概要
ロシア発の非接触ポータブル?フェーダー。?が付く理由はサイズが非常に大きいため。サイズが大きめな
JDDX2Rは元より、それまでポータブルフェーダーでは最大サイズだった
RXI-F1より遥かに大きく、かつ重い(多分200gくらいはある)
USB端子が付いているがバッテリー内蔵ではなく外部給電のアンプが搭載されており、そういった点からもポータブルスクラッチ‘用’フェーダーではなく、イベントや友人宅等に持ち込み使用するポータブル‘の’フェーダーであると言える。
また、製品自体も恐らくハンドメイドで製作、販売も公式サイトのみのため非常に情報が少なく(2017年11月現在、全生産数が10個超えているのか?というレベル)また、都度アップデートしているようで見かけるたびに本体の印刷や形状が異なっているのも特徴。
※以下は便宜上、管理人が勝手にバージョンを区分したもの。
V1
最初期モデル。トグルスイッチが搭載されている。
V2
トグルスイッチから一般的な押し込み型のスイッチになった(管理人購入品はこのバージョン。ただしUSB入力が右にある)
V3
恐らく現行型(2017年11月現在)「USB」の印刷がされている。
2018年10月追記:現在はフェイスプレートが4色から選択可能。ただし在庫状況によって変動するので注意。
シルバー
ブラック/ゴールド/ブルー
+
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以下レビュー |
滅茶苦茶重い。比喩ではなく投げで当たったら人が死ぬレベル。そしてハンドメイドのためか付属品等、外箱含めて一切なし!新品なのに本体下部に謎の緑色の何か(多分接着材?)が付着している有様。商品というか試作品という風情……
グリーンのフェーダーノブが付属しており、スクラッチ用フェーダーなのでクーラーキャップと思っていたらまさかのクロマキャップ(ラバーコートされておりスベリづらい)でした。なぜ。
前述の通り、パッケージングは最悪クラスなのにフェーダー本体はまさかの高性能。RANEフェーダーに似た質感でカットラグも大きすぎず、狭すぎずの絶妙なバランス。フェーダーも軽く、しかし本体は非常に重いためか非常に安定感と剛性感がありポータブルフェーダーとしては最高、そうでなくてもその辺のスクラッチミキサー(笑)なんざ比べ物にならないデキ。
付属品はおろか外箱すら無い、高い(円に直すとおよそ19000円ほど)、重い、外部給電のアンプを使用しないとポータブルのLINE出力では音量が小さすぎて使えないなど、色々ダメな点はありますが、それを補って余りあるフェーダーの質感とキレはチャンスがあればスクラッチャーなら是非試すべき一品です。
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スペック表
- 入力:3.5㍉ 2系統+USBタイプA 1系統
- 出力:3.5㍉ 1系統
- フェーダーリバーススイッチ付
価格
- €110.00(以前は€130でしたが改定された模様)
最終更新:2019年06月03日 19:05