弱い奴は囮…そんなふうに考えていた時期が俺にもありました ◆SHdRN8Jh8U
バリボリ…バリボリ…バリボリ…バリボリ…
「不味くは無いけど、美味くも無いよな…これ」
誰も居ない住宅街で、一人奪った食料を食べつつ一人呟く馬岱。
自分の主君であった呂布との館での戦いを終えた彼は呂布から離れていた。
腹が減っては戦は出来ぬの格言通り食料を食べていた。
自分の主君であった呂布との館での戦いを終えた彼は呂布から離れていた。
腹が減っては戦は出来ぬの格言通り食料を食べていた。
求めに求めた食料ではあるが、大して美味しくも無い食料を食べて文句をたれていた。
そのくせその食料に夢中になっていたのか、特に方向を定めず呂布から離れてしまったため…
そのくせその食料に夢中になっていたのか、特に方向を定めず呂布から離れてしまったため…
「あれビルだよな…」
彼の目の前に見える見覚えのある建物。
彼にとっては始まりの場所のビルなのだが、少し顔を顰める彼。
彼にとっては始まりの場所のビルなのだが、少し顔を顰める彼。
「また戻ってきてしまったのか…」
いくら食料に夢中になっていたとはいえ、彼らしくも無い失敗。
強い奴と戦うなら、他のとこに行くべきだと思い、東へと足を向けようとした瞬間。
強い奴と戦うなら、他のとこに行くべきだと思い、東へと足を向けようとした瞬間。
「うっ…」
そんな呻き声が彼に聞こえてきたのだ。
彼が何処から声がするのかと周りを見渡すと…
そんな呻き声が彼に聞こえてきたのだ。
彼が何処から声がするのかと周りを見渡すと…
「………」
目の前には、20代ぐらいの男が足を庇いながら必死に歩こうとしている姿。
その男は自分に気づかないのか、こちらを見ようともしていない。
あの少女のように何かの囮かもかもしれないと思い、近づかず様子を見る。
必死にこっちに向かってもがいていた男だが、余りの激痛のためかとうとう気を失って倒れてしまった。
目の前には、20代ぐらいの男が足を庇いながら必死に歩こうとしている姿。
その男は自分に気づかないのか、こちらを見ようともしていない。
あの少女のように何かの囮かもかもしれないと思い、近づかず様子を見る。
必死にこっちに向かってもがいていた男だが、余りの激痛のためかとうとう気を失って倒れてしまった。
数時間前の少女の事もあり、少し警戒していた彼だが。
ばったりと目の前で男が倒れその足が見え、その足に特徴的な模様を付けている刺し傷が見える。
ばったりと目の前で男が倒れその足が見え、その足に特徴的な模様を付けている刺し傷が見える。
馬岱はその男に慎重に近づきながら体を見る。
脛に刺し傷があるがそれは軽そうであり、これが倒れた原因では無さそである。
またそれ以外に目立った外傷は無い、とするならば脛に何か毒か麻痺薬かを仕込んでいるような物を切りつけられたのかも知れなかった。
脛に刺し傷があるがそれは軽そうであり、これが倒れた原因では無さそである。
またそれ以外に目立った外傷は無い、とするならば脛に何か毒か麻痺薬かを仕込んでいるような物を切りつけられたのかも知れなかった。
もし毒ならば種類にもよるが、死に至る可能性もある。
こうした弱い奴を放置したり、道具だけでもって逃げるような鬼畜なマネはさすがに彼には出来なかった。
こうした弱い奴を放置したり、道具だけでもって逃げるような鬼畜なマネはさすがに彼には出来なかった。
「やれやれ…めんどくさいな」
そう言いながらも、彼は男を背負いながら近くの家に入っていった…
そう言いながらも、彼は男を背負いながら近くの家に入っていった…
男をソファに寝かせながら、その怪我をしている脛を見る。
馬岱は別に医者では無い、だが数々の戦場で戦ってきた彼は数々の怪我を見てきている。
だから応急処置ぐらいはできると思いこの家に運んできたのだ。
馬岱は別に医者では無い、だが数々の戦場で戦ってきた彼は数々の怪我を見てきている。
だから応急処置ぐらいはできると思いこの家に運んできたのだ。
「特徴的な傷跡は付いてるが…毒では無さそうだ」
男の顔を見ればそれは分かった、安らかな顔をしているからだ。
もし毒ならば苦痛に満ちていそうだが、そんな事は無かった。
男の顔を見ればそれは分かった、安らかな顔をしているからだ。
もし毒ならば苦痛に満ちていそうだが、そんな事は無かった。
おそらく刺されたショック、肉体精神的な疲労などが原因なのだろう。
生死に関わるほどの物でないと分かり、とりあえず安心した彼は違うソファに座る。
生死に関わるほどの物でないと分かり、とりあえず安心した彼は違うソファに座る。
この男をどうしようか考える。
おそらく男は弱い奴に分類される参加者である。
おそらく男は弱い奴に分類される参加者である。
自分の目的は自分の力を試すために強い奴と戦う事であり、弱い奴を助ける事では無い。
だけど弱い奴でも強い奴の事を知っているかも知れないと思う。
そうならば別にこの男を殺す必要は無い。
だけど弱い奴でも強い奴の事を知っているかも知れないと思う。
そうならば別にこの男を殺す必要は無い。
むしろ生かして情報を聞くべきなのだと思う、それに怪我をしている弱い奴を見捨てるわけにもいかない。
戦闘の邪魔さえしなければ、預けれそうな奴に預けるまで一緒に居た方が良いのかもしれない。
彼とて鬼では無い、優しい心だって有るのだ。
むしろ殺したり、放置は呂布軍の一員として後味が悪い。
戦闘の邪魔さえしなければ、預けれそうな奴に預けるまで一緒に居た方が良いのかもしれない。
彼とて鬼では無い、優しい心だって有るのだ。
むしろ殺したり、放置は呂布軍の一員として後味が悪い。
そこまで考えた馬岱だったが、幻術と戦闘と移動による疲労が溜まってきたのか眠気が急に襲ってくる。
「少し眠いな、これから強い奴と戦うだろうし…少し眠るか」
そう言うと彼はソファに寝そべって寝始めたのだった。
【B-2/住宅街/1日目・昼】
【馬岱@呂布の復讐】
[状態]:頭にたんこぶ 幻術と戦闘による疲労(中)、睡眠中
[装備]:鍬@吉幾三、三国志大戦カード(群雄SR馬超)@三国志大戦
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
1:Zzz…
2:起きたら男(藤崎瑞希)から強い奴の情報を聞く。
3:殺し合いに乗って、自分の力を試す
4:弱い奴からは情報を聞く。
5:呂布……記憶障害とは大変だな……
6:もうちょいまともな武器が欲しい
7:ブロリーとは遭遇したくない
※参加者の多くの名前を見た覚えがあることに気が付きました。ニコ動関連の知識の制限は実況者達等に比べて緩いようです
【馬岱@呂布の復讐】
[状態]:頭にたんこぶ 幻術と戦闘による疲労(中)、睡眠中
[装備]:鍬@吉幾三、三国志大戦カード(群雄SR馬超)@三国志大戦
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
1:Zzz…
2:起きたら男(藤崎瑞希)から強い奴の情報を聞く。
3:殺し合いに乗って、自分の力を試す
4:弱い奴からは情報を聞く。
5:呂布……記憶障害とは大変だな……
6:もうちょいまともな武器が欲しい
7:ブロリーとは遭遇したくない
※参加者の多くの名前を見た覚えがあることに気が付きました。ニコ動関連の知識の制限は実況者達等に比べて緩いようです
【藤崎瑞希@現実】
[状態]決意、疲労(小)、脛に軽い刺し傷(鱗粉付き)、足に痺れ、罪悪感、精神疲労(小)、気絶中
[装備]なし
[道具]支給品一式、金属バット@現実、ショートカッター(残り0枚)@ドラえもん
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:………………
2:俺を襲ったの奴は誰なん?
3:自分だけ逃げ出した罪悪感。
4:参加者を救う 。
5:受け継がれた意思を持って、戦う。
[状態]決意、疲労(小)、脛に軽い刺し傷(鱗粉付き)、足に痺れ、罪悪感、精神疲労(小)、気絶中
[装備]なし
[道具]支給品一式、金属バット@現実、ショートカッター(残り0枚)@ドラえもん
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:………………
2:俺を襲ったの奴は誰なん?
3:自分だけ逃げ出した罪悪感。
4:参加者を救う 。
5:受け継がれた意思を持って、戦う。
sm135:それでも僕は死にたくないⅤ | 時系列順 | sm137:極みスイーツ(笑)~フジキ!スタンド!マッハキャリバー! |
sm135:それでも僕は死にたくないⅤ | 投下順 | sm137:極みスイーツ(笑)~フジキ!スタンド!マッハキャリバー! |
sm115:テラふりーだむのノリで呂布と会話してみた | 馬岱 | sm142:藤崎瑞希の復活 |
sm128:テーレッテー!なんと腰抜けな神々の遊び! | 藤崎瑞希 | sm142:藤崎瑞希の復活 |