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『"明日を向く"……とても素敵な言葉だと、私は思う。』
名前 |
フレデリック・シャリエール |
性別 |
男性 |
年齢 |
28 |
身長 |
181cm |
体重 |
83kg |
所属 |
ゼン=カイマ(教会) |
好き |
美しき人の心、妻、子供 |
嫌い |
戒律に半するモノ、害意 |
特技 |
聖書の暗唱、槍術 |
【人物】
宗教都市ゼン=カイマの大司教で、同都市の
第三近衛騎士団、その元団長でもある。
六罪王
ダグラスの古くからの親友だが、様々な変遷を経て
現在は各々の立場から手紙のやり取りすらしていない。(ただし仲違いはしていない)
性格は生真面目で自分に厳しく、また他者にも規律を求めるタイプ
加えて傲慢で、横柄で、尊大な所もある(ただしそれが欠点だと自覚もしている)。
それでも〝
聖地巡礼〟を経て非常に丸くなっており
厳しい中にも優しさを見せ、常日頃から笑うようになり、人への当たりも柔らかくなった。
また同じ騎士団の部下であった
マリア・アレンスと先日結婚。
式では"親友"と協力して教会そのものから花火までを用意し、無数の人々の前でキスするという大胆な行動もした。
現在は彼女と共に世界中の孤児を救うための『シャリエール基金』を立ち上げた他
マリアの孤児院『カランコエ』の子供たち十数人の〝父親〟としても日々精力的に活動している。
【服装】
白いローブと豪奢なマント、素足にグラディエーターサンダルという出で立ちが主。
以前は豪槍を背負っていたが、近頃は聖書を一冊持ち歩いている。左手薬指には結婚指輪も欠かさない
またその鍛えあげられた肉体はゆったりとした布の上からでも分かるほどである。
ナイスバルク。
尚、右肘から先と左足首から先は戦闘で失ったが、それぞれ戦闘向けの
黒鉄の義肢を装着している
ちなみにローブは櫻の大妖『折鶴童子』の織った布を使用しており、対魔法性能が非常に高いほか
デザインとして白地に光線の様な三角のラインが走る、という造形である。
このことから分かるようにフレデリックは妖怪や怪物は見下しているが、その力や作った品の強力さは認めている。
番外編として、結婚式の際は上記とはまったく異なり白のフロック・コートを着用していた。
これは一時でも敵対した
UTに所属する"仕立て犬"に無理を言って作ってもらった最上級の品であり
一般的な男性よりも圧倒的に大柄なフレデリックであっても着こなせる特別仕様の一着である。
また、下着はほぼ常時下帯(ふんどし)を着用している。
ねじりタイプではなく、古代ローマ風の布面積が多く前垂も長いアレである。
【能力】
- 『軟性形態』
自らの肉体(脂肪、筋繊維)をスライム状にすることが出来る能力。神経や内臓はそのまま。
つまり腕や表皮であれば斬撃、打撃は効かず、銃弾もうまく貫通すれば無傷ということ。
これは近接戦闘を主とするフレデリックにとっては最大の強みかつ戦法の主たるものである。
ただし雷や火などの水と相対する属性の攻撃を受けると能力は発動せず
例えば電流などを受けた場合は感電も早い為に弱点も非常にわかりやすい面も。
ただしフレデリックは自らの槍にわざわざ雷属性のモノを使用しており
自らの弱点を自らが用意することで慢心を避け、身を戒するという考えのもとに戦うことを忘れてはならない。
【戦闘】
己が肉体と愛槍一本を武器に中~近距離で戦っていく正面突破タイプ。
槍の腕は流石に主武器に据えているだけあって一級であり、精密かつ強烈な一撃が特徴。
また能力により下手な傷は効かない為、かなり強引な策を使うことも。
なんといっても自身の身体・技術・能力の全てに自信を持っているため、生半可な戦いは死を招く。
唯一の突破口は能力と雷槍の関連を見出すことだが、如何に利用するかという機転も重要である。
これらに加えて教会(正確には騎士団独自)の術を使用することもでき、こちらもまた強力。
ある程度の詠唱が必要となるものの、周囲一帯を爆破させたり、或いは雷を落としたりすることが出来る模様。
余談だがこれらの術の一部は第三近衛騎士団の正規団員であれば誰しも教えこまれているため使用できる。
特に団長のフレデリックは所謂『秘術』の類を数多く知っている、という具合である。
【所持品】
- 『雷槍カテドラル』
雷の力を秘めた宝槍。長さは3mほどもあり、穂先はおよそ40cm。
基本的に突くことを主としているが刃の形状はグラディウスに似ており、斬ることも可能。
雷を飛ばしたり、刺した上で一挙に放電させることが出来るため、一度捉えられると危険な武装である。
- 『転移術式のマント』
フレデリックが使用する豪奢なマント。実はフレデリックのお手製であり
計七枚の薄衣からなる一品で、その一枚一枚に緻密な転移術式が織り込まれている。
その為、魔術に疎くとも僅かな才能さえ有れば高度な転移の魔術を使用できるようになり
また元より転移に優れたフレデリックが本気で使用すれば瞬間移動に近い技も可能である。
ただし転移の際は攻撃の先に気配を悟られる可能性があり
そのまま反撃を受けるという事も十二分に有るため、彼はあまり戦闘にこれを利用していない。
- 『翁の右手首』
櫻の国で暴れた〝翁〟という怪物の右手首を、セスタス状の武器に加工したもの。
これを使用すると岩をも砕く怪力を手に入れられるものの
元が邪悪な存在であるため、多用はじわりと肉体を侵食する事となる。
幸いにしてフレデリックは浄化や聖の属性に精通しているため他者よりも被害は少ないが
それでも使用直後はべっとりと汗をかくほどの痛みに襲われるという。
- 『黒鉄の義肢』
右腕の肘から先、左足首から先にそれぞれ装着している義肢。
信用のおける技師に作ってもらったものであり、ミスリル製で非常に頑丈な作りである。
戦闘向けの構造であるため無骨な外見で、人肌の体温などは存在しない。
その分、神経伝達速度やパワーに重点が置かれていて、爪も丸いものと鋭いものに換装出来る。
- 『古い聖書』
フレデリックが子供の時から使用している聖書。神の教えが記されている他に
それに付随する預言書なども記載されており、彼自身の書き込みも有るため非常に分厚く重い。
普段は腰に皮のベルトで留めており、魔術使用の際の媒体としている。
- 『結婚指輪』
妻であるマリア・シャリエールと交わした誓いの証。
プラチナリングにダイヤの輝きが美しい指輪であり
その内側には『Forever in love』の刻印が有る。ちなみに彼が送ったものにも同様の文句があるとか。
【備考】
- 妻と共にゼン=カイマの為、孤児の為、子供たちの為に奮闘する日々。
自らの行いを深く悔いて心を改めたそうで、今後は街中でも見かけるかも知れない。
最終更新:2015年06月09日 03:26