プロフィール
| 名前 | ||
|---|---|---|
| 出身地 | 不明 | |
| 誕生日 | キャラクターの誕生日 2001年02月23日(25歳) | |
| 転入日 | 街に入った日 2026年5月1日 (0年111日経過) | |
| 職業 | 市民 | |
| 座右の銘 | 死ぬとき死ねばいい | |
| プレイヤー | ||
| X | https://x.com/waruikoe | |
| Twitch | https://www.twitch.tv/waruikoe |
ストーリー
| + | 第一話 はじめに |
| + | 第二話 Cool Kids Never Sleep |
| + | 第三話 Midnight Run |
| 名前 | ||
|---|---|---|
| 出身地 | 不明 | |
| 誕生日 | キャラクターの誕生日 2001年02月23日(25歳) | |
| 転入日 | 街に入った日 2026年5月1日 (0年111日経過) | |
| 職業 | 市民 | |
| 座右の銘 | 死ぬとき死ねばいい | |
| プレイヤー | ||
| X | https://x.com/waruikoe | |
| Twitch | https://www.twitch.tv/waruikoe |
| + | 第一話 はじめに |
第一話 はじめに
よ!俺は黒田鴉。いい年こいた25歳。
今回の舞台は“ネオ”リオグラ。まぁ今回が初めてなんだがな。 なんでネオを強調したかって?…なんとなくだ。気にすんな。 俺のことはだいたいどこにでもいるタイプの人間だと思ってくれればそれでいい。
肩書きを聞かれると少し困る。
一応、今は“自由業”。響きはいいだろ? まあ、現実的に言えばニートってやつだ。夢も希望も、ついでに定職も、いったん棚に上げてる。
でもずっとこのままでいる気はない。たぶん。
次に狙ってるのは飲食店。 理由?いくつかある。 ひとつは、人間観察ができるから。 もうひとつは、飯が安く買える気がするから。 そして最後に——なんとなく、生きてる感じがしそうだからだ。
性格は…楽天的、ってことにしてる。
実際はどうかって? まあ、時々ネガティブが顔を出してくる。 夜中にふと、「あれ、俺なにやってんだっけ」ってなるタイプだ。
でも、その代わりに持ってる武器がある。
ブラックジョークと、ちょっとした毒。 空気を読むのは得意じゃないけど、空気を壊すのはわりと得意だ。
ヤニは腐るほど吸う。
冗談じゃなく、本当に腐るほどだ。 朝起きて一本、飯の後に一本、考え事しながら一本。 気づいたら灰皿が人生の縮図みたいになってる。
しかも吸い方が悪い。
最後まで吸う。フィルターのギリギリまで。 「そこまでいく?」ってよく言われるけど、途中でやめるのが性に合わない。 燃え尽きるなら、ちゃんと最後まで燃え尽きたい。
昔からよく言われることがある。
「お前、なんか悪いことしそうだよな(笑)」って。
安心しろ。
まだしてない。ってかする気もねえよ。 少なくとも、警察にお世話になるようなことは一度もない。 ただまあ、顔と雰囲気がそうさせるんだろうな。全身真っ黒コーデだし。 自覚はある。
自分のことを一言で表すなら——
クソを煮詰めて、さらにドリップしたような人間だと思ってる。 最低だろ?知ってる。
でも不思議なことに、たまに「嫌いじゃない」って言うやつもいる。
どうやら世の中には、そういう味が好きな物好きもいるらしい。頭おかしいよな。
人生のテーマとか、そういう立派なものはまだない。
ただ、なんとなく思ってることはある。
どうせ生きるなら、退屈じゃない方がいい。
どうせ堕ちるなら、笑える堕ち方の方がいい。
だから今日も、適当に笑って、適当に毒吐いて、
適当に煙を吐きながら生きてる。
未来のこと?
まあ、そのうちなんとかなるだろ。 ならなかったら、そのとき考える。
そんな感じだ。
派手なストーリーも、感動的な過去もないけど、
カメラを回せば、それなりに“映画っぽく”は見えるはずだ。
少なくとも——退屈はさせない。
|
| + | 第二話 Cool Kids Never Sleep |
第二話 Cool Kids Never Sleep
無事、就職した。いや、就職できてしまった。
正直、人生で一番意味がわからない。
働くことになったのは、街外れのBarだった。
落ち着いた店内
煙草。 夜更かしした人間の匂い。
一見すると、かなりチルでクールな店だ。
問題は——中身だった。
店員はオーナーしかいない。
最初にそれを聞いた時、俺は「人手足りてないのかな」と思った。
帰ってきた言葉の意味がわからなかった。
「お気づきになられましたか?」
意味がわからない。マジで。ほんと。
オーナーはいつもスーツを着ている。
無駄に姿勢がいい。 常にオモロイことを考えているらしい女だ。
店名はLeon Bar Ver.1.6.1
意味がわからない。ホントに。え?
店名について聞いてみた。
「名前なんて、商品の味には関係ない」
とか言って。
たぶん言いたいだけだと思う。
とりあえず俺は考えるのを辞めた。
働き始めてすぐ、俺はメニューを見た。
そこには妙な名前の商品が並んでいた。
最初に目についたのは、
「山吹色のお菓子」。
名前からして嫌な予感しかしない。
出てきたのは、重箱に入った小判風の焼き菓子。
オーナーはそれを客に渡す時だけ、妙に声が低い。
「おぬしも悪よのぉ…」
客もなぜか笑う。
なんなんだこの文化。
次に人気なのが、
「COLD SODA」。
そのまんまだ。
炭酸たちが喉を刺激する。近々冷えてるソーダ水。
パッケージや商品説明文を眺めていると何故か脳裏にHOTなLIMITが流れてくる。
何故だ?何故流れてくるんだ? なんで?
俺が初めて吹き出したのは、
「お気づきシガレット」だった。
見た目は完全にココアシガレット。
味もほぼココアシガレット。
なのにオーナーは客にこう言う。
「…お気づきになられてしまいましたか。」
いや何に?
誰も説明しない。
聞いてもダメだった。
「まだ君には早い」
とか言われた。
絶対嘘だろ。
そして最後。
一番意味不明な隠し商品。
「ツマラナイモノ」。
本当につまらない。
驚くほど普通。
お歳暮のような熨斗に「ツマラナイモノ」と書いてある。
中身は缶詰の豆とコーヒー。ガチでつまんねえじゃねえか。 客ウケは意外といい。
常連のサラリーマンは、酒を飲みながら言った。
「人生さ、派手なもんばっかだと疲れるんだよ。」
そのあと静かに
ツマラナイモノセットを嗜んでた。
ちょっとだけ、かっこよかった。
このBarは変だ。
まともな人間が作った店じゃない。
でも働いてると、だんだん感覚が麻痺してくる。
むしろ、この意味不明さが心地よくなってくる。
まるで、これが本来の自分なのだと。
夜中二時。
客が帰ったあと、オーナーがお気づきシガレットを咥えながらこう言った。
「お気づきになられましたか?」
さっぱり分からん。
が、俺は少し考えて、COLD SODAを飲み干した。
喉に刺さる炭酸。
煙草の残り香。 そして、意味のわからない空間。
でも、不思議と嫌じゃない。
「…ま。しっくりきてますよ。」
オーナーは少し笑った。
その直後、
「よし。次はもっとしょうもない商品を考えるぞ!」
やっぱりこの店、狂ってる。
でも——
こんな夜も、悪くない。
|
| + | 第三話 Midnight Run |
第三話 Midnight Run
Barってのは、思ったより稼げるらしい。
いや、本当に。
もちろん億万長者とかじゃない。
相変わらず煙草は肺を殺しにくるし、財布の中にはレシートが溜まる。
でも——
気づいたら俺は、黒いスポーツカーを買っていた。
意味がわからない。
勢いだった。
深夜二時。
営業終わり。 疲労。 変なテンション。 煙草。 COLD SODA。
たぶんその全部が悪かった。
スマホを見ながら「これカッケェな…」って言ってた次の日には、判子押してた。
怖すぎるだろ人生。
納車の日。
黒くて、低くて、無駄にイカつい車体。
アクセルを軽く踏むだけで「ヴォン!!」って鳴る。
近所迷惑の才能がある。
俺は運転席に座って五秒で思った。
「これ絶対俺みたいな人間が乗る車じゃねえ。」
でもテンションはめちゃくちゃ上がる。
アクセル踏む。
うるさい。 笑う。
また踏む。
もっと笑う。
完全にバカ。
その日から、仕事終わりの深夜ドライブが日課になった。
午前二時。
Barの営業終了。
オーナーがグラスを磨きながら言う。
「また無駄に走りに行くのかい。」
「はい。」
「若いな。」
「中身はおっさんですけどね。」
「あと、顔はチンピラだ。」
失礼な店だ。
でも嫌いじゃない。
俺はCOLD SODAを一本持って店を出る。
夏の夜風。
ネオン。
煙草。
黒いスポーツカー。
なんだこの“終わりかけの青春映画”みたいな状況。
ドアを開けて乗り込む。
狭い。
うるさい。
でも最高。
エンジンをかけた瞬間、車が「行くぞコラ」って言ってくる。
だから行く。
夜の道路を流す。
信号待ち。
隣に止まったファミリーカーの親子にめちゃくちゃ見られる。
たぶん怖いんだと思う。
黒いスポーツカー。
煙草。 死んだ目の20代。
職質される側の見た目をしてる自覚はある。
でも中身はCOLD SODAでむせてるだけの男だ。
赤信号で瓶を開ける。
——プシュッ。
炭酸が暴力。
「ッッッ〜〜〜!!」
喉に刺さる。
うますぎる。
深夜の炭酸って、なんでこんなに美味いんだ。
俺は窓を開けて笑った。
夏の風が入ってくる。
煙草の煙が流れる。
カーオーディオから古い洋楽。
いや、雰囲気だけはマジで映画なんだよな。
問題は主人公が俺ってことだけで。
しばらく走って、海沿いで車を停めた。
自販機の明かり。
遠くの波音。
エンジンの熱。
俺は車を眺めながら煙草を吸った。
やっぱり似合ってない。
こんな車、本来ならもっと夢ある奴が乗るべきだろ。
ちゃんと青春した奴とか。
キラキラした思い出ある奴とか。
俺なんか、人生の半分くらい灰皿みたいな時間だった。
でも。
だからこそかもしれない。
くすぶってた人間ほど、火がついた時うるさい。
俺は煙を吐きながら笑う。
「…似合わねえな、この車。」
その瞬間。
後ろからパトカーがゆっくり通った。
めちゃくちゃ見られた。
終わったと思った。
でも素通りしていった。
セーフ。
俺は安心して、もう一本煙草を咥えた。
するとポケットの中でスマホが震える。
オーナーからだった。
『帰りに氷買ってきて』
急に生活感を出すな。
俺は笑いながらエンジンをかけた。
黒いスポーツカーが低い音を鳴らす。
夏の夜はまだ長い。
そしてたぶん——
俺もちょっとだけ、調子に乗っていた。
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