ニコニコ上のシミュレーションシリーズでよく使われる用語の辞典です。
基本的に、特定作品の登場人物・専門用語などはその作品の解説を利用することをオススメ。
イタリア語:Fantasista.
優れたサッカー選手への最高の賛辞。
★
今川氏真
のこと
【戦国のファンタジスタ】
とも。
蹴鞠
が得意だったというエピソードから。
なお、リフティング経験者なら分かると思うが、これの上級者は決して貧弱な肉体の持ち主ではない。
風流記(フウリュウキ)
「太閤立志伝」で、茶人系統の技能を伸ばすプレイ動画のタグに、「○○風流記」という形式でつけられることがある。
例:
姉小路風流記
、
信勝風流記
元ネタは、前田慶次の生涯を描いた隆慶一郎の小説 『一夢庵風流記』か?
風林火山(フウリンカザン)
武田家の旗に記された言葉。
「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」の略。
出典は「孫子」で、軍隊の理想的な行動を記したもの。武田家の代名詞でもあり、2007年の大河ドラマのタイトルでもあった。
★
「信長の野望・革新」における、武田家のみが習得可能な騎馬系
技術(独自技術)
戦法使用時に敵部隊を動揺させる確率がアップする。その効果の高さから、他家にとっては恐怖の存在。
★「太閤立志伝Ⅴ」に登場する札(技能)
初期では武田家武将のみが習得している。自軍団の攻撃・防御・移動範囲が増加する。
非常に強力なため、使用するとほぼ勝敗が確定する。
★
2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』
原作は井上靖『風林火山』。
山本勘助
(内野聖陽)が主人公。
武田信玄
(市川亀治郎)が「
カピバラ
」「カピ様」、
上杉謙信
(Gackt)が「
ガクト
」「ガクトの外の人」と呼ばれるのはこの作品の配役から。
ニコニコ動画では、主題歌の空耳「コッペパン」や庵原之政(瀬川亮)の「武者震い」も流行った。
この作品での老獪な
武田信虎
(仲代達矢)、公家っぽくない
今川義元
(谷原章介)、
「妖怪ババア」
寿桂尼
(藤村志保)、黒い
太原崇孚雪斎
(伊武雅刀)、
「ブラジル音頭」
北条氏康
(松井誠)、「板垣無双」いぃたぁがぁきぃぃ信方(千葉真一)など、
印象的な登場人物たちのイメージは、紙芝居でのキャラ立てや作中のネタに用いられることがある。
フォーオブアカインド
元ネタは東方projectのスペルカード。もとのもとはポーカーの役。
「同じ武将が何人もいる」101匹型動画ではネタにされる。顔芸とのあわせ技は破壊力抜群。
武官
(ブカン)
「
文官
」に対応する言葉。
人材(武将)のうち、主に軍事を司る者のこと。
ゲーム上は、統率・戦闘などの軍事的なパラメータが高く、知力・政治が低い人材を指す。
奉行所(ブギョウショ)
「信長の野望・革新PK」において建設できる、特産物を入手するための施設。(無印には存在しない)
武将を「奉行」として任命することで、特産物の生産量を増やすことが出来る。
奉行には、軍事や建設などで活躍が期待できない武将たちが任命されることが多い。
このシステムのため、凡庸な武将も無駄にならないが、往々にしてそのままクリアまで存在を忘れ去られる。
このため、「奉行所送り」は「シベリア送り」「島流し」「左遷」と同等の意味を持ち、
しばしば紙芝居のネタにされる(例:
特産物の野望における蠣崎慶広など)。
ブサメン
「イケメン」の対義語。ブサイクな人。
★
文醜のこと
名前に「醜」が入っているだけだが、相方の顔良が「
イケメン
」と呼ばれているので、彼もたまにこう呼ばれる。
なお、顔グラでは彼の方が優遇されている場合も少なくない。特に三國志Ⅸの顔グラは、相方ともども
ヘレネス
もかくや。
武将
(ブショウ)
ゲーム「三国志」「信長の野望」に登場するユニットを指す。
(大名・君主身分の者を除くこともある)
この用法では、長束正家(官僚)、板部岡江雪斎(僧侶)、林羅山(学者)、安井成安(商人)、
ウィリアム・アダムズ(外国人)なども「武将」と呼ぶことになるが、気にしてはいけない。
武将紹介(ブショウショウカイ)
★
動画のおまけとして行われる動画登場武将の紹介
「教えて!うp主のコーナー」とも称される。
戦国物の武将解説のスタイルは、「
霧雨の野望」がモデルとなっている。
特に、登録武将がいる動画では、能力値の紹介を兼ねて行われており、
登録武将に疎い視聴者や、マイナーな勢力に疎い視聴者の鑑賞を助けている。
既存/登録武将のほか、家宝や城を解説する動画もある。
★
動画のおまけとして行われる史実人物の紹介
うp主がほれ込んだり、興味を持ったりした人物を、動画本編での登場と関係なく紹介するコーナー。
「この人物はもっと知られるべき!」というメッセージが伝わる、「歴史好き」にはたまらない「おまけ」である。
この性格のコーナーがある動画は、「
涼書董白伝」や「
炎帝蝗君伝」、「
騎将張繍の野望」など。
★
史実人物を紹介する動画
「プレイ動画のおまけ」としてではなく、武将紹介のための動画も存在する。
三国志武将を紹介する「ニコニコ歴史戦略ゲー 武将紹介」(
リスト
)は、
各動画でおまけ扱いされた「武将紹介」を集大成したようなスタイル。
また、親しみをもたれるようキャラクターを案内役に起用し、より詳細に紹介するスタイルの動画もあり、
三国志では、「○○とアイドルが三国志武将の紹介をするそうです(
月刊三国志武将紹介)」、
戦国時代では、「
アイドルが紹介する戦国武将列伝」が、渋め~マイナー武将を紹介している。
武将風雲録
(ブショウフウウンロク)
信長の野望
シリーズ第4作。1990年発売(PC版)。
ファミコン・スーパーファミコン・プレイステーション・ゲームボーイアドバンスなどにも移植された。
また、2008年に発売された「信長の野望DS2」は、本作がベースになっている。
「国盗り」型では最後の作品となる。
前作「戦国群雄伝」で省かれた東北・九州が加わって全国が舞台となり、はじめて全国の武将が出揃った作品。
伊達政宗・立花道雪らは本作で初登場。シナリオの開始が1555年に遡り、朝倉宗滴も登場した(すぐに死ぬ)。
「文化」という要素を加え、「茶器」が登場。システムの不備を衝いた「茶器回し」が知られている。
このほか、「鉄甲船」も本作から。
オープニングの武将紹介は、登場人物を入れ替えてしばしばネタにされる。
前作:戦国群雄伝 < 武将風雲録 > 次作:
覇王伝
譜代(フダイ)
本来の意味は、ある主家に代々仕えてきた家、またその家を出自とする家臣。「外様」「新参」の対義語。
徳川幕府では大名の格式の一つであり、譜代大名は幕府要職につくことができた。
ふつうは関ヶ原以前に徳川家に仕えた大名家だが、まれに「譜代に取り立てられる」こともあった。
たとえば、井伊直政は前者の意味で徳川譜代家臣ではないが、井伊家は後者の意味で譜代大名に位置づけられている。
★「信長の野望・革新PK」における役職の一つ
家臣に支城の城主の地位を与えることで、「譜代家臣」に任命することができる。
なお、武将の配置には関係がない。
任命中は俸禄が不要となり、忠誠度が上昇し、能力値もアップ(最大+10)する。
ただし、解任したり支城がなくなったりすると、忠誠度が下がる危険性がある。
有能な武将のさらなるパワーアップに用いたり、
長年仕えてきた(本来の意味での「譜代」の)高俸禄武将の経費節約に用いたりできる。
普通にプレイ(フツウニプレイ)
プレイ動画
の一分類。
歴戦ゲー界隈では、太閤立志伝プレイ動画でしばしば用いられる。
おもに「キャラ差し替え」をしない、基本的にはデフォルトのゲーム設定で行う純粋プレイ動画を指すが、
イベコンは入っていることが多い。
フデヒゲ
太い絵筆のようなヒゲの持ち主。
HoI動画で人気のあるヒゲの独裁者の一人、スターリンのこと。
本来は軍隊における「新兵訓練所」。転じて軍隊式トレーニング全般を指すようになった。
ネット上では、2007年に映像が話題になった短期集中型エクササイズ「ビリーズブートキャンプ」をもっぱら指す。
★
三国志における内政コマンド「訓練」のこと
「
ニート三国志」にて、登録武将にビリーズブートキャンプで有名な訓練教官(ビリー)が混じっていたことから。
★三国志Ⅸにおいて、直接の攻略とは関わらない敵や施設に攻撃を仕掛けて熟練度を上げること
効率的な熟練度上げのために、さまざまな「育成法」が提唱されている。
例:土塁ブートキャンプ(土塁育成法)、烏丸ブートキャンプ、関攻めブートキャンプetc
元来はプログラミング用語。(語源はflag=旗、の意味)
ある条件を満たしている(True)か満たしていないか(False)を示す変数をフラグと呼び、
Trueにする(処理を進める状態にする)ことを「フラグを立てる」と言う。
これが転じて、アドベンチャーゲームやRPGなどで、
のちの場面の展開につながるような行動を「フラグを立てる」、
結果が出ることを「フラグを回収する」というようになった。
さらにこの意味が拡大し、ゲームやアニメ・小説などのストーリーでの「お決まりのパターン」や、
「お約束の展開」の伏線・きっかけになるような行動や発言を指すようになった。
例:「革新」の「今川死亡フラグ」(松平元康と築山殿の婚儀イベント→桶狭間イベント)
フラグを立てながら「お約束」に向かわないことを「
フラグをへし折る」などとも言う。
フラグを立てることで有名な動画としては、
魏国が東方勢にもっこもこなどがある。
★「お決まりのパターン」の前フリとしてのフラグの例
- 脇役の「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ……」という発言(あとで敵地にて死亡する:死亡フラグ)
- 曹操の「ここまで来れば敵も追っては来るまい」というような発言(言った端から襲われる:伏兵フラグ)
- 「(俺を)○○できる者はおるか!」(→「ここにいるぞ!」:馬岱フラグ)
- 馬謖の前に山がある(敗戦フラグ)
- 大丈夫だ、問題ない(その自信が仇となる)
フラット
「平ら・平坦なこと」を意味する英単語だが、三国志・戦国動画では、アイマスの如月千早のこと。
彼女の胸部が「フラット」であることに由来する。
彼女のステータス(特に魅力)は、彼女のバストサイズにちなんで、72であることが多い。
さらに、全能力値が72という極端(?)なパラメータ配分をされた千早は、「フルフラット」とも呼ばれる。
フルコース
「フルコースという表現は、おそらく
ひぐらしのなく三国志が初出。
本動画では、黄忠の狙撃率が非常に高く、フルコースになることも多かった。」
という記載があったが、誤認である。
弓騎・弩兵系兵法(および一部の水軍兵法)の発動時に起こりうる状況で、
「相手部隊or城に大ダメージ」と「敵将一人のステータス低下or討死」が同時に生じ、
非常においしい展開になるため、劣勢から一気に優勢に転じることもできる。
ちなみに、武将狙撃は、上記の兵法の習熟度が大きいと発生しやすい。
東方キャラは、弓系兵法の習熟度が高めに設定されることが多く、かなりの確率で狙撃を行う。
三国武将では、黄忠や夏侯淵など、演義に弓術の達人ぶりが描かれる面々の習熟度がズバ抜けて高い。
こいつらに弓兵法を使わせると、「狙撃しない方が珍しい」くらいの発動率になる。
フルボッコ
無抵抗の相手をぼこぼこに殴りまくること。
転じて、戦略ゲームにおいては、圧倒的戦力差で敵を完全抹殺すること。
必要ない援軍をドンドン招集をかけたりすると、コメントで
「フルボッコタイムスタート」「It's フルボッコターイム!」などと書き込まれる。
兵力差はもちろんのこと、チート軍団で普通の武将と戦ったり、
壊滅寸前の敵部隊を全軍包囲で攻撃したりしても、「フルボッコ」に相当する。
ただし、あまりにフルボッコがすぎると、敵に同情しだす視聴者も続出するので、注意が必要である。
プレイ動画(プレイドウガ)
ゲームをプレイする様子を動画にしたもの。
★
ニコニコ動画一般での「プレイ動画」
ゲーム本編をプレイした様子を動画にしたもので、
ツールを使って極限のスーパープレイの模様を動画にした「TASプレイ」、
制約を課してプレイして、そのマゾぶりに感嘆する「縛りプレイ」、
プレイヤーのおしゃべりを交え、まるで友人宅でゲームを眺めているような趣の「実況プレイ」、
アドベンチャーゲームなどで登場人物のセリフに声を当てた「フルボイス」、
淡々とプレイの様子を映した「普通にプレイ」などの種類がある(
大百科『プレイ動画』
参照)。
★
歴戦ゲプレイ動画界隈での「プレイ動画」
歴史戦略ゲーム
では、初期の作品は「普通にプレイ」に類するものであったが、
やがて、アニメ等のキャラを登録して顔グラも変更した動画(キャラ差し替え動画)が登場し、
さらに、武将やキャラの「物語」を新たに創作するようにもなった(
紙芝居
)。
このため、一般にいう「プレイ動画」に加え、「ストーリーパートに比重を置いたもの」も含めて
「歴史戦略ゲー プレイ動画」範疇に入っている。
歴戦ゲ界隈で現在多数を占めるストーリーつき動画は、
中には本来のゲームから離れてMAD動画がむしろメインと言われたり、
史実武将の豪快なキャラブレイクでインパクトを残したり、プレイ場面を一切映さず紙芝居だけでストーリーを展開したりと、
むしろ「歴史戦略ゲームを題材にしたMAD」なのではないか、という見方もある。
その意味で、ニコニコ動画一般でいう「プレイ動画」とはちょっと異なる使い方をされていると言える。
一般の「普通にプレイ」に類するものは、「
硬派
」「
純プレイ
」と呼ばれる。
この界隈の動画には、「純粋にゲームのプレイ動画」を期待する視聴者と、「IFのストーリー」を期待する視聴者がおり、
「登録キャラの活躍」を期待する視聴者、「史実らしさ」を期待する視聴者もいる。
つきつめると、「シミュレーションゲームとは何か」「キャラクターとは何か」「歴史とは何か」という深い話になってしまう。
「アイドルによるストーリー重視の
架空戦記
」という方向性が比較的まとまっている
アイマス界隈
とは異なり、
「歴戦ゲ プレイ動画」という括りは、ごった煮状態の闇鍋なのである。
だが、それだからこそいい、という人もいる。
できれば、懐を広く持ちたいものである。
少なくとも、自分の趣味に反する動画に攻撃的なコメントを残すのはやめよう。
プレイヤーチート
ゲームのプレイヤーが、プレイヤーとしての立場で自分に加える
チート
(ズル)のこと。
コンピューター側の担当勢力を出し抜く、いわゆる「システムの穴」を衝く行為。
ブロントさん
もともとは、2chのネトゲ実況板に書き込んでいた、FF11のプレイヤー。
詳細は下記ニコニコ大百科参照。
その尊大で強気な発言内容や行動もさることながら、
「これで勝つる」「俺の怒りが有頂天」「確定的に明らか」「汚いなさすが忍者きたない」など、
特徴的な言語センスは「ブロント語」と呼ばれるようになり、「ブロンティスト」と呼ばれるフォロワーを生んだ。
歴戦ゲ動画でも、紙芝居パートの中で、キャラ付けの一つとして武将が「ブロント語」を話すことがまれによくある。
ブロントさん本人が登録武将として登場することもある。さすがにナイトは格が違った(
武将別伝
)。
文官
(ブンカン)
「
武官
」に対応する言葉。
人材(武将)のうち、行政を掌る官僚、外交官などのこと。後方で献策を行う「軍師」もここに含まれる。
ゲーム上は、政治力が秀でているものの、統率・戦闘などの軍事的なパラメータがからきしダメな人材を指す。
なぜか一騎討ちに割り込んでくることもしばしば。
史実では、行政官(文官)が軍事の指揮を執ることも少なくはない。
鄧艾などは、行政面の手腕が認められて抜擢され、軍事的にも大きな功績を立てた人物である。
- フラグ回収に定評あるのは東方騎行録だろう -- 名無しさん (2008-06-22 22:39:43)
- ブートキャンプの項目、三国志9では異民族相手に行われることもあるので「直接の攻略とは関わらない敵/施設に攻撃を仕掛けて熟練度を上げること」くらいの意味に差し替えたほうがいいのでは。ex:烏丸ブートキャンプ、土塁ブートキャンプ -- 名無しさん (2008-07-05 15:20:52)
- フラグの語源を修正しました。flagmentなのは「デフラグ」などですね。 -- 名無しさん (2011-05-08 13:44:41)