旧遺物【存在】

旧遺物とはその名の通り、旧い時代に作られ、やがて忘れ去られた無数の物品のこと。
対象は武具、装飾品、書物、人体など幅広く、明確な定義などは無い

しかし物品1つで強い能力を持つこと、また非常に旧いという点などから目利きの鑑定士ならば判別可能。
現在は5つの旧遺物が確認されており、その全てをカノッサ機関の六罪王、ガイスト・ウォレンが捜索・収集している。
その為、所有者は各々が機関構成員に狙われる事を能々承知し、またその力を御するようにしなければならない。

以下が存在を確認済みの旧遺物となる。

  • 『綾津妃の木乃伊』
    古の時代、風の国の草原地帯にシャーマンとして生きた綾津妃という女性のミイラ。
    現在は〝箱〟という形で存在しており、膨大な呪いの念が込められているが為に直接触れることは厳禁。
    ただし、自らを泥濘に賭してまで何かを求めて触れる者には、相応の代償と引き換えにそれを与えるという効力も持つ。

  • 『纏衣の斬光剣』
    綾津妃同様、風の国の草原に土着神、或いは悪霊として根付いた纏衣という存在が振るい、またその象徴とした一振りの名剣
    空間に光の線を引く事が出来、全くのド素人でも光と見紛う速度でその線に沿って剣を振るう事ができる。
    刀身は継ぎ目のない鋼鉄で出来ており、やや重い。扱いも対応も簡単であり難解であるというピーキーな一品。

  • 『塗装の禿げた独鈷杵』
    夜の国の山岳部に現れた洞窟、その奥にある人為的構造物の台座に据えられていた法具。
    その性能は様々な力を誇る旧遺物中No.1の出力を誇り、わずかにでも魔力を使用出来る人物が力を流し込めば、量に応じて大変強力な電撃が発生する。
    元は金色だったようだが現在は経年によって赤茶けており、それでも尚その力は衰える所を知らない。

  • 『龍牙のルビー』
    巨大で澄んだルビーの内部に竜の牙が溶け込んだ、非常に貴重な宝石。正確にはそれをペンダントにしたもの。
    首を通す糸の代わりにゴテゴテとした多量の黄金装飾が用いられており、単に装飾品としての価値も高い
    その力は着用者の真の能力を引き出すというもので、如何なる弱者であっても勇者に成り得る程の効力を持つ。

  • 『悪の魔書』
    ガイスト・ウォレンその人が所持していた古ぼけた本。中には乱雑な術式が刻まれている。
    術式は転移や治療から大魔術までを世界中の言語で記したもので、ページを指定して魔力を送るだけでその魔術を使用出来るというもの。
    非常に便利だが燃費が悪く、多大な魔力を持つものでないと真価を発揮することは稀である。

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最終更新:2013年03月25日 03:41