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FinalScratchとは | どういう仕組み? | 使い勝手は?


ファイナルスクラッチとは
DJソフトを従来のDJシステム上で組み込むことができないだろうか?
音楽機器メーカーStanton社がそれを実現させたものがFinalScratchです。

FinalScratchとはDJが現在のデジタル技術と過去のアナログの使用感を同時に手にすることができる究極のツールです。(スタントンHPより抜粋)

どんなことができるの?
FINALSCRATCHをあなたのターンテーブルやCDプレーヤー、ミキサーと使用することで、WAVやMP3などデジタル・オーディオ・ファイルを今までと同じように-手を使ってキューしたり、ミックス、スクラッチをレコードと同じように扱うことができるのです。 (スタントンHPより抜粋)

PC DJ アプリケーション
☆TRAKTOR DJ
とりまFinalScratchを語るうえではTraktorははずせないのでTraktorの歴史から書きます。
Traktorは2000年にPC上でDJ MIXができないか?
という考えで作成されたアプリケーションです。
初期のTraktorはあまりDJプレイのLiveに特化しか機能ではなく
どちらかというとDJプレイを録音したMIXに近いものが作成できるソフトでした。


そしてあまりに高額すぎたため普及はかなり少ないソフトウェアでした。
少しでも値段を安くしてPCDJというものを認知してもらうことと、
もっとDJの現場での生のプレイの操作感に近づけて作られたのがTraktorDJです。
似たようなソフトで PCDJ RED と PCDJ BLUE がありました。

私の所持する PCDJ RED と TRAKTOR DJ (今でも自宅で眠ってます)


クリックで拡大画像が見れます

PCDJ の方はかなりの機能が実装されており当時15000円くらいでしたが、
TRAKTOR DJ の方は↑で書いた通りPCDJソフトウェアの認知度を少しでも上げるべく
安く最低限の機能で作られているので8000円以下で購入できました。(私も買いました)

PCDJ RED & BLUE に関してはこれ以降のリリースは私は知りませんが、
TRAKTOR の方はどんどんプロ指向な進化を遂げています。

そしてTRAKTOR DJ では機能的に実機のプレイからはほど遠い機能であったことと、
安く作られたものでは本格的に現場で使うには厳しいことから
TRAKTORの開発元である NativeInstruments社は
2002年に TRAKTOR DJ STUDIO 2 をリリースしました。

TRAKTOR DJ STUDIO2 の画面

クリックで拡大画像が見れます

TARKTOR DJ STUDIO 2 からはPCがあれば
誰でも自宅でプロ顔負けの DJ MIX ができるため
TRAKTORユーザーが一気に増加しました(日本ではまだ少ない)
そしてプロが愛用できるくらいまでの機能をどんどん備えて
2003年にはTRAKTOR DJ STUDIO 2.5 がリリースされます。

2.5からは機能面、使いやすさを更に強化し音質もASIOを採用したり、
今まではPC内だけでのMIXだけだったのに対して
マルチチャンネルのオーディオインターフェイスを使用すれば
外部ミキサーへ出力できるようになり現場(クラブ等)のブースでも
ミキサーから音を出せるようになり実際にクラブで使うDJも出始めて
プロでも納得できるほどのソフトに進化しました。(私も買いました)

同じく2003年に Stanton社が
Windows上でタイムコードを読み取りPC内の音源をハードウェアで操作できる
FINAL SCRATCH の開発が進めており、
TRAKTOR DJ STUDIO の開発でPCDJの分野ではスタンダートと言われるほどにまでなったNativeInstruments社がFINAL SCRATCH のソフトウェア部分の開発をすることで Stanton社とパートナーシップを結びWindowsでの Final Scratch timecodeエンジンが作られました。

2005年には FINAL SCRATCH 2 のソフトウェア部分を開発し、
Stanton社からFINAL SCRATCH 2 がリリースされ
その技術を自社のTRAKTOR DJ STUDIO にも取り入れて
TRAKTOR DJ STUDIO にタイムコードエミュレーション能力や、
各機能面の強化、ストリーミング配信機能を加え
FINAL SCRATCH 2 とコンパチブルな機能を持つ
TRAKTOR DJ STUDIO 2.6 がリリースされました。

クリックで拡大画像が見れます

2.6の登場でPCだけで行うMIXだけではなく場合によっては
FINAL SCRATCH として直接アナログレコードで操作できる為、
現場で使用するプロのDJもかなり増加しました。

2006年には4デッキ使用可能、MIDIの連携強化、 BeatportOnlineStore機能の実装、
各種エフェクターやループ機能の強化された
TRAKTOR DJ STUDIO 3 がリリースされます。(私も買いました)

クリックで拡大画像が見れます

TRAKTOR DJ STUDIO 3 もマイナーアップデートが頻繁に行われて機能強化を続けていくなか
FINAL SCRATCH のアナログレコード操作技術を直接自社製品として出すために
TRAKTOR DJ STUDIO 3.2からは FINAL SCRATCH の機能がなくなり
2007年には TRAKTOR SCRATCH としてアナログレコードで操作するための機能を持った製品を別アプリケーションとしてリリースされます。
TRAKTOR SCRATCH はTRAKTOR DJ STUDIO の機能も備えており
TRAKTOR DJ STUDIO の開発はここで多分終了しています。(多分ね)

ここで TRAKTOR DJ STUDIO の開発は多分終了していますが
マイナーアップデートは進んでおり、製品的には
TRAKTOR SCRATCH のアナログレコード操作の機能以外は
TRAKTOR DJ STUDIO にもほぼ備わっており
最新機能やPCでのDJプレイとアナログでの操作と兼用するならTRAKTOR SCRATCH、
PCのみでのDJプレイなら TRAKTOR DJ STUDIO、
とユーザーが別れるようになってきています。

2008年にはアナログ操作機能に必要なオーディオインターフェイスAUDIO 8 DJ を同梱していて
すぐにアナログ操作が可能な TRAKTOR SCRATCH PRO と、
ソフトウェア自体は TRAKTOR SCRATCH PRO と同じ仕様で AUDIO 8 DJ が同梱されずアナログ操作をするにはAUDIO 8 DJ の購入が必要な TRAKTOR PRO に分けてリリースされています。 (私は TRAKTOR SCRATCH PRO 買いました)



☆FINAL SCRATCH
FINAL SCRATCH はオランダのN2IT社によって
PCのHDDにある楽曲をアナログターンテーブルで操作可能とするために
Debian Linuxシステムで動作するものが
FINAL SCRATCH 1.0 として2000年に発表されました。
スクラッチアンプというUSB、RCAデバイスを使用して
タイムコードの通信ができるハードウェアで動作していたのですが、
その技術にStanton社のものが使われていた為、
著作権侵害としてStanton社からの警告があり開発は終わりました。

その後はStanton社が開発を継続しており(吸収した可能性大)
すでにWindowsがPCのシステムのスタンダードになっていたことと
FINAL SCRATCH 1.0 がリリースされた当時のCPUといえば
Pentium3で1GHzを越えるものは6~7万円もするような時代だった為
ハードウェアとの通信はUSB1.0で行っていましたが通信トラブルが絶えず、
急にダウンする。キャリブレーションができない。
等のトラブルが頻繁に起こり現場で使用するには厳しいものだった為FINAL SCRATCH を使う人はまだわずかでした。

しかしPentium4や高クロックなチップセット、メモリの登場でPC性能が格段に増し
TRAKTOR DJ STUDIO でPCDJの高い技術を持っているNativeInstruments社とパートナーシップを結び
Windowsでの Final Scratch timecodeエンジンをNativeInstruments社が開発したことで
システム自身の動作にCPUパワーやメモリを多く使うWindowsでも動作させられるようになり
2003年にStanton社から TRAKTOR FINAL SCRATCH 1.1 としてWindows、MAC両用としてリリースされます。
PC上でのソフトウェア部分の開発をNativeInstruments社が行ったことにより
スクラッチアンプとPCとの通信も安定し現場での使用も安定性が高まり
TRAKTOR DJ STUDIO でPCDJソフトウェアのスタンダード的なNativeInstruments社のおかげもあってこの頃からFINAL SCRATCHが少しずつ増えていきます。


☆TRAKTOR FINAL SCRATCH
ターンテーブルのタイムコードを読み取ってPCと通信するスクラッチアンプをStanton社が開発し、PC上でのソフトウェア部分の開発をNativeInstruments社が行った
TRAKTOR FINAL SCRATCH はプロのDJからも使われるようになり
アナログレコード操作できるPCDJアプリケーションとして知られてきました。

しかしPCで楽曲を扱うプロのDJにはMACユーザーが多かったことから
MAC版のリリースの要望が多かった為、Windows、MAC両用の
TRAKTOR FINAL SCRATCH 1.5 がリリースされます。(私はこの時に買いました)

そして2004年には今までPCとDJミキサーの掛け渡しだけをしてきたスクラッチアンプに
MIDI、マイクの入力も備えて接続もUSB1.0からIEEE1394方式になり
FINAL SCRATCHの動作だけでなくASIOドライバーのオーディオインターフェイスとして
ハードウェア部をStanton社、ソフトウェア部をNativeInstruments社が開発して
TRAKTOR FINAL SCRATCH 2.0 がリリースされます。(私はこの時にも買いました)
こちらはソフトウェアの開発がNativeInstruments社なので
TRAKTOR DJ STUDIO 2.6 以降とコンパチブルになっておりTRAKTOR上でスクラッチアンプを経由してアナログターンテーブルでの操作が可能になりました。

2005年後半には今までスクラッチアンプの開発をしてきたStanton社と
ソフトウェアの開発をしてきたNativeInstruments社の両社のパートナーシップは終わります。
Stanton社は2007年にまだFINAL SCRATCHのハードウェアとしてスクラッチアンプをリリースしていますが、ソフトウェア部分の開発はしておらずスクラッチアンプ単体で販売をしています。

NativeInstruments社の方はStanton社と手を切ってハードウェアもソフトウェアも自社製品としてTRAKTOR SCRATCH 、 TRAKTOR SCRATCH PRO と精力的に新製品の開発を続けてリリースしています。(私はTRAKTOR SCRATCH PRO も買いました)


☆基本的なシステム構成
  • FinalScratchまたはTraktorScratchのインストールされたPC
(1.0はLinuxのみ、1.1からWindowsのみ、1.5以降はWindows &MAC両対応)
  • スクラッチアンプ(PCとミキサーの間に中継する感じ)
  • DJミキサー
  • ターンテーブル



☆FinalScratch 1.0 for Linux
■全容

クリックで拡大画像が見れます (PCの画面部分は1.1のものです)

■スクラッチアンプ




■PC画面

クリックで拡大画像が見れます



☆FinalScratch 1.1 for Windows
■全容

クリックで拡大画像が見れます
基本的に1.0とほぼ変わりませんが、
1.1からPCにインストールするソフトウェアを Native Insturments社 が開発するようになり
PC上での使い勝手が増しました(写真の画面の画像が1.1)

■スクラッチアンプ
1.0から変更なし



☆FinalScratch 1.3 for Windows & MAC
■全容

クリックで拡大画像が見れます(PCの画面部分は1.1のものです)

■スクラッチアンプ
1.0から変更なし

■PC画面

クリックで拡大画像が見れます


☆FinalScratch 2.0 for Windows & MAC
■全容


■スクラッチアンプ (ASIO対応MIDIオーディオインターフェイスとしても使用可)


■PC画面

クリックで拡大画像が見れます



☆TraktorScratch for Windows & MAC (TraktorScratchProもほぼ同じ)
■全容


■AUDIO8 DJ (スクラッチアンプ機能を備えた8chオーディオインターフェイス)


■PC画面

クリックで拡大画像が見れます

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最終更新:2013年03月11日 01:41
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