貴方と共に明日を創れる事―――私はそれが、何よりも嬉しいので御座いますよ。
<<――妻として、母として、友として――大切な人に囲まれて、築くのは幸せな〝明日〟>>
<<Na m e >> :マリア・シャリエール Maria Charriere
<<Ge n d e r >> :F
<<W e i g h t >> :ヒミツで御座いますよー……
<<Ag e >>22
<<He i g h t >> :162cm
<<Li k e >> :子供・友・夫
<<Di s l i k e >> :害意
<<Be l o n g >> :―――
<<Ch a r a c t e r >>
度重なる戦争などで親を亡くした・捨てられた等様々な理由で身寄りを無くした孤児を引き取って面倒を見ている、金髪碧眼の女性。
かつては第三近衛騎士団の一員として
宗教都市ゼン=カイマの人々の守護を任されていたが、今は愛する夫や子供達と共に静かに暮らしている。
柔らかい物腰と丁寧な口調、温厚で穏やかな優しさの中に凛とした芯の強さを併せ持ち、大切な人を傷つける者には毅然とした態度を取る。
子供が大好きで、殊に小さな子供に対しては直ぐに仲良くなれるのだとか。普段から子供の面倒を見ていることもあって扱いはお手の物。
幼い頃にある事件で親を亡くして身寄りを無くして、教会に拾われたという過去を持つ。
或る修道女に身寄りのない自分を我が子のように可愛がって貰ったらしい。マリアもまた母のように慕っていたとか……
そんな彼女の姿を見て育ったマリアは、其処で護るモノのある人の優しさと強さを知り、自分もそうあろうと志した。
親を亡くすという過酷な経験をしたにもかかわらず実の娘のようにその修道女から愛を受けたという過去は、今のマリアの人格に少なからず影響を及ぼしている。
先日結婚し、
フレデリック・シャリエールの妻となった。騎士団時代から培った夫への信頼は結婚後さらに深まり、言葉を介さずとも彼の全てを心から信じている。
時間を見つけては街の復興事業に取り組む夫の様子を見に来たりする程で、夫への愛と信頼はゼン=カイマでも評判なのだとか。
騎士からは身を退いたが護るのを辞めた訳ではなく、過去の大司教
アーグが復活した際は夫と共に戦っている。
愛する人を護る為に、守護騎士としての技量は今でも全く衰えていない。
マリアは、世界中の親を亡くした子供達を救う為に支援活動を主催している。その名も『シャリエール基金』。詳しくは下記。
<<シャリエール基金>>
世界中の戦争やカノッサ・GIFTその他による襲撃により親を亡くした子供たちを支援するために、マリアが発案し夫婦で立ち上げた基金。
その理念は「困難な境遇にある子供達に手を差し伸べる」ことであり、教徒を中心としたチャリティ活動や『甘味 剣ヶ団子』の売上金が主な資金源。
集められた資金は全て世界中の孤児の支援やマリアの経営している施設『カランコエ』の運営費に充てられる。
丁度巡礼により腐敗が正され教会全体が清く正しい方向に向かっていることもあってか賛同する教徒は多く、寄付金はかなりの額に上っている模様。
マリア自身も石鬼討伐、アンジェル・ベルジュロン捕縛の報酬金10000000を全てこの基金に充てた。
マリア・シャリエールという人物がこの基金を悪用して私腹を肥やす人物ではないのは今さら言うまでもないが、活動の透明性の為に基金の使い道はすべて公表している。
「戦うことで戦火から子供達を護る」という考え方とは全く違ったアプローチで子供達を救う方法を考えた結果作り出したのがこの基金。
一人で子供達を救うには限界がある。しかし、世界中の人が少しでも良いから繋がって子供達に手を差し伸べられたら、きっと多くの子供を救える。
とある友人に「人間とは一人ではなく常に誰かと繋がっている」ということを教えられて、この発想に行きついたとか……。
料理やお菓子作りが趣味で、毎日夫と子供達に料理を作っていることもあってかその腕はかなりのもの。
滅ぼされた里の名物菓子『甘味 剣ヶ団子』のレシピを復元したのもマリア。
今は世界中を探してもマリアがゼン=カイマで販売しているもの以外は手に入らない程希少な菓子で、この団子をゼン=カイマに買いに訪れる者も多いらしい。
ちなみに団子の売上金は一部が『シャリエール基金』にプールされ、残りはマリアの生活資金となる。生きていく為には最低限のお金は必要なのです……
愛する人を脅かす災いが起こった今、マリアは再び盾をその手に取り夫と共に戦いに身を投じる。正義でも義憤でもなく、ただ愛する人を護る為に―――
<<Fi g u r e >>
マリンブルーの瞳は優しく澄み、ブロンドの長髪は絹糸のようにさらりと美しい。常に微笑みを湛え、右の目元には泣きぼくろ。
身長は高くもなく低くもないが、大きく膨らんだ胸元や節制の賜物のすらっとした足から身長以上に大人な印象を受ける。
どんな服装をしていようが左手の薬指には白金とダイヤモンドの指輪が煌めき、首元には十字架のネックレスが掛かっている。
肉体は細身だがしなやかで強靭。元第三近衛騎士団の精鋭という事もあり、鍛えられた体は見た目以上に強い力を持つ。
騎士団を離れ一人の女性に戻ったこともあってか、最近はお洒落もするらしい。白や薄い桃色の可愛らしい服が好きなのだとか。
ウェディングドレス姿を書いて下さいました。有難う御座いました!
<<Ab i l i t y >>
熾気(しき)
マリアの持つ熾気とは、魔力と性質が良く似た
聖の力である。
基本的な性質としては
光と熱を伴うことが挙げられ、どのような形で発現しても基本的にこの性質は変わらない。
ある程度凝集させることで物質化させることも可能。強度は凝集した熾気の量に比例するが、最高では硬化ガラス程度。
マリアが害意・悪意・呪詛を感じると反発するように熾気が強まり、熱と光は燃え盛る太陽のように高まる。
反面、明確な敵がいない場合は熾気の力が抑えられ、熱と光も暗闇での光源・寒い時の熱源に使える程度にしか発現できない。
さらに人の好意・善意・祝福を感じると、熾気の性質は「治癒」へと変質し、相手の回復力を劇的に早める効果をもたらす。
この〝熾気〟を用いた治癒魔術は魔術の発達したゼン=カイマでも屈指のもの。
魔力には反応や変化はせず、単に反発する。一方
ある友人の聖の力には反応したことも……。
以下の能力は、全て熾気を応用したもの。
<<Claimh Solais>>
クラウ・ソラス<光の剣><<――護るべき者の為、闘う意志を輝く刃に変えて――>>
熾気を凝集させて物質化し、刃状に形成する。
作られた光の刃は強い〝聖〟・〝光〟・〝斬〟の属性を持ち、太陽の如き強烈な熱と光・銘刀の如き切れ味を伴う。
この刃には「重さ」という概念が一切なく、刀・大鎌・細剣など意のままに形状や長さを変えることが出来る。
このような特性の恩恵を受け、マリアは大きな力を込めずとも超高速かつ変幻自在の斬撃を可能とする。
刃を超高速で振り切る事で斬撃を飛ばすことも出来る。射程約50mで、それ以上離れてしまうと自然消滅してしまう。
両手に刃を生み出して二刀流にすることも出来なくはないが、大抵左手には盾を持っているので基本的には右手のみに発現させる。
<<Esfera del sol>>
エスフェラ・デル・ソル<太陽の欠片><<――その光は太陽の如く、その熱は煉獄の如く――>>
熾気を球状に凝集させてサッカーボール大の光の球を形成し、前方へ高速で射出する能力。
強い光と高熱を発しているので、敵にぶつかることで火傷を負わせられるほか、強烈な光による目潰しなどにも利用可能。
また任意で炸裂させることも可能で、その威力はマリアの体力が万全の状態なら成人男性を吹き飛ばせる程。
凝集させる熾気の量に応じてその光と熱の強さは増し炸裂した際の威力も上がるが、凝集させる際は他の行動が一切出来ないので隙も大きい。
誰にも邪魔をされずに静止した状態で10秒以上たっぷりと熾気を溜める事が出来たなら、その炸裂の威力は計り知れないものになるという……
直線状に射出するのは勿論、カーブを描くように放つことも出来る。が、敵を追尾するようにしたり突拍子もない動きは出来ない。
力が尽きるまで幾らでも連射は出来るが、溜めてから撃つという性質上連射するとなれば威力も落ちる。
<<Alas de serafim>>
アーラス・デ・セラフィム<熾天の翼><<――最後の切り札は、全てを救いあらゆる悪意に抗う為に――>>
大切な者を護る為にマリアが伏せる最後の切り札は、総ての闇をも白く染めるかの如き閃光と全ての悪を滅するかの如き熱を放つ大きな翼。
膨大な気力と体力を代償に背に白翼を顕現させる。翼を広げた彼女の姿は、まさに人々を救う為に地上に降臨した天使。
燐光を放つ純白の羽根はその一つ一つに熾気が凝集されており、触れるだけであらゆる物を灼き溶かし闇夜も白昼の如く照らす。
翼はマリアの意のままに動き、羽ばたいて飛翔することは勿論攻撃を弾いたり翼で近くの敵を薙ぎ払う事も可能。
さらに翼はマリアの潜在能力を限界まで引き出し、熾気・身体能力・五感などあらゆる力を増幅させる効果を持つ。
上記二つの能力も大幅に威力が増加し、全ての攻撃が決定打たりうるものと化す、まさに「最後の切り札」。
しかし膨大な気力と熾気を消費するために、翼を顕現させてから五分もしない内に持てる全ての力を使い切って消滅してしまう。
体力も気力も熾気も使い切ってしまう為に、翼が消滅したら暫く指の一本すら動かせなくなってしまう。そういう意味でも「最後の切り札」だ。
最近では、力を抑えて翼の機能を飛行に限定することも出来るようになった。
この場合では単に翼が生えて飛べるだけで、潜在能力を引き出す効果も無ければ熱もほんのり温かいくらい。
その代わり力を抑えているお蔭で1時間は飛び続ける事が出来る。単なる移動手段としてよく使う。
某日
とある友人に大聖宮での戦いで負傷した右肩を治療して貰った時の事。
彼女は自身の持つ〝聖〟をマリアの体に流し込むことにより肩の修復を行った。しかし、作用は回復だけではなく思わぬ方向にも及び・・・
その際治療の為に流し込まれた彼女の聖の力とマリアの熾気が化学反応を起こすように混ざり合い、翼が発現出来るようになった。
「光と熱を放ち実体を持つ翼」というまるで互いの持つ聖の力の特性が混ざり合ったような性質を持つは、このような経緯がある為。
<<transitus magicis>>
<転移術式><<――夫に教えて貰った得意技――>>
文字通り、自身の存在する場所を転移する魔術。騎士団現役時代はこの術式を使えなかったマリアだが、結婚後に夫に一から教えて貰って得意技と言えるまでにマスターした。
……とは言っても夫のように戦闘中に使えるような精度はまだ無く、転移するまでに「意識を集中して、術式を展開して、転移先を指定して……」と隙だらけのままたっぷり30秒以上掛かってしまう為に戦闘行為にも不向き。
だが、この転移術式をマスターしたお蔭で色んな所に出かけられるようになった。つまり、
昼の国に住んでいるにも関わらず「洗濯も終わった昼下がりにちょっと
水の国の品ぞろえのいい商店街までお買い物」なんてことも出来るのである。
子供達の世話もあり長時間家を出られないマリアにとって、この術式は非常に重宝している。
<<Be l o n g i n g s >>
<<Virgo Celestia>>
ヴァルゴ・セレスティア
目を惹きつけるような美しい七色の輝きを持つ、幾度となくマリアの身を護った大盾。原初の11機、
美の巨人・ヴァルゴを構成していた素材で作られたもの。
物理か魔法のいずれかを完全に防ぎうる能力を持ち、どちらを防ぐかは使い手の意識によってスイッチできる。
なお切り替えには一呼吸要るので、咄嗟の不意打ちには対応できない。
膨大な魔力を注げば一度だけ物理・魔法共に防げるが、ありったけの魔力を消費する為に使えば最後戦闘不能に陥る可能性が高い。
第三近衛騎士団に所属していた当時、
夫から贈られた。今では滅多に使う機会はないが、夫からの最初の贈り物として大切に保管してある。
贈り主の転移魔法により自由に呼び出したり、逆に転送して手ぶら状態にしたりと収納場所には困らない。
<<鈴音のハンカチ>>
鈴音から贈られた、薄桜色に銀の鈴の刺繍が入った薄手のハンカチ。
幸せになるように、と贈り主の願いが込められている。
<<栞>>
<<十字架のネックレス>>
十字架をかたどったネックレスは、夫から貰った物と
親友から貰った物の二つを持っている。
大切な人から贈られたプレゼントは、いつでもマリアの胸元に掛かっている。
<<指輪>>
夫から贈られた、白金にダイヤモンドの指輪。所謂結婚指輪で、夫も同じデザインの物を持っている。
裏側に刻まれた文字は“forever in love”――――
<<Ba t t l e S t y l e >>
盾と能力による堅固な防御力を軸にした専守防衛および持久戦を得意とする。
上に記したとおり物理か魔術のいずれかは完全に防ぎうるので、生半可な攻撃は通用しないと言って良い。
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最終更新:2015年03月09日 12:25