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Chaos&Jerky」を以下のとおり復元します。
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*****登場人物

ユカ:アイドル事務所『サブマリン』社長。裏の顔は、怪異事件専門の探偵 よくジャーキーチップ入りのパイプを加えている  通称、「Jerky」
混沌:ユカの相棒で、西洋産まれの怪異。性質は『影男』。「アカギ」「にゃる子」として具現化することもある 通称、「Chaos」
(アカギ:混沌の姿の一つ。イクのマネージャー。主に対外的に使われることが多い。
(にゃる子:混沌の姿の一つ。事務所内では基本的にこの姿でいる。潜入操作など、アカギの姿で行いにくい作業をする時に使われる
最上:事務所『サブマリン』の事務員。探偵事務所の事務も兼任している。ハッキングも出来たりするスーパー女子大生
イク:事務所『サブマリン』所属のアイドル。非常に耳がいい。噂話などを集め、ユカに提供している。

響子:女性警官。優秀だが、思い込みが激しく、空回りすることが多い。ユカを一方的にライバル視している
白戸:犬の姿をした元人間。響子のお目付け役。車で犬を誤って轢いてしまったことが原因で、怪異に憑かれ、犬の姿になってしまった。鼻が非常に利く
メタリカ:占い師。裏の顔は、情報屋。情報の信憑性は高いが、その分値段も高いことで有名。占いの腕も一流。


*****『ジャック・オー・ランタンは笑わない』第一話
主要登場人物:混沌・イク


(とある小劇場にて)

イク「みんなー 今日は楽しんでくれたかなー」
客「オーー!」
イク「イクはね、すっごく興奮しちゃったの! いひひっ」
客「ヒュー!」
イク「それじゃぁ皆、まったらーいげーつーなの!」
客「ワーー!!」

(そういい残し、ステージを去るイク 毎月19日に行われるイクの単独ライブは、今日も盛況に終わった)
(鼻歌を歌いながらステージ裏を歩くイクに、一人の男が近づく)

アカギ「今日も大成功だったみたいだな」
イク「あっ、プロデューサー。今回もバッチリなの!凄かったでしょー」
アカギ「あぁ、確かに 凄い熱狂ぶりだったな」
イク「むぅ・・・そっちじゃないの。まぁ、いっか。それよりご褒美ご褒美ー」
アカギ「はいはい。さて、何か希望は?」
イク「たまにはお寿司がいいの!事務所で皆でいーっしょに食べたいの!」
アカギ「くくっ、『スシ』ね。分かった。最近食べてなかったし、社長もOK出すだろ」
イク「やったの!想像するだけで、うずうずしてくるのー。プロデューサー、サッと着替えてくるから、待っててなの!」
アカギ「はいはい、手早く頼むよ」

(さらにご機嫌になったイクは早歩きで着替え室に向かい、アカギは事務所と連絡を取る)
(どこからどう見ても、普通のアイドルとプロデューサーであるが、見る人が見れば気づくかもしれない)
(『スシ』と言ったときのイクの表情が、何故か営業スマイルであったことと、聞いたときのアカギの口元が、微妙にゆがんだことに)

アカギ「もしもし、最上か。社長は?・・・そうか、とりあえず、イクが寿司を食べたいって言い出したんだが・・・ あぁ、頼む。」


*****『ジャック・オー・ランタンは笑わない』第二話
主要登場人物:混沌・最上・イク


(場所は変わって事務所『サブマリン』にて)

(撤収作業が終わり、事務所へ帰ってくる二人)
(二人が帰ってきたことに気づいた最上は、仕事を中断して、笑顔で手を振る)

最上「イクちゃんおっつかれー。プロデューサーさんも、お疲れ様」
イク「もがみんもお疲れさまなの!」
アカギ「ところで、準備は出来てるか?」
最上「うん、『特上』握り4人前、既に『冷蔵庫』の中に入ってるよー ただ・・・社長が書庫から戻ってこないんだよねぇ・・・」
アカギ「あぁ、また本に囲まれて寝てるのか・・・」
イク「全く、社長はおねぼうさんなの!」
最上「イクだって朝に弱いじゃないか。まぁ、それはさておき、ボクも含めて4人とも、事務所内に居る事になるよー」
アカギ「それなら問題ない。では、始めようか」
最上「了解ー」

(そう言って、最上がパチパチとキーボードを操作すると、建物自体の出入り口を含め、全ての扉のロックがかかる)
(全てのロックがかかった事を確認した最上は、アカギに向かってOKの仕草をする)

アカギ「よし、それじゃ、イクはユカを起こしに行ってくれ」
イク「はーい! 任せといてなの!」
アカギ「最上は食事の準備を任せていいか? ちょっとこの姿は窮屈だからな」
最上「うん、僕に任せて。それより・・・その・・・『着替え』は別の部屋でやってもらえると・・・」
アカギ「うん? 特に問題は無いのではないか? 今の姿は確かに男性だが、私という存在に性別は無いのだし」
最上「そ、それでもっ、ちょっと抵抗あるんだよぅ・・・ 特にここで着替えなきゃいけない理由も無いしさぁ・・・」
アカギ「ふむ・・・そういうものか 分かった、隣の部屋にでも行ってくる」
最上「うん、ありがと・・・ さて、3人が戻ってくる前に準備しておかなきゃ・・・」

(ユカを起こしに行くイク、『着替え』をしに行くアカギもとい混沌、準備をする最上)
(3人それぞれが動き始め、アイドル事務所『サブマリン』は、探偵事務所『C&J』へと様変わりしていく)


*****『ジャック・オー・ランタンは笑わない』第三話
主要登場人物:ユカ・イク


(混沌に言われ、ユカを起こしにいくイク)
(ユカの書庫の扉を開けると、そこには大量の本の山に囲まれた中で、仰向けに眠るユカが居た)

イク「あっ、ユカさん居たの! おーーい、早く起きるのー!」
ユカ「ZZZzzz...」
イク「うーーん、全然起きないのね。ユ・カ・さーん、起きなかったらイクがいたずらしちゃうよー!」
ユカ「ZZZzzz...」
イク「むぅ・・・こうなったら、イク、やっちゃうの!」

(そういって、おもむろに本の山を一つをポンと押すイク)
(その山は二度三度前後に揺れた後、バランスを崩して寝ているユカの方へと倒れていく)

ユカ「ZZZzz..ぬわーー!」
イク「いっひひひひ、大成功なの!」
ユカ「いつつ・・・って、その声はイクか?」
イク「大当たりなの!目が覚めたでしょ?」
ユカ「いや・・・目は覚めたが・・・これは酷くないか?」
イク「声かけても起きなかったユカさんが悪いの! それより、早く皆でお寿司食べるの!」
ユカ「寿司・・・か、いいな。んで、社長呼びじゃないってことは、もう準備は済んでるってことでいいのか?」
イク「勿論!なの みんな用意して待ってるの!」
ユカ「分かった。5分くらいで準備するから、待っといてくれって最上に伝えておいてくれないか?」
イク「りょーかいなの!そのままもがみんのお手伝いしてるなの!」

(そう言って、パタパタと駆け出すイク)
(その後姿を見送った後、ゆっくりと起き上がり、首を鳴らすユカ)

ユカ「『コッチ』の仕事は2ヶ月ぶりか・・・ さて、今回は何があるのやら・・・」

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