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ミュウ その6 - (2007/01/18 (木) 22:46:08) のソース
---- [[前へ>ミュウ その5]] &size(medium){ここまでのあらすじ…} 僕はのび太。 事件は出木杉の一言から始まったんだ。 「ポケモンの世界で遊ぼう」 僕、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、出木杉、ドラえもんの六人は ドラえもんの道具「もしもボックス」で部屋をポケモン世界に変えることにした。 だけどそれが出木杉の罠だったんだ。 出木杉は僕の部屋だけじゃなく、この町全てをポケモン世界に変えてしまった! そして出木杉はドラえもんを奪ってこのポケモン世界の支配者になったんだ…… そして出木杉が自分の右腕となる部下を探すため大会を開くと知った僕達は ドラえもんを助けるためポケモンを強くし、大会に出場する事を決めた。 大会当日… 僕達は苦戦しながらも予選を突破し、本戦に進出した。 本戦の一回戦、出木杉が送りこんだ幹部の一人にスネ夫が 怪我を負わされるが僕達はみんな勝利することが出来た。 その後出木杉の家に入り、出木杉がママが死んだ現実から逃げる為に この世界を作ったことを知った僕達は 『出木杉をもとに戻す』という新たな決意をして二回戦に挑むことにした。 二回戦はダブルバトル。 僕はパパと共に幹部二人と対決し、勝利した。 だが次に現れたしずかちゃんは様子がおかしい…… しずかちゃんはペアになったジンと言う男に捕まったみたいだ…… ジンに勝負を挑んだが僕は負けて大怪我を負わされてしまう…… 次の試合 ジャイアンは幹部の二人との対決になったのだが試合直前にペアのゴクが幹部のリーダーと知る。 ゴクは圧倒的な力で幹部二人を血祭りにあげ勝利した。 次の試合の終了後 急に出木杉が現れて『トレーナーへの直接攻撃をありにする』と宣言する。 そして……困惑する中スネ夫は二回戦へと向かった… ---- &size(medium){キャラのまとめ(ネタバレ注意!)} -『のび太』 手持ちはピカチュウ、ハッサム、ホウオウ。 切札のホウオウを上手く使えるかがこれからのポイント。 そしてピカチュウの進化も…… -『しずか』 現在行方不明。 -『ジャイアン』 手持ちはカビゴン、ブーバーン、バンギラス。 手持ちは巨体のポケモンが多い。 実はまだカンナが死んだことを知らない…… バンギラスの巨体の謎も物語の鍵? -『スネ夫』 手持ちはクロバット、ジバコイル、??? 自分の実力の無さを気にしており、のび太達のなかで一番努力をしている。 予選で出会ったクリスの二回戦を目にし、さらに強くなることを望んでいる。 -『ドラえもん』 出木杉に現在捕まっており、物語の序盤以外は登場していない。 -『パパ』 手持ちはカイリュー、ウインディ、ライチュウ。 のび太のパパで実力も高い。2chオタクでママと仲直りするため大会に参加。 -『出木杉』 手持ちはミュウ以外謎。 周り全ての支配を望んでいる。 -『ジン???』 手持ちはルカリオ、サンダー、???。 しずかを監禁した張本人。 実力はかなり高く幹部二人を一人で倒したうえのび太に怪我を負わせた。 出木杉に強い恨みを抱いていて正体は……… -『ゴク』 手持ちはエンテイ、ファイヤー、???。 幹部のリーダー。実力は高い…… だが昔イジメにあい、性格が歪んでいて残酷な戦い方を好んでいる。 気付いてる人も多いと思うがカンナを殺したのはゴクなのだ。 -『出木杉四代からくり』 業火、雷電、疾風、??? 出木杉の幹部のロボット四人衆だが三人は倒されている。 後一人は…… -『クリス』 手持ちはレジロック以外謎。 ロボットの様にただ命令をこなすだけのように戦う。 トレーナーを狙う戦い方を好んでいていつもフードを被り、姿を隠している。 クリスの正体は…… -『ミュウ』 赤い目と黒い体。そして圧倒的な力。 出木杉最大の部下でありポケモン。 だが……このミュウの行動には怪しい点がある。 -『タイムパトロール』 まだ登場していないが物語に絡む可能性はかなり高い…… ---- スネコンビ対キクシスター 「スネ夫君にしては……良い作戦だね」 「それじゃあ行くよ」 スネ夫達はステージに出ていった。 バニー「それでは……試合始め!!!」 「クォクォクォ」 怪しい二人の老婆がさらに怪しく笑い、ポケモンを出した。 キクヨ「ドサイドン」 キクコ「フワライド」 地面にドサイドンが降り立ち、フワライドが高く浮き上がる。 キクヨ「私達のコンボ……」 キクコ「あなた達に破れるかしら?」 スネ「クロバット!」 スネ吉「ヨノワール!」 スネ「まぁもうすぐ分かるよ。君らと僕らの作戦、どっちが凄いか スネ夫はキクコ達を指指して言った。 キクヨ「黙りなさい。ドサイドン、地震よ」 地震により、ヨノワールがダメージをうける。 スネ「なるほど……フワライドには地震が当たらないって訳か。 でもクロバットにも当たらないよ」 キクコ「ふふふ、焦らないことが長生きのコツよ。 ……あれ行くわよ!キクヨさん」 キクヨ「はい! ドサイドン、フワライドにロックブラスト!」 スネ「何!?」 ドサイドンの手の穴から無数の小石がフワライド放たれる。 キクコ「フワライド、たくわえるよ」 フワライドが小石を吸い込み、どんどん大きくなっていく。 ---- スネ「たくわえる?……まさか!スネ吉さん、まもるを使え!」 キクコ「フワライド、はきだすよ!」 フワライドの口?から無数の小石が勢い良く発射され、 フィールドの半分に降り注いだ。 キクヨ「一体生きたようね」 クロバットはボロボロになって倒れているが、ヨノワールはまもるの効果で無傷ですんだ。 キクコ「さぁこのコンボをあなた達は破れるかしら?」 キクコが少しイラっとするくらいの笑顔で聞いてきた。 スネ吉「うっ!……スネ夫君何か対策考えたかい?」 スネ「なるほどね… 上のフワライドに攻撃しようとすれば、威力の高いドサイドンの技の餌食…… そして下のバトルに集中すれば、あのコンボが来る…… 完璧だよ…対抗策何て無い」 スネ吉「えっ!……スネ夫君何を言って」 スネ「今はね。でもこのポケモンを使えば、あんた達の二体を一気に倒せるよ」 スネ夫が手のモンスターボールを見せながら言った。 キクヨ「面白いわね……早くそのポケモンを出しなさい!」 スネ「分かったよ。出てこい、ナッシー!」 三人「ナッシー!?」 ---- 三人「ナッシー!?」 あまりに意外なポケモンだったので他の三人は驚きの声を上げてしまった。 キクコ「ここは初代のSSの中じゃ無いのよ!」 キクヨ「そうよ、いい加減にしなさい!」 スネ「うるさいな!!!」 三人「………」 三人は今度はスネ夫の大声に驚いた。 スネ「こいつでお前らを倒すよ。絶対にね。 あと1つ警告。あの技はもう止めといた方が良いよ。 僕はあのコンボを完璧に破れるからね」 スネ夫の言葉に少し焦っていたキク姉妹だが落ち着きを取り戻し口を開いた。 キクヨ「……何を言い出すかと思えば」 キクコ「そんなこと言って私達にあのコンボを使わせない作戦ね」 キクヨ「これがあなたが言ってた作戦?」 キクコ「笑わせないで!早速そのナッシーを倒させて貰うわよ!」 キクヨ「ドサイドン、ロックブラスト!」 キクコ「フワライド、たくわえる!」 フワライドが小石を次々吸い込んでいく。 スネ「今だ!ナッシー、タマゴばくだん!」 ナッシーの顔に新たな実ができ、フワライドに放たれる。 ---- キクコ「なるほど」 キクヨ「フワライドにタマゴばくだんを飲ませるって訳ね」 キクコ「でもこの距離じゃ……」 キクヨ「絶対に当たらないわね」 タマゴばくだんは横に流されている。 キクコ「ほら、やっぱり……」 スネ吉「サイコキネシスだ!」 キクヨ「な、何なの!?」 タマゴばくだんが急に方向を変えてフワライドの口に入った。 そして空に浮かぶヨノワールが姿を現した。 スネ吉「僕を忘れちゃ困るよ。ヨノワールは幽霊だから姿を消せるのさ」 ドォーン!!! フワライドが大きな爆音をたて爆発し、煙を上げて落ちてくる。 ---- キクコ「フ、フワライド!」 スネ吉「ヨノワール、サイコキネシスでドサイドンにぶつけるんだ!」 フワライドがドサイドンに激突し、誘爆を起こした。 スネ「ナッシー、とどめのウッドハンマー!」 先回りしてたナッシーの強力な一撃でドサイドンは倒れた。 キクヨ「ド、ドサイドン!」 スネ「馬鹿だねぇ。僕の挑発にのってコンボを使う何て……笑っちゃうよ!w」 キクコ「……タマゴばくだんはノーマル技なのに何で!」 スネ「口に石を含んでる状態で爆発が起きればどうなるのか考えろよ。 飛行タイプを持ってるフワライドにはかなりのダメージだよ。 これで納得した?キクヨさん」 キクコ「私はコの方よ!もう許さないわ、ゲンガー!」 キクヨ「出ておいで、カバルドン!」 ゲンガーとカバルドンが現れた。 スネ「さてと……あれをもうそろそろやるべきだな…」 ---- カバルドンの特性で起きた砂嵐が強くなっていく…… キク姉妹「ふふふ……私達を本気にさせたことを後悔させえあげるわ……」 そう言ったキク姉妹の姿が薄れていく。 スネ吉兄さん「この作戦……どこかで…」 スネ夫「兄さん、下だ!」 兄さん「!?」 スネ吉の真下から巨大なカバが現れ、その巨大な口で噛みつこうとする。 スネ夫「ナッシー、タマゴ爆弾!」 タマゴ爆弾に気づいたカバルドンはまた地面に潜った。 兄さん「あ、ありがとう」 スネ夫「お礼は良いからもっと集中するんだ! 敵はポケモンじゃなくて僕達を狙ってる!」 シュン! 兄さん「うわっ!」 突然上から黒い塊のような物が落ちてきた。 スネ夫「シャドーボール!上からゲンガーが狙ってるんだ!」 無数のシャドーボールが次々と落ちてくる。 スネ夫「兄さん!ヨノワールでゲンガーを止めてくれ! 僕はカバルドンを倒す!」 兄さん「分かった!」 ヨノワールが上に浮き上がっていく。 ---- スネ夫「……もうそろそろだな」 スネ夫の背後から巨大なカバが… スネ夫「今だ、ナッシー!ソーラービーム!」 ナッシーが放ったソーラービームがカバルドンを吹き飛ばす。 その瞬間盛り上がった砂の山の中からキクヨが飛び出してきた。 スネ夫「そこに隠れてたのか」 キクヨ「何故カバルドンの動きが…」 スネ夫「少しは自分で考えろ!って言いたい所だけど教えてあげるよ。 相手が僕を狙ってるなら話は簡単さ。ナッシーに僕を狙わせたまま 待機させておいたのさ」 キクヨ「なるほど。でもまだカバルドンは…」 スネ夫「僕の目的はそのカバを地面から引きづりだすことだったのさ。 見せてやるよ。僕のコンボをね」 キクヨ「そんなの待ってる程私はお人好しじゃないわ。 カバルドン、また地面に潜りなさい!」 スネ夫「僕の勝ちだよ。ナッシー、サイコキネシスだ!」 キクヨ「そんな技効かな……これは!」 カバルドンの上から大量の何かが降りそそぎ、巨大な爆発を起こした。 カバルドンは倒れた。 ---- キクヨ「これは……タマゴ爆弾!?」 スネ夫「そうだよ。あんたが様子を見てる間に タマゴ爆弾を砂嵐で上に上げといたのさ。 上にはゴーストタイプしか居ないから気づかれないし、 サイコキネシスで操れば相手を確実に倒せる……これが僕のコンボさ」 キクヨ「なるほど……普通は当たりにくいタマゴ爆弾を サイコキネシスで操ることによって 確実にしかも大量に当てられる……それでナッシーを選んだのね」 スネ夫は顔には出していないがかなり嬉しかった。 前回は幹部に怪我を負わされた自分が今度は幹部を押しているのだ。 スネ夫『待ってろ、クリス!お前は必ず僕が倒してやる!』 キクヨ「でもあなた……1つ忘れてない? 私達は必ず伝説を持っている。 そして私は地面使い……意味が分かるかしら?」 スネ夫「……分かってるよ。早く出しなよ。グラードンを」 キクヨ「ふふふ……それじゃあ行くわよ」 辺りを包む熱風と共にグラードンが現れた。 ---- 頬を汗が流れる。 スネ夫「これがグラードンか……想像以上にでかいな」 キクヨ「早速行くわよ。グラードン、噴火だ!」 グラードンの口から激しい炎が放出され、ナッシーを包みこみんだ。 キクヨ「ふふふ、まぁタイプの差ね。さぁ次を出しなさい」 スネ夫「……甘いよ。ナッシー、催眠術だ!」 キクヨ「な!…」 グラードンの巨体が地面に倒れこむ。 スネ夫「ナッシー、グラードンの口の中で大爆発だ!」 グラードンの半開きの口にナッシーが入り込み、爆発を起こした。 もちろんグラードンは倒れた。 キクヨ「グラードンが……こんな簡単にやられる何て……」 スネ夫「……どんなに強い相手も作戦によっては倒せるのさ。 最初から炎技が来ると分かってたら『こらえる』をすれば良いんだからね」 キクヨ「完敗だわ……あなたの勝ちよ」 ……その後キクコの使うゲンガーとギラティナは強敵だったが ジバコイルの強力な電撃とスネ吉の嫌がらせ作戦の連携で難なく倒すことが出来た。 強かった砂嵐が弱まっていく…… バニー「勝者、スネ夫&スネ吉チーム!」 ---- 二回戦から一時間後 バニー「それでは……三回戦進んだ人達の入場です!」 1ブロック四人……合計16人がステージに入場する。 もちろんのび太達の姿もある……しずかちゃんの姿も。 のび『凄い威圧感だ……』 ここまで来ると一般人も幹部も相当な実力者。 凄まじい力を放っている。 バニー「それでは三回戦の主旨を発表します。 前回発表された通りトレーナーへの直接攻撃をありとします。 もちろんトレーナーが戦闘不能または死亡させた場合も勝利です」 「すいませぇん!」 急に手を挙げたのはゴクだった。 ゴク「相手を殺さずに攻撃し続けるのはありですかぁ?」 バニー「基本的に無しです。まず相手がギブアップしたらそこで試合終了ですから。 でも……もし相手がギブアップすら言えない状態ならそれは仕方ないことですが」 そう言うバニーは何かを楽しみにしている様な顔をしている。 ゴク「そうですか」 ゴクは満足そうな顔で手を下げた。 バニー「それでは三回戦の組み合わせを発表します」 主な組み合わせ のび太 対 憂作 ジャイアン 対 麻実 スネ夫 対 ミクリ ---- 『サファリパーク(元裏山)』 パパ「来たか……」 のび太達はパパに言われた場所へと来ていた。 パパ「かなり危険だぞ。良いのか?」 三人の顔に迷いは無い。 ………… パパ「ここだ」 サファリパークの奥の奥……フェンスを越えた先。 見た目は暗闇…… 良く目を凝らすと大きな穴が開いていた。 三人「ここは……」 パパ「出木杉が逆らった者を処刑する時に使う『裁きの穴』って呼ばれてる場所だ」 のび「そんな場所で何を…」 パパ「この穴には実験に使われて使い物にならなくなったポケモンが大量に住んでる。 今からお前らにはこの穴に入って奥まで進んでもらう」 ジャイ「……もし途中でポケモンに負けたら」 パパ「もちろん死ぬ……この穴のポケモンは皆人間に恨みを持ってる…… 油断したらすぐにあの世行きだ」 スネ「そんな!殺されたら意味無いじゃん!」 パパ「死ぬ覚悟が無いとあいつらには勝てない……それくらい分かってるだろ? これからは油断したら殺される……そんな戦いになる。 お前らはこの穴で命を守る手段を覚えるんだ」 のび「僕……行くよ」 ジャイ「こんなんでビビる俺様じゃないぜ!」 スネ「ぼ、僕だって…」 パパ「……そう言ってくれると思ったよ。本当に死にそうになったらこれを使え」 パパから穴ぬけのヒモを貰った。 のび「行くよ、みんな……」 三人は暗闇の中に入って行った…… [[次へ>ミュウ その7]] ----