Scheme - nofx @Wiki

【　TUTSchemeで　】

１．基本構造

構文はほぼLISPと同じ。
ちなみに入力はすべて半角で。

>（+ 1 2）
17
>（* 3 4）
12

このように対話型である。
太字部分がユーザ入力部。

---

●　関数

（関数名 式１ … 式ｎ）
式i　は関数への引数

■　+, *　：　加算、乗算のシステム組み込み関数。任意の引数を受け取ることが可能

【例】

>（+ 1 2 3 4）
10
>（+）
0

>（* 1 2 3 4）
24
>（+）
1>（+ （* 3 4） 5）
17

引数なしの場合はその単位元を返す。
加算の単位元は　0。乗算の単位元は　1。

■　-
【例】

>（- 7 3）
4
>（- 5）
-5
>（- -10）
10

■　abs　：　絶対値
【例】

>（abs -10）
10
>（abs 5）
5

---

●　変数の宣言

（define 変数名 式）
【例】

>（define x 100）
x
>（define y （* x x））
y>（+ x y）
10100

（set! 変数名 式）
変数の宣言機能の他にも変数に値の代入機能も。

【例】

>（+ x 5）
105
>（set! x （* 10）
10>（+ x 5）
15

---

記号とリスト

■　記号
（quote 記号名）＝　（' 記号名）

記号名という名前の記号が返り値となる。

【例】

>（quote x）
x

>'x
x

■　リスト
（list 要素名１ … 要素名ｎ）

【例】

>（list 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10）
（list 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10）

>（list 'we 'eat 'rice）
(we eat rice)

• リストの要素がリストでもＯＫ。

※length：　リストの要素数を調べる関数。
【例】

>（list 10 （list 'little 'indian 'boys））
（10 （little indian boys））

>（length （list 10 （list 'little 'indian 'boys）））
2

• リストは関数に渡せる。変数に代入も可能。

【例】

>（define noun-phrase（list 'little 'indian 'boys））
noun-phrase
>noun-phrase
（little indian boys）
>（list 10 noun-phrase
（10 （little indian boys））

★リスト要素が全て分かっているなら
（quote リスト表記）
が便利。
【例】

>（quote （we eat rice））
（we eat rice）
>（'（we eat rice））
（we eat rice）

>（define noun-phrase '（10 （little indian boys））
noun-phrase
>noun-phrase
（10 （little indian boys））


【空リスト】
>（list）
（）
>'（）
（）

---

• car, cdr　など