用語集
あ
- 赤提灯
- 桑名宗社で叩き出し、渡祭などのときに合図に使われる大型の馬上提灯。
- 赤地に上り藤が白抜き。居酒屋のことではない。
- 油提灯(あぶらちょうちん)
- 雨天用に油が塗られた提灯。
- 斎火(いむび)
- 御神火のこと。
- おかっつぁん(お勝さん)
- 試楽前日の金曜日に各町少年会、青年会が隊を組み桑名宗社に参拝すること
- 少年会のおかっつぁんは、桑名宗社には行かず自町内を練り歩く町もある。
- その際「おかっつぁんはうちにか」と歌を歌いながら練り歩く。
- 石取祭中に歌われる俗謡の一つ
- 送り提灯
- 叩き出しの際、桑名宗社の神楽太鼓が打たれたことを伝えるため、各町役員が提灯を振り合図を自町へ送ること。
か
- 組
- 近隣の町で組まれたグループのこと。歴史的には城下の御門で区切られた地域で組が作られたりしている。
- 現在11組に分かれている。
- 献石
- 桑名宗社の神前に栗石を奉納すること。またはその石。町屋川原よりする。
さ
- 祭事委員
- 各組から選出された祭礼を司る神社役員。
- 祭事長
- 各町を代表し祭礼における最高責任者。
- 境提灯(さかえちょうちん)
- 町と町との区切りを示す提灯。
- 笹取り
- 試楽前々日の木曜日に各町の宿へ立てる笹竹を取りに行くこと。
- 試楽(しんがく)
- 八月第一日曜日の前日の土曜日に行われる各町内での町練り。
た
- 叩き出し
- 試楽の土曜日の午前0時、桑名宗社の神楽太鼓を合図に各町祭車が一斉に鉦と太鼓を打ち始めること。
- 天幕(てんまく)
- 太鼓の上部にある布で出来た幕。染物や刺繍などで柄が描かれている。
- 渡祭(とさい)
- 本楽に桑名宗社前で各町の祭車が抽籤された順序で参拝すること。一番のクライマックス。
な
- 音取(ねとり)
- 祭車を引く人。アルバイトが多い。6人から8人ほど?
は
- 花車(はなぐるま)
- 渡祭順一番の祭車。
- 檳榔子(びんろうじ)
- 金をするためのT字型のアレ。祭車の輪留めに利用したり、氷を割ったり、何かを引っ掛けたり、用途は広い。
- 桴(ぶち)
- 太鼓を叩く二本の木の棒。最近グリップの下部が少し太い握りやすい形のものもある。ばち
- 本楽(ほんがく)
- 八月第一日曜日、石取祭の最終日。全祭車が整列し桑名宗社への渡祭が行われる。祭車は南並びと北並びが隔年となっている。
ま
- 御籤御占式(みくじうらないしき)
- 本楽の渡祭順を決める式典。
- 万灯(まんど)
- 山形の一番上につける「石取御神事」等書かれた直方体の和紙を張った提灯のようなもの。雨用に油紙を張った万灯もある。
や
- 宿(やど)
- 祭期間中の少年、青年、中老会等の集会所になる。入口に笹竹を立て、注連縄を張る。
- 山おろし(やまおろし)
- 本楽が終わった後に「今年もお疲れ様でした」と労を労う事。
- 山形(やまがた)
- 十二張の提灯を張った石取祭車のもっとも特徴的な部分。試楽用や叩き出し用に六張り提灯山形を持つところもある。下部で前に折れるようになっている。