「では優さんは乗ってないんですね」
「うん、ボクなんかが乗っても優勝できるわけないですし。それにこの場にはボクのお姉さまもいるんです」
「え……優さんはこの場にお姉さんが呼ばれているんですか?」
「ううん、違うよぉ。ボクが勝手に慕って一方的にそう呼んでるだけ」
「そうなんですか、無事だといいですね」
「大丈夫だよ! お姉さまはボクなんかと違って強いから」
「でも優さんだってすごいですよ、私よりも落ち着いていて」
「うん、ボクなんかが乗っても優勝できるわけないですし。それにこの場にはボクのお姉さまもいるんです」
「え……優さんはこの場にお姉さんが呼ばれているんですか?」
「ううん、違うよぉ。ボクが勝手に慕って一方的にそう呼んでるだけ」
「そうなんですか、無事だといいですね」
「大丈夫だよ! お姉さまはボクなんかと違って強いから」
「でも優さんだってすごいですよ、私よりも落ち着いていて」
しゅる。
「すごい……? そんなことないあはは、ボクは弱いよ。ただこうして無理にでも明るくしてない震えちゃうからさ」
「ふふ、そんなことはないです。怖くて縮こまっていた私を勇気づけてくれたじゃないですか」
「ふふ、そんなことはないです。怖くて縮こまっていた私を勇気づけてくれたじゃないですか」
ぐっ。
「宮永さん……大丈夫でしょうか、心配です」
「大丈夫だよ、原村さん」
「へ?」
「大丈夫だよ、原村さん」
「へ?」
ざくっ。
「ゆっ……う……さ…………」
「直ぐにそっちに宮永さんも送ってあげるからさ、安心して死になよ」
「直ぐにそっちに宮永さんも送ってあげるからさ、安心して死になよ」
ぐちゅぐちゅ。
「ははっ、馬鹿だねぇ、原村さん。こんな島で人を信じるなんて頭がおかしいとしか思えないよ。ねえ聞いてる、原村さん?」
ぐしゅっ。
「あー、もう死んじゃったのか。脆いなあ、お姉さまならもっと耐えてくれるよ。ククッハハハハハハハハハハハハッ!」
しゃっ。
「さてと、何処に行こうかな。出来ればお姉さまはこの手で殺したいんだけど。まあどうなるにしろこの殺し合いはボクが優勝する。
任務の途中でこんな島に連れてこられたんだ、速く帰らないと粛清されてしまう」
任務の途中でこんな島に連れてこられたんだ、速く帰らないと粛清されてしまう」
とっ。
「じゃあね、原村さん。短い間だったけどそれなりに楽しかったよ」
◆ ◆ ◆
少女は一人、血に濡れて。何の願いも言葉の残されることなく。この島で朽ちていった。
少年は一人、血に濡れて。ただ生きたいが為に。この島で修羅となる。
少年は一人、血に濡れて。ただ生きたいが為に。この島で修羅となる。
【原村和@咲-Saki-死亡】
【G-9/一日目・深夜】
【桜庭優@恋する乙女と守護の楯】
【状態】健康
【装備】ボウイナイフ
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~5
【思考】
0. 優勝狙い。粛清されないために早期でけりをつけて帰る
【状態】健康
【装備】ボウイナイフ
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~5
【思考】
0. 優勝狙い。粛清されないために早期でけりをつけて帰る
【ボウイナイフ】
言葉の通り。ナイフ。
言葉の通り。ナイフ。
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