概要
Invisibl Skratch PiklzのD-StylesとNed HoddingsのRicci Ruckerがアイデアを提供して開発された、ノートボタンを使用して鍵盤楽器の様に演奏可能な
ターンテーブル。2004年に発表され、次の年の2005年11月の横浜パシフィコでのベスタクスエクストラバガンザで初めて日本でD-Stylesがデモを行い(しかも未完成品)、更に次の2006年の暮れにようやく少量発売(しかも日本のみ)された。
QFOと同様のダイナミックバランス方式A.S.T.S (ストレートアーム)を搭載、フォノイコライザー内蔵でPHONO/LINE出力可能。
レッド
ブラック
ブルー(純正色ではない可能性あり)
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入手したので以下テストレポート |
デカイ、そもそもサイズが通常のPDXシリーズに比べて横幅が大きいため縦置きで置くと手前側に出っ張る形になる。しかも電源スイッチが本体真後ろに有るためスペースに余裕がないと電源のオン・オフすらできないことに。書いてる人はしょうがないので電源スイッチはオンにしたうえで電源コードにスイッチ付きタップを噛ませることに。しかしここで大問題発生。ピュアオーディオや電気関係の仕事をされている方なら周知のことですが、本来コンセントはアースの関係上左右の幅が異なっていましてこのController Oneが正にその左右幅が違う電源ケーブル。だもんでその辺のコンセントは使用不可。どうしようも無いので近くの家電量販店まで赴き対応する延長ケーブルを購入してそれにスイッチ付きタップを噛ませました。手間掛かり過ぎ。
基本的にPDXシリーズと大差なし。ただノートボタンが意外と誤押ししやすい印象。MIDI入力対応で専用フットペダルで操作可能とあり探すも在庫どころが存在すらしない様子。しょうがないので詳しい元関係者にお伺いしたところ「何個か試作してL.A.のテーブリストに渡したが結局量産されなかった」とのこと。ところでMOTOR OFFボタン(モーターの回転だけ止める)って何に使うんですか?
これまたPDXシリーズ(ダイナミックバランスA.S.T.Sトーンアーム型)と同じ。音響特性を重視しボディは木製で楽器用の塗装を施しているそうですがうちの環境ではその他製品との違いはわからず。
Vestaxが無くなった今結構なプレミア価格となりおいそれと手が出せなくなりました。これ書いている2016年1月現在10万前後くらいはすると思いますが唯一のノートボタン搭載機種という点にその価値があるかと言われると正直微妙です。もし購入の際はその点よく検討したうえで決定するべきです。(ちなみにこれ書いてる人は5年間探してようやく購入しました。)
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スペック表
モーター
- ダイレクトドライブ方式
- 起動トルク 2.7kg・cm
トーンアーム
- ダイナミックバランス方式A.S.T.S (Anti Skippng Tonearm System)ストレートタイプ
寸法/重量
- 幅 480 × 高さ 160 × 奥行 376mm 約10 kg
電源
価格
最終更新:2019年02月18日 22:36