■■序文■■
「ニンジャスレイヤー:the チャブRPG」は、ブラッドレー・ボンド氏、フィリップ・ニンジャ・モーゼズ氏の著作、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の二次創作である。
こうしてα版のルールブックを親愛なるニンジャスレイヤーファンにお届け出来るのは、著者両名の二次創作に対する、寛大な姿勢あってこそだということを忘れないで欲しい。
それでは準備はいいだろうか。
共にネオサイタマの地へ踏み出そうじゃないか。
――システムデザイン担当 Giuditta Aimaro
やぁ。今僕が何処にいるかわかるかい? ふむ、ふむ。そう、エッセンだ。ドイツのね。
遥か海を超えてやってきた「ニンジャスレイヤー」への、迸る愛の結晶がこのRPGだ!
幸運にも僕は、クールなシステムデザインに定評のあるGiuditta氏の手を借りることが出来た。(イタリアのWoD愛好家、Giudittaと言えば知ってる人もいるかもね! 彼女のツィミーシィに関するコラムは本当にクールさ!)
僕一人では、こうやって本の形に漕ぎ着けることは出来なかっただろう。
もちろん、こうしてこのルールブックを手にとってくれた君も、重要なファクターだ。
素晴らしいネオサイタマを描き出した天才二人、ゲーム製作の相棒、そして遊んでくれる(だろう?)君たちがいて、ようやくこのルールブックはゲームへとアセンションする!
ディセンションが君たちを待っているよ。
――監修、装丁担当 Alberich Felke
■■リバイズド版序文■■
二度目の邂逅となる。
α版「ニンジャスレイヤー:the チャブRPG」は無事に受け入れられ、しかし我々には多くの課題が残された。
事実上のβ版である「ニンジャスレイヤー:the チャブRPG Revised」。つまりこのルールブックには、前作のあらゆる問題点を解消し、さらに刺激的に、ニンジャスレイヤーの世界で遊ぶためのルールが記述されている。
多くは語らない。まずは遊んで欲しい。
そうすれば、きっと伝わるだろうから。
――システムデザイン担当 Giuditta Aimaro
前作が出た直後に、僕はGiudittaから散々に愚痴を聞かされた。
「やっぱり戦闘ルールなんて用意しない方が良かった!」そう電話口で叫ぶ声は今でもキンキン脳みそを駆け巡っている。
どうやら彼女は、自身が作ったα版の戦闘ルールが気に入らなかったようだ。
あぁ、わかるとも。システマティックに、かつエキサイティングに戦闘を描き出す前作のシステムは素晴らしい物だと自負している。
しかし、彼女の中のニンジャスレイヤーとはかけ離れた物を書いてしまったのだと、それが心残りなのだと、そう言っていた。
そこまで言うなら書いてもらおうじゃないか。そうしてこの、改訂版というよりもはや、第二版とでも言うべき改造を施された「リバイズド!」が作成されることとなった。
二度目のディセンションだ。君にクールな再誕を捧げる。
――監修、本文、装丁担当 Alberich Felke
最終更新:2012年07月14日 22:55