ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

パパドラ その4

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その日のび助達は1日中自分のポケモンのレベルアップに
励んでいた。
そして次の日、すでにジム戦を終えている出木杉以外の一同は
ムロタウンのジムリーダートウキに挑む事になった。
「それじゃあ僕はいしのどうくつで引き続き自分のポケモンを
鍛えてるからみんなは頑張ってくれよ。」
「うん。頑張るよ。まずはジムに挑む順番を決めようよ。」
「そうだな。」
ジムに挑む順番は1番目がしずか、2番目がジャイアン、3番目が
のび助、そして4番目がドラえもんとなった。
「1番目はしずかちゃんだね。頑張って!」
「ええ。」
しずかがジムに入っていった。
やがて20分後、しずかがジムから出てきた。
「ワカシャモのつつくで楽勝だったわ。」
しずかはバッジケースの中に入れたナックルバッジを見せた。
「楽勝って言ってるわりには結構時間がかかってたじゃねぇか。
俺なら15分で終わらせられるぜ!」
そう言ってジャイアンはジムに入っていったが、
20分経ってもジャイアンはジムから出てこなかった。



「遅いわね、剛さん・・・」
それから5分後、ようやくジャイアンがジムから出てきた。
「あのジムリーダー、中々手強かったぜ・・・
ドガースの自爆のおかげで何とか勝てたけどな・・・」
「15分で終わらせるんじゃなかったのかい?」
ドラえもんが皮肉を込めてジャイアンに言った。
「う、うるせぇ!」
「じゃあ次は僕の番か・・・」
「パパ、頑張って!」
「うん、頑張るよ!」
そう言ってのび助はジムの中に入っていった。
「うわぁ・・・このジム、真っ暗だなぁ・・・」
のび助は暗いジムの中を手探りに歩いていった。
すると突然1人の男が、のび助に話しかけてきた。
「俺はカラテおうのトシヒデ!勝負だ!行け、マクノシタ!」
「うわわ!いきなりバトルか・・・行け、ジュプトル!
種マシンガン!」
ジュプトルの種マシンガンがマクノシタに5回当たり、
マクノシタは戦闘不能となった。
「参った!中々やるではないか。」
トシヒデとの勝負に勝つと、ジム内が少し明るくなった。



「なるほど・・・こうやってトレーナー達を倒しながら、
先に進んで行けばいいのか・・・」
その後ものび助はバトルを挑んてきたトレーナー達に勝利し、
やがてムロジムのジムリーダートウキのもとにたどり着いた。
ジムリーダーのトウキは若い青年だった。
「おっ、今日は随分挑戦者が多いな・・・
ビッグウェーブに乗ってるかい?」
「え、ええまぁ・・・」
「よし、それじゃあ勝負と行こうか!行け、アサナン!」

──5分後、のび助はトウキを倒していた。
格闘技があまり効かない上、エスパータイプの技を覚えている
ドクケイルのおかげでのび助は楽にトウキに勝つことができた。
「いやー、まさかこんなにあっさり負けるとは・・・
見事だよ、ナックルバッジを持ってってくれ。」
「ありがとうございます!」
のび助はトウキからナックルバッジを貰い、ジムを後にした。
「ドラえもん、やったよ!2つ目のジムバッジを手に入れたよ!」
「すごいよ、パパ!じゃあ次はいよいよ僕の番か・・・」
「頑張ってね!」
「うん!」
ドラえもんはジム内に入っていった。



ジムのトレーナー達はレベルの差もあったんで、楽に
勝利することができた。
だがジムリーダーはそうはいかないだろう。
(僕の今の手持ちはサンドパンにグラエナにイシツブテ・・・
このメンバーでトウキに勝てるんだろうか・・・いいや、弱気に
なっちゃ駄目だ!一か八かやるっきゃないな!)
ドラえもんはトウキにポケモンバトルを挑んだ。
トウキの1番手はワンリキー、ドラえもんはサンドパンだ。
「頼むぞ、サンドパン!ブレイククロー!」
サンドパンの強烈なブレイククローがワンリキーにヒットする。
「ほう、中々の威力だな・・・ワンリキー、反撃だ!
空手チョップ!」
ワンリキーの空手チョップがサンドパンにヒットする。
急所に当たったので、サンドパンの体力はかなり減ってしまった。
「サ、サンドパン・・・」
「効いただろう?僕のワンリキーの空手チョップ!」
「まだ戦闘不能になったわけじゃない・・・スピードスター!」
サンドパンのスピードスターがワンリキーにヒットし、
ワンリキーは戦闘不能となった。
「ワンリキーがやられるとは・・・なら、2番手はこいつだ!
行け、アサナン!」



「サンドパン、戻れ!行け、グラエナ!」
ドラえもんはサンドパンを引っ込め、グラエナを繰り出した。
グラエナの特性『いかく』により、アサナンの攻撃力が下がった。
「グラエナのいかくか・・・だがアサナンの特性は『ヨガパワー』だ。」
「そっか・・・アサナンは自身の特性『ヨガパワー』のおかげで、
通常のポケモンより攻撃力が高いから『いかく』で攻撃力が
下がってもあまりバトルに影響しないのか・・・」
「そういうことさ!」
(攻撃力の高いアサナンの格闘技をくらったらグラエナは一撃で
やられてしまう・・・砂かけで相手の命中率を下げたほうが
いいだろうか・・・いいや、もし相手が気合パンチを指示する
可能性もあるしな・・・ここはとにかく攻めよう!)
ドラえもんとトウキが同時に指示を叫ぶ。
「グラエナ、噛み付く!」
「アサナン、気合パンチ!」
グラエナはアサナンに噛み付いた。
気合パンチをするために攻撃を溜めていたアサナンは
集中力が途切れて技を出せなくなってしまった。
しかも噛み付くは急所に当たったようで、
アサナンは戦闘不能になってしまった。



「やられた・・・てっきりそっちがグラエナに砂かけを指示すると
思ったから、僕はアサナンに気合パンチを指示させたんだが・・・」
「相手の先を読んでポケモンに指示を出す・・・
ポケモンバトルって面白いですね!」
「そうだな! 僕の最後のポケモンはこいつだ!行け、
マクノシタ!」
「マクノシタか・・・グラエナ、体当たり!」
グラエナの体当たりがマクノシタにヒットする。
「ほぉ・・・ただの体当たりのわりには中々の威力だな・・・」
「ええ、何せシルクのスカーフを持たせていますから。」
「なるほどな・・・だが僕のマクノシタはまだ戦闘不能に
なってないぞ。当て身投げだ!」
グラエナはマクノシタにより投げ飛ばされ、戦闘不能に
なってしまった。
「やっぱり悪タイプのグラエナじゃ格闘タイプとのマクノシタ
とは相性が悪かったか・・・」
「さぁ、次はどのポケモンで来るんだ!?」
「僕の次のポケモンはこいつです!行け、イシツブテ!」
「イシツブテだって!?正気かい!?岩タイプは格闘タイプとは
相性が悪いんだぞ。」
「ええ、分かってますよ。僕がイシツブテを出したのは
この技を繰り出させるためです。行け、イシツブテ!自爆だ!」
「何!?」



イシツブテは自爆をした。
イシツブテとマクノシタは共に戦闘不能となった。
「やられた・・・まさか自爆をしてくるとは・・・」
「僕の手持ちはまだサンドパンが残ってますからね。
僕の勝ちですよ。」
「そのようだな。ナックルバッジは君が持ってってくれ。」
「ありがとうございます。」
そう言うとドラえもんはジムを後にした。
「ドラえもん!トウキさんには勝ったのかい!?」
のび助がドラえもんに尋ねる。
「バッチリだよ!」

──それから数十分後、ポケモンセンター・・・
「はい、お預かりしてたポケモンはみんな元気に
なりましたよ。」
「ありがとうございます。」
ドラえもんは自分のポケモンが入ったモンスターボールを
ジョーイさんから受け取るとモンスターボールから
自分のポケモンを繰り出した。
「サンドパン、グラエナ、イシツブテ、みんな元気に
なったかい?」
3匹は元気良く頷く。

ドラえもんはその後3匹にそれぞれ話しかけた。
「サンドパン、君のブレイククロー、カッコ良かったよ。グラエナも
苦手な格闘ポケモン相手によく頑張ったな。それとイシツブテ、自爆を
指示させてごめんよ。確実に勝つためにはああするしかなかったんだよ。」
ドラえもんはイシツブテに自爆を指示させたことを謝るが、
イシツブテは気にしてないらしく、にっこり笑ってくれた。
ドラえもんは自分のポケモンとの絆が深まったような気がした。



のび助 ジュプトル♀LV22(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火)
   ドクケイル♂LV23(体当たり、月の光、毒針、念力)
   ココドラ♂LV18(メタルクロー、鉄壁、泥かけ、頭突き)
ドラえもん サンドパン♂LV23(乱れひっかき、スピードスター、転がる、ブレイククロー)
     グラエナ♀LV20(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く)
     イシツブテ♂LV19(体当たり、岩落とし、マグニチュード、自爆)
しずか ワカシャモ♂LV25(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ)
    キャモメ♀LV24(水の波動、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
    ヤミラミ♀LV19(驚かす、乱れひっかき、猫騙し、ナイトヘッド)
ジャイアン ドガース♂LV23(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し)
     マリルリ♂LV22(バブル光線、丸くなる、水鉄砲、転がる)
     マクノシタ♂LV18(体当たり、猫騙し、突っ張り、当て身投げ)
出木杉 ヌマクロー♂LV28(泥爆弾、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
    エルレイド♂LV28(念力、剣の舞、インファイト、切り裂く)
    ゴルバット♀LV24(翼で打つ、怪しい光、噛み付く、鋼の翼)
    ハガネール♂LV31(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける)
スネ夫は前々回参照。



次の日、かいパンやろうのモグルさんが迎えに来てくれたので、
ようやく彼らはムロタウンを離れることができた。
「それにしても、俺達大分スネ夫の奴に遅れを取ってるんじゃないか?」
「そうだね、何せ彼は2日も早くこのムロタウンを出てるんだし・・・」
「それなら大丈夫だよ。彼はカイナシティより先には進めないからね。」
「どういう事?」
ドラえもんが出木杉に聞く。
「ほら、ゲームではアクア団の団員達が110番道路を塞いでるから、
最初は先には進めないだろ?そのアクア団の団員達をどかすには、
海の科学博物館のイベントを終わらせて、クスノキ館長に荷物を
渡さないといけないだろ?その荷物を持ってるのは僕だから僕が荷物を
クスノキ館長に渡さない限り、スネ夫君は先に進めないんだよ。」
「なるほど・・・確かにそうだね・・・じゃあ何でスネ夫君は、
ハギ老人に嘘をついてまで、僕達より2日も早くムロタウンを
出たんだろう・・・?先に進めないことは彼にも分かってた
はずなのに・・・」



ドラえもんの疑問にジャイアンが答える。
「きっとあいつ、田舎が嫌いなんだよ。何せお坊ちゃまだからな。
それにあいつ、負けず嫌いだしきっと今頃自分のポケモンのレベルアップに
専念してるに違いないぜ。」
その通りだった。
カイナシティにいち早く来ていたスネ夫は、108ばんすいどう
周囲のトレーナーを全て倒していた。
「全く・・・おじゃまじょのどれみに、まんざいコンビのタカとトシに、
ちょうのうりょくしゃのこいずみにゆきおとこのムック・・・
通常のゲームと違うトレーナーが現れたからどんなものかと
思ったら・・・雑魚ばっかだったな・・・
でもまぁレベル上げにはちょうどいいか・・・」
そう言うとスネ夫は図鑑を開き、現在の自分のポケモンの
ステータスを確認した。
「ユンゲラー、オオスバメ共にレベルを30まで上げたはいいけど・・・
次のジムはキンセツジムだからな・・・オオスバメじゃまず勝ち目は
ないだろう・・・かといってユンゲラーで挑んでも、相手のレアコイルは
鋼タイプを持ってるからな・・・やっぱり勝つためにはもっとレベルを
上げたほうがいいな・・・よし、もっとユンゲラーのレベルを上げよう!」
スネ夫がそう決心したその時、のび助達が108ばんすいどうに
上陸した。



「わわっ、何であいつらここに!?とりあえず隠れなきゃ!」
スネ夫は慌てて近くの海の家に隠れた。
そしてそこからドラえもん達の会話を聞き取った。
「モグルさん、色々とありがとうございました。」
ドラえもん達はかいパンやろうのモグルに礼を言う。
「いやー、いいんだよ。困った時はいつでも私を呼んでくれ。
そうだ、これを君達にあげよう。」
そう言うとモグルは青いホイッスルをのび助に渡した。
「なんですか、この笛・・・?」
「何か困ったことがあったらそのホイッスルを吹いてくれ。
30秒以内に私が駆けつけるぞ。」
「本当ですか?」
「ああ、本当だ。それじゃあ、さらばだみんな!ジム戦、頑張れよ!」
そう言うとモグルはホエルオーに乗って大海原に繰り出した。
「言っちゃった・・・」
「とりあえずカイナシティに行こう。海の科学博物館のイベントを
終わらせないと先に進めないからね。」
「そうだね。」
出木杉の提案に全員が賛成する。
そして彼らはカイナシティへと向かった。



その話の一部始終をスネ夫は聞いていた。
「何なんだ、あの海パン男・・・くそ、計算外の出来事だ。
このままじゃ僕のチャンピオンの座は危ういな・・・」
スネ夫は軽く舌打ちをした。

カイナシティに着いたのび助達は、
まずはクスノキ造船所のツガさんに事情を説明した。
ツガさんはクスノキ館長が海の科学博物館にいることを教えてくれた。
海の科学博物館に着いた彼らは入場料50円を払い、
博物館内に入場した。
(ジャイアンが入場口で入場料を値切ったので、
博物館に入るのに少し時間がかかった。)
彼らは階段を使い、博物館の2階へ向かった。
2階に着くと、クスノキ館長とアクア団の団員が
何やら揉めていた。
「おいお前ら!よってたかって何やってんだ!」
ガキ大将のジャイアンがアクア団員達に怒鳴りつける。
「何だぁ、お前は?」
「ガキが大人の世界に手を突っ込むもんじゃないぜ!」
アクア団2人はズバットとキバニアをそれぞれ繰り出してきた。
「喧嘩上等!俺はジャイアン!ガキ大将だ!行け、ドガース、マリルリ、
マクノシタ!」



ジャイアンが大暴れしたことによって、アクア団の団員を
2人ともやっつけることができた。
そしてこのバトルにより、マクノシタはハリテヤマに進化した。
「おお、ハリテヤマに進化したのか!カッコ良いぜ、お前!」
そこにアクア団のボス、アオギリがやって来た。
「君らか・・・我々の邪魔をしている子供達というのは・・・
まぁデボンの荷物は諦めてやろう・・・だが今度また我々
アクア団の邪魔をしたら・・・その時は・・・フフフ・・・」
怪しげな笑みを浮かべ、アオギリと団員達はその場を去って行った。
クスノキ館長がジャイアンにお礼を言う。
「いやー、それほどでも・・・ハハハ・・・」
「ところで君達は何でこの博物館に・・・?」
クスノキ館長が尋ねてきたので、
出木杉は彼にデボンの荷物を渡した。
「おお、この荷物を届けに来てくれたのか、ありがとう。
これが奴らに奪われていたらどうなってたことか・・・」
クスノキ館長に別れを言い、彼らは海の科学博物館を後にした。



そしてカイナシティ・・・
「僕は先に110番道路に行くよ。」
「何でだい?一緒に旅したほうが楽しいのに・・・」
のび助が出木杉に尋ねる。
すると出木杉は軽く微笑み、こう言った。
「僕らはライバル同士、馴れ合うわけにはいきません。
これは誰が一番早くチャンピオンになるかの競争ですから。
それじゃあ・・・」
そう言うと出木杉はカイナシティを後にした。
「私も110番道路に行くわ。じゃあね、ドラちゃん、パパさん。
次に会うときはポケモンバトルをしましょう。」
そう言うとしずかもカイナシティを去っていった。
「俺はバトルテントで自分の実力を試すぜ!じゃあな!」
ジャイアンはカイナシティのバトルテントへと向かった。
後にはのび助とドラえもんだけが取り残された。
「じゃあ僕達は103番道路で自分のポケモンのレベルを
上げようよ。」
ドラえもんはのび助に提案する。
しかしのび助は否定をする。



「いいや、僕も110番道路に進むよ。ドラえもん、悪いけど
君は1人でレベルアップに専念してくれないかい?」
その言葉を聞いてドラえもんは驚いた。
「ええ!?何で!?『1人じゃ心細い』って言ったのはパパでしょ!?」
「そうだけど・・・今出木杉君が言ったように僕らはライバルだろ?
馴れ合うわけにはいかないよ。それに君と一緒に旅してると色々
頼っちゃいそうだし・・・僕なら大丈夫。最初の頃より大分
ポケモンに詳しくなったし・・・それに僕にはジュプトル達が
いるからね。」
「・・・分かった。じゃあパパ、頑張ってね。」
「うん。次に会うときはポケモンバトルしよう。」
「うん。」
ドラえもんとのび助は再開を誓い、
彼らはそれぞれの道を進んで行くのであった・・・



のび助 ジュプトル♀LV25(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火)
   ドクケイル♂LV25(体当たり、月の光、毒針、念力)
   ココドラ♂LV23(メタルクロー、鉄壁、泥かけ、頭突き)
ホイッスル所持
ドラえもん サンドパン♂LV25(乱れひっかき、スピードスター、転がる、ブレイククロー)
     グラエナ♀LV23(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く)
     イシツブテ♂LV23(転がる、岩落とし、マグニチュード、自爆)
しずか ワカシャモ♂LV28(ひっかく、火の粉、二度蹴り、ビルトアップ)
    キャモメ♀LV24(水の波動、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
    ヤミラミ♀LV22(驚かす、乱れひっかき、猫騙し、ナイトヘッド)
ジャイアン ドガース♂LV26(自爆、体当たり、ヘドロ攻撃、ダメ押し)
     マリルリ♂LV24(バブル光線、丸くなる、水鉄砲、転がる)
     ハリテヤマ♂LV24(きつけ、猫騙し、突っ張り、当て身投げ)
出木杉 ヌマクロー♂LV30(泥爆弾、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
    エルレイド♂LV29(念力、剣の舞、インファイト、切り裂く)
    ゴルバット♀LV26(翼で打つ、怪しい光、噛み付く、鋼の翼)
    ハガネール♂LV31(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける)
スネ夫 ユンゲラー♂LV30(サイケ光線、サイコキネシス、目覚めるパワー氷、自己再生)
    オオスバメ♂LV30(我武者羅、影分身、電光石火、翼で打つ)



  • 注:今回からは一人称形式で話が進行となります。

「さて、どうしようか・・・」
ドラえもんと別れた僕こと野比のび助は、
キンセツシティに来ていた。
キンセツシティに着いて僕はすぐにキンセツジムを訪れた。
早速ジム戦をしようと思ったのに、ジムリーダーのテッセンさんは、
1日3人までしか挑戦者を受け付けないらしく、
明日出直して来るように言われてしまった。
どうやら今日はすでに3人の挑戦者と戦ったらしい。
恐らくその3人の挑戦者は僕より先にキンセツシティに
着いたのであろうスネ夫君と出木杉君としずかちゃんのことだろう。
今日はジム戦ができないので仕方なく僕は、
自分のポケモンのレベルを上げるために110番道路に戻ろうとした
ちょうどその時、僕の目の前で1人の中年男性が突然倒れた。
「うっ・・・ぐっ・・・」
「だ、大丈夫ですか!?」
僕は慌ててその人に駆け寄る。
「あ、ああ・・・大丈夫だ。どうやら二日酔いらしい・・・
すまないが、俺をポケモンセンターまで連れてってくれないか?」
「ええ、いいですよ。」



僕はその人に肩を貸し、2人でポケモンセンターまで向かった。
その人はポケモンセンターで部屋を借りるや否やそのまま部屋で
寝てしまった。
放っておくのも何なので僕はポケモンの本を見ながら
その人が起きるのを待つことにした。
「なるほど・・・キンセツシティのジムリーダー、テッセンさんは
電気タイプの使い手なのか・・・確か電気タイプの弱点は地面タイプ
だから、地面タイプの技『泥かけ』を覚えるココドラをメインに
戦おう・・・」
しばらく本を読んでいるとその人は目覚めた。
「あ~、良く寝たぜ・・・」
「あっ、起きましたか。二日酔いのほうはどうですか?」
「ああ、もう大丈夫だ。それよりあんたには迷惑かけたな。」
「いえいえ、いいんですよ。」
「おっと、自己紹介がまだだったな。俺はダツラだ。」
「僕はのび助です。」
ダツラさんは僕の読んでいるポケモンの本に目をやりこう言った。
「おっ、その本を読んでいるってことはあんた、ポケモントレーナーか?」
「ええまぁ、一応・・・」
「へぇ、奇遇だな。俺もポケモントレーナーなんだ。バトルフロンティアって
ところでフロンティアブレーンをやってるんだ。」



ばとるふぁくとりー?ふろんてぃあぶれーん?
なんだそれ、さっぱり分からない。
「何だ、フロンティアブレーンの事、知らないのか?この地方では
結構有名なんだが・・・」
「ええ、すみません。さっぱり分からないです。そもそも僕がこの
世界に来る事になったのはちょっとしたミスで・・・」
「この世界?どういう事だ?」
ダツラさんは僕の事をフシギソウ、いや不思議そうな顔で見てきた。
考えてみればこのゲームの世界の人達は僕達の住んでいる世界、
つまり現実世界の事なんて知るわけがないよな。
「ええ、話せば長くなるんですが僕がポケモントレーナーに
なったのは色々とわけがあって・・・」
「待った!」
僕がポケモントレーナーになった経緯を話そうとしたその時、
ダツラさんは僕が喋るのを止め、こう言った。
「長話になるんなら、下の居酒屋で話さないか?飲み仲間が
欲しかったんだ。」
「ええ!?あなたさっきまで二日酔いで寝てたじゃないですか!」
「まぁ細かい事は気にすんな。さ、行こうぜ。」
僕はダツラさんに無理矢理居酒屋まで連れて行かれた。



そういえば・・・しばらく酒飲んでなかったな。
それに誰かと一緒に酒を飲むのも凄い久しぶりな気がする。
とりあえず今はポケモンバトルから離れて
大人だけの特権を楽しむことにしよう。

30分後、僕達はベロンベロンに酔っ払っていた。
僕はダツラさんに色んな事を話した。
僕がこの世界に来る事になったきっかけ、
何故ジムバッジを集めているのか、
現実世界にも祖古梨さんという飲み仲間がいるという事などなど
語りだしたら止まらなかった。
「なるほど・・・つまりあんたが元の世界に戻るにはこの世界で
バッジを8つ集め、ポケモンリーグで四天王を倒さないと
行けないのか・・・あんたも色々大変だな。」
「ええ、まぁ・・・」
「それにしても別の世界からあんたらをここに連れて来たっていう
そのドラえもんって奴、気になるな・・・一体どんな奴なんだ?」
ダツラさんがドラえもんの事を聞いてきたので、僕は彼に
ドラえもんの事を話してあげた。



未来から来たタヌキのようなネコ型ロボットだという事、
苦手な物はネズミで好きな物はドラ焼きだという事などを
話してあげるとダツラさんは興味津々でこう言ってきた。
「へぇ~・・・随分と面白い奴だな、そのドラえもんってのは。
俺も1度そいつに会ってみたいな、下手したら伝説のポケモンより
貴重な存在かもしれねぇ。」
「今度機会があったら紹介しますよ。」
「おっと、俺はあんたから色んな話を聞いてるのに、
俺はあんたにまだ何も言ってないな・・・実はな・・・」
今度はダツラさんが僕に自分の事を話してくれた。
ダツラさんが所属しているフロンティアブレーンというチームは、
ダツラさんを含め全部で7人いるらしく、
その7人はジムリーダーや四天王を上回る実力の持ち主で、
普段はバトルフロンティアという施設で挑戦者の相手をしている
らしいのだが、今は各地に散らばってこの地方の異変を調査
しているらしい。
「俺もよぉ、この街の事を調べていたんだが、中々手がかりが
掴めなくてな・・・それで自棄になって酒を飲んでいたんだ。」
「そうなんですか・・・」



その後もダツラさんは僕に色んな話をしてきた。
僕は相づちを打ちながらその話を聞いた。
そしてダツラさんは僕にこんな話題を降ってきた。
「なぁあんた、家族はいるのか?」
「え?ええ、妻と息子がいますけど・・・」
「そうか・・・きっとあんたが居なくなったこと、心配
してるんじゃないのか?」
「う~ん、どうだろう・・・」
そういえばドラえもんは向こうの世界の1日はこっちの世界では
大体100日くらいとか言ってたな。
ってことは、向こうの世界では僕がいなくなってから
まだ数時間くらいしか経ってないんじゃないか?
じゃあママものび太も僕が居なくなったことは
気にしてないだろうな。
第一のび太は僕がこっちの世界にいることを
知っているだろうし・・・
なんてことを考えているとやがてダツラさんが口を開いた。
「まぁ何にせよ、自分の事を心配してくれる人がいるのは
いいことだ。俺はこの歳でまだ独り身でな・・・でもまぁ、
俺にとってはブレーンの仲間達が家族みたいなもんだがな・・・」



「そ、そうなんですか・・・」
一体ダツラさん以外のフロンティアブレーンってどんな人達なんだろう?
きっとダツラさんとは別の意味で一癖も二癖もある連中に違いない。
そんな事を思いながら僕とダツラさんは一晩中語り合った。

ところかわってスネ夫サイド・・・

「くそ、結局今日は野宿か・・・」
キンセツシティのジムリーダーテッセンを倒した僕こと
骨川スネ夫は、寝る間も惜しんで112番道路まで来ていた。
本当なら3つ目のジムバッジを取った後は、
リッチなホテルでゆっくり休みたかったんだが、
いつまでもあの街に留まっていると出木杉達に見つかってしまうだろう。
もしあいつらと会ってしまったら、この前僕が嘘をついて1人で
勝手にムロタウンを出た事を責められるだろう。
なるべく面倒な事は避けたい。
その一心で僕はここまで来たんだ。
それにしても寒いなぁ・・・テントを張って中で暖まることにしよう。
僕はユンゲラーと共にテントを張っていると
草むらから怪しげな物音が聞こえた。



「ん?何だ?今ゴソゴソって音が聞こえたような・・・気のせいかな?」
そのときは気にせずに僕は再びユンゲラーとテントを張る作業に
取り掛かった。
それから数分後また草むらから怪しげな物音が聞こえた。
「や、やっぱりそこに誰かいるのか!?いたら返事しろ!」
      • しかし返事は帰ってこない。
自分で草むらの様子を見に行くのも怖いのでユンゲラーに
行かせることにしよう。
「おいユンゲラー、お前が様子見て来いよ。」
しかしユンゲラーは首を横に振る。
どうやら怖いようだ。全く僕に似て臆病な奴だ。
しょうがない、僕が様子を見に行くしかないようだな。
僕は草むらに向かって歩いていった。
懐中電灯が欲しいな、真っ暗で何も見えない。
そう思って僕はバッグの底から懐中電灯を取り出した。
しかし電池が入ってない。
僕はポケットの中に入っていた電池を懐中電灯に
入れようとしたそのときまた草むらからゴソゴソいうような
物音が聞こえた。
僕は強気になって草むらに向かって叫んだ。



「おい!そこに誰かいるんだろ!?出て来いよ!」
相変わらず返事は帰ってこない。
「べ、別にお前の事なんか怖くないんだぞ!そ、そうさ!
僕はジムバッジを3つも持ってる優秀なトレーナーなんだ!」
足はガクガクに震え、こころなしかパンツが濡れてるような気がした。
沈黙が三度続く。
しばらくすると何やら火の玉のようなものが飛んできた。
「うわっ、何だ!」
僕はその火の玉をかわす。
ここで僕はある事に気づく。
「ん?待てよ、ここら辺に住んでいて且つ火の粉を使ってくるポケモンと
いえばあいつしかいないな!」
僕はすかさず電池を懐中電灯に入れ、懐中電灯を点ける。
懐中電灯の光があるポケモンに当たる。
「やっぱりお前だったのか・・・」
そのポケモンはどんかんポケモンのドンメルだった。
「この野郎!のび太みたいなマヌケ面のくせに驚かしやがって・・・
おかげでパンツが濡れちゃったじゃないか!どうしてくれるんだ!」
僕はドンメルを思いっきり蹴り上げた。
いくらどんかんポケモンのドンメルといえどもこれには
怒ったらしく、僕に向かって火の粉を連発してきた。

「う、うわやめろ!ぼ、僕が悪かった。助けてくれー!」
僕はドンメルに追い掛け回されることになった。

そしてその様子を遠くから見ている少女が1人・・・

  • 注釈:祖古梨さん…ドラえもん第13巻に登場したのび助の飲み仲間。