずかしいじゃない!」
「ふーん、防水性もバッチリですって書いてあるよ、この服。着るだけ損はないと思うけど。今着ている服よりは動きやすいんじゃない?」
八宵の手にあるのはとある制服。フリルがついた一般の制服よりも可愛らしいデザインをした制服である。
説明書には国立バーベナ学園の女子制服と銘打たれておりその他材質もろもろが事細かく記されていた。
コスプレイヤーの八宵としてはそれを見るだけでも興奮してくる。
説明書には国立バーベナ学園の女子制服と銘打たれておりその他材質もろもろが事細かく記されていた。
コスプレイヤーの八宵としてはそれを見るだけでも興奮してくる。
「周りには誰もいないことだしさー。ちゃっちゃっと着替えちゃいなよ。着替えて少ししたらすぐに脱げばいいんだしさー」
「ううっ……」
「ううっ……」
迷う。頭の中でこの制服を着るか着ないかの葛藤が戦っている。
仕方ないじゃないか、こんなにも可愛い制服なのだから。
八宵の中にあるこの制服を着たいという欲が着ないという抑えを蹂躙する。
そして最終的に出た言葉が。
仕方ないじゃないか、こんなにも可愛い制服なのだから。
八宵の中にあるこの制服を着たいという欲が着ないという抑えを蹂躙する。
そして最終的に出た言葉が。
「ちょっとだけなら……着てみてもいいよね」
服を着るのにちょっとだけもクソもないのだがここでのツッコミは野暮というものだろう。
そう呟いた八宵にもはや迷いは存在しない。一刻も早くこの制服を身につけたい。
ああ、それはどれほどの快楽であろうか。
そうして迷いもなく身につけていた服をするすると脱いでいく。
八宵はあっという間に下着姿となり手に持っている制服を見ながら喜びの余り回ってしまう。
殺し合いの場であるのでいつもより喜びは控えめではあるが可愛い服を見て気分が上がらない訳がない。
だがこの行動を後になって八宵はこう振り返る。さっさと着てればよかった、と。
そう呟いた八宵にもはや迷いは存在しない。一刻も早くこの制服を身につけたい。
ああ、それはどれほどの快楽であろうか。
そうして迷いもなく身につけていた服をするすると脱いでいく。
八宵はあっという間に下着姿となり手に持っている制服を見ながら喜びの余り回ってしまう。
殺し合いの場であるのでいつもより喜びは控えめではあるが可愛い服を見て気分が上がらない訳がない。
だがこの行動を後になって八宵はこう振り返る。さっさと着てればよかった、と。
「すいませーん、声が聞こえたものですから誰か居ると思って来てみたのです……が…………」
ガラっとドアを開けて入ってきたのは頭に白いバンダナを巻いた利口そうな少年。
八宵とシアの声を聞いてこの部屋に入ってきたのだろう。
口から出た言葉は最後まで紡がれない。今眼の前に存在するのは八宵が下着姿で制服片手に回っている状況だ。
目が点になるとはこういうことを言うんだな、と少年はズレたことを思いながら空を飛んだ。
そう、気づいた時には衝撃と共に飛んでいた。
八宵とシアの声を聞いてこの部屋に入ってきたのだろう。
口から出た言葉は最後まで紡がれない。今眼の前に存在するのは八宵が下着姿で制服片手に回っている状況だ。
目が点になるとはこういうことを言うんだな、と少年はズレたことを思いながら空を飛んだ。
そう、気づいた時には衝撃と共に飛んでいた。
(飛んでるよ、僕! うわあ……なんというか、下着姿の女性に殴られるのもある意味ご褒美なのかなあ。
いやいや、違う違う、僕はそういう趣味じゃない。そんなのは出雲先輩だけで十分だ! それに僕には美影さんがいるんだし!
あ、胸見えた。くう~幸せってこんな殺し合いの場でもあるんだな~。別に僕はじっと見てる訳ではないんだ。
あくまでたまたま偶然と偶然が重なって視界になぜか映っただけであって、)
いやいや、違う違う、僕はそういう趣味じゃない。そんなのは出雲先輩だけで十分だ! それに僕には美影さんがいるんだし!
あ、胸見えた。くう~幸せってこんな殺し合いの場でもあるんだな~。別に僕はじっと見てる訳ではないんだ。
あくまでたまたま偶然と偶然が重なって視界になぜか映っただけであって、)
眼の前に広がる肌色の理想郷。さしずめ、この女性は理想郷の女神様とでも言うのだろうか。
そんなことを考えながらも目は女性からはそらさない、そらしてなるものか。まばたきの時間すら惜しいとすら感じる。
あのスラリとした足を。あの大人の色気を醸し出している胸を焼き付けるのだ、記憶の奥深くに。
そのために――――進撃せよ!
なぜならそこに理想郷があるから!
そんなことを考えながらも目は女性からはそらさない、そらしてなるものか。まばたきの時間すら惜しいとすら感じる。
あのスラリとした足を。あの大人の色気を醸し出している胸を焼き付けるのだ、記憶の奥深くに。
そのために――――進撃せよ!
なぜならそこに理想郷があるから!
「い、いやああああああああああああああああっ!」
「ちょっまっげぶっごぼっ!」
「ちょっまっげぶっごぼっ!」
ぼこっばきっぐしゃっ。そんな擬音を伴いながら少年――飛場・竜司は地に沈む。
これが――死というものなのか。世界はこんなはずじゃってことばっかりだ。
ああ畜生。僕はこんな所で、死ぬのか。
最後に最愛のパートナーである美影の笑顔を思い浮かべながら。
飛場の身体は二度と動くことはなく、そのまま朽ちていった。
これが――死というものなのか。世界はこんなはずじゃってことばっかりだ。
ああ畜生。僕はこんな所で、死ぬのか。
最後に最愛のパートナーである美影の笑顔を思い浮かべながら。
飛場の身体は二度と動くことはなく、そのまま朽ちていった。
「生きてますよ!」
「きゃあああああああああっ!」
「だからまっげばっ後生ですかげぶっ!」
「きゃあああああああああっ!」
「だからまっげばっ後生ですかげぶっ!」
数時間後、八宵が正気に戻ったときには飛場は見るも無残なオブジェと成り果てていた。
だが、飛場の顔は不思議と晴れやかであったことが八宵を困惑させたのは別の話である。
だが、飛場の顔は不思議と晴れやかであったことが八宵を困惑させたのは別の話である。
【E-5 山小屋/1日目深夜】
【白道八宵@惑星のさみだれ】
[状態]:健康
[装備]:下着姿
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(0~2)、国立バーベナ学園の女子制服@SHUFFLE!
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。
1:見られた……。
[状態]:健康
[装備]:下着姿
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(0~2)、国立バーベナ学園の女子制服@SHUFFLE!
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。
1:見られた……。
【飛場・竜司@終わりのクロニクル】
[状態]:フルボッコ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考・状況]
基本:????
1:げぶっごぼっ!
[状態]:フルボッコ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品(1~3)
[思考・状況]
基本:????
1:げぶっごぼっ!
【国立バーベナ学園の女子制服@SHUFFLE!】
タイトルの通りただの制服。防水性がいいらしい?
タイトルの通りただの制服。防水性がいいらしい?
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