よるとれんきんじゅつし 「○○の秋とかよく言うけどなにかしようと思った時には結局過ぎてる」
金色の銀杏の葉が、風に乗って舞い落ちていく。
そんなある日のアンゼロット宮殿内、異世界用ホットスポットである宮殿内の赤い電波塔の頂点付近。
鉄骨に見える金属材の上に立ち、強風に髪を煽られながら、シルバーブロンドツインテールゴスロリ―――ノーチェは髪を押さえつつ0-Phone で話をしていた。
鉄骨に見える金属材の上に立ち、強風に髪を煽られながら、シルバーブロンドツインテールゴスロリ―――ノーチェは髪を押さえつつ0-Phone で話をしていた。
「そんなわけでありましてな。
姉上はお元気そうでありましたよ、それはもういきいきとしてたであります。
信じてくれてるいい姉上ではありませんか」
姉上はお元気そうでありましたよ、それはもういきいきとしてたであります。
信じてくれてるいい姉上ではありませんか」
電話の先では溜息。
電話の相手は今ファー・ジ・アースにはおらず、しかも長期に渡り他世界に出向しているノーチェの知人である。
任務先は今この瞬間も世界の危機に瀕し続けている場所であるにも関わらず、こちらに残してきた知人達のことが心配だというので彼女が調査報告を行っているのだった。
電話の相手は今ファー・ジ・アースにはおらず、しかも長期に渡り他世界に出向しているノーチェの知人である。
任務先は今この瞬間も世界の危機に瀕し続けている場所であるにも関わらず、こちらに残してきた知人達のことが心配だというので彼女が調査報告を行っているのだった。
溜息にはなにやら複雑そうなものが詰まっていそうであったが、ノーチェは特に気にすることなく報告を続けた。
「それから灯でありますが、無事にこちらに帰還してるであります。やっぱり微妙にこちらとそちらの時間の流れは違うようでありますな。
今は世界の守護者代行見習いの護衛として、絶滅社から出向扱いでありますよ。
同じ職場の仲間として、お礼を言わせてもらうでありますよ」
今は世界の守護者代行見習いの護衛として、絶滅社から出向扱いでありますよ。
同じ職場の仲間として、お礼を言わせてもらうでありますよ」
そうか、とどこか安堵したような、嬉しそうな声。
戦友が無事に帰還したのを確認できたことが嬉しかったのだろう、その声を聞いてノーチェは珍しく次の言葉を言いよどんだ。
戦友が無事に帰還したのを確認できたことが嬉しかったのだろう、その声を聞いてノーチェは珍しく次の言葉を言いよどんだ。
「えーと……。
で、それから幼馴染の彼女のことでありますが、―――ひぁうっ!?」
で、それから幼馴染の彼女のことでありますが、―――ひぁうっ!?」
電話の向こうから撒き散らされる激しい轟音とノイズ。
予測していなかった爆音に驚いて、彼女は反射的にスピーカーを耳から離しつつ珍妙な声を上げた。
きーん、と響くハウリングに対して耳にダメージを受けて涙目になりつつ、ノーチェはぶるぶると震えながらマイクに向かって声をかける。
きーん、と響くハウリングに対して耳にダメージを受けて涙目になりつつ、ノーチェはぶるぶると震えながらマイクに向かって声をかける。
「え?えぇ~……?ちょ、ちょっと。何が起きたのでありますかっ?
っていうか今の、何でありますか?」
っていうか今の、何でありますか?」
ノーチェの声にではなかろうが、スピーカーの向こうからは小さな舌打ち。
『敵が出た、悪い』と一言告げる声と切ろうとする雰囲気を感じ、ノーチェはあわててマイクに向けて叫ぶ。
『敵が出た、悪い』と一言告げる声と切ろうとする雰囲気を感じ、ノーチェはあわててマイクに向けて叫ぶ。
「ちょ、ちょっと待つでありますよっ!? まだ一人報告が終わってないでありま―――」
ぶつん。
無常にも、0-Phone の通話が向こうから切られる乱暴な音が響いた。
むなしく響く一定感覚の電子音。
無常にも、0-Phone の通話が向こうから切られる乱暴な音が響いた。
むなしく響く一定感覚の電子音。
確かに電話の相手がいる所はいつどこでどんな敵が現れるかもわからない、第八(この)世界などとは比べ物にならないほどの超のつく危険地帯だ。
電話の片手間に相手をできる敵ではなかったのかもしれない。
そう思いなおして、それでもノーチェは一つ溜息。
調査報告を頼んだ側が報告を全部聞かないというのはどうなんでありますかねー、と思いつつ、内心伝えられなかった報告を伝えずに済んだことにほっとした。
電話の片手間に相手をできる敵ではなかったのかもしれない。
そう思いなおして、それでもノーチェは一つ溜息。
調査報告を頼んだ側が報告を全部聞かないというのはどうなんでありますかねー、と思いつつ、内心伝えられなかった報告を伝えずに済んだことにほっとした。
伝えられなかったのは一人の少女の近況。
依頼人にとって大切な人の一人。
その近況について伝えられなかったことに、遠慮のないノーチェでさえ少し安堵していた。
依頼人にとって大切な人の一人。
その近況について伝えられなかったことに、遠慮のないノーチェでさえ少し安堵していた。
そりゃあ言い辛いでありますよねぇ、と一つ前置きして、遠い目で水晶玉に映る光景を目を細める。
おそらくは、遠く世界を隔てた報告任務の依頼人を気遣う視線だったのだろうその眼差しには、思いやりすらあった。
おそらくは、遠く世界を隔てた報告任務の依頼人を気遣う視線だったのだろうその眼差しには、思いやりすらあった。
そうして彼女はふいに水晶玉から目線をはずし、虚空に向けて一言だけつぶやいた。
「……まさか、幼馴染があんなことになってるとは思わないでありますよなぁ……」
どこか無念さの滲んだその声は風に紛れ、誰に届くこともなかった。
***
『秋葉原(まち)~の平和を乱すやつ~♪
夜な夜なきちゃう~、空ー気の読めないエミュレイター♪
さぁ立ち上がれ!(Hey!) 誰よりも、強く強く固い 意志(ソウル)で~♪』
夜な夜なきちゃう~、空ー気の読めないエミュレイター♪
さぁ立ち上がれ!(Hey!) 誰よりも、強く強く固い 意志(ソウル)で~♪』
アンゼロット宮殿ショッピングモール内、とある小さな居酒屋こと「ろんぎぬす」に流れるのは、この宮殿内のローカル局・アンゼロットTVのローカル番組のCMだ。
店内でその映像に目を向けている者はいない。
BGMというにはややポップな少女の歌声とライトでアップテンポな曲が店内の空気の上をすべるように流れていく。
店内でその映像に目を向けている者はいない。
BGMというにはややポップな少女の歌声とライトでアップテンポな曲が店内の空気の上をすべるように流れていく。
液晶板に浮かぶのは、最近になってはじまったアンゼロットTV謹製の子供向け番組だ。
内容は、毎回現れるなんだかどこかで似たような姿を見たことがある気がする、仮面をつけた銀髪のポンチョ少女が巻き起こす事件を、主人公兼ヒロインが解決するもの。
そして、主題歌をバックにヒロインが 変身アイテム(まどうぐ)に語りかけながら変身し、決めポーズ。
内容は、毎回現れるなんだかどこかで似たような姿を見たことがある気がする、仮面をつけた銀髪のポンチョ少女が巻き起こす事件を、主人公兼ヒロインが解決するもの。
そして、主題歌をバックにヒロインが 変身アイテム(まどうぐ)に語りかけながら変身し、決めポーズ。
『魔法少女みこみこくれは! 毎週○曜午後○時、好評放送中! 見てくれないと、あなたのヒミツ、握っちゃうぞ♪』
なにしてやがる世界の守護者代行見習い。
ちなみにこの番組が放映されだしたのには理由がある。
もともと世界の守護者代行見習いがあまりの仕事の量にパンクしかけちょっと実家に帰った時、彼女のウィザード社会的地位に目をつけたエミュレイターが現れ、
ストレスで半分トんだ頭で謎な言葉を撒き散らしつつぶっ飛ばしたという実話から、彼女の支持率アップという目的も含めて放映されだしたという経緯がある。
もちろんヒロインは世界の守護者代行見習い本人がやっている。
本物のウィザード技術を駆使した映像技術と、主人公兼ヒロインのいきいきしたはっちゃけぶりにより、いまやウィザード業界では知らぬ者なき人気番組となった。
もともと世界の守護者代行見習いがあまりの仕事の量にパンクしかけちょっと実家に帰った時、彼女のウィザード社会的地位に目をつけたエミュレイターが現れ、
ストレスで半分トんだ頭で謎な言葉を撒き散らしつつぶっ飛ばしたという実話から、彼女の支持率アップという目的も含めて放映されだしたという経緯がある。
もちろんヒロインは世界の守護者代行見習い本人がやっている。
本物のウィザード技術を駆使した映像技術と、主人公兼ヒロインのいきいきしたはっちゃけぶりにより、いまやウィザード業界では知らぬ者なき人気番組となった。
……しかしこの見習い、ノリノリである。
あの余計な一言に定評のあるノーチェですら報告を言いよどんだのも、まぁわからないでもない。
あの余計な一言に定評のあるノーチェですら報告を言いよどんだのも、まぁわからないでもない。
閑話休題。
とまぁ、その人気番組には目もくれず。
今日の居酒屋ろんぎぬすは、暗くなりはじめの時間にも関わらず、すでにカウンター席に4人の女性陣が陣取っていた。
とまぁ、その人気番組には目もくれず。
今日の居酒屋ろんぎぬすは、暗くなりはじめの時間にも関わらず、すでにカウンター席に4人の女性陣が陣取っていた。
「うむ。ほどよい脂のノリだな。やはり季節のサンマはこうでなければいかん」
長い金髪に紅玉の瞳。服装は年中ゴシックロリータの、やけに偉そうな小柄な少女。
すだちを搾った秋刀魚を大根おろしで吟ずるように味わうのは、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。
すだちを搾った秋刀魚を大根おろしで吟ずるように味わうのは、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。
「……くりごはんは。日本の心として。私が認定したい」
同じく長い髪ではあるが、こちらは烏の濡れ羽色。絹糸のように艶やかな髪の、茫洋とした表情の美人。
湯気と香りを立ち上らせながら、ほのかに色づく栗ご飯の味をかみ締めるように食べるのは、姫神秋沙。
湯気と香りを立ち上らせながら、ほのかに色づく栗ご飯の味をかみ締めるように食べるのは、姫神秋沙。
「う~ん、やっぱりおいもは秋の味だよね~。焼き芋以外でもこんな食べ方もアリだよ、うんうん」
アーモンド色の髪を揺らして表情豊かに笑うのは、何故か居酒屋にどこかの学校の制服で来ている少女。
さつまいもとにんじん、ごぼうのかき揚げを塩をつけながらさくさくもぐもぐかじるのは、弓塚さつき。
さつまいもとにんじん、ごぼうのかき揚げを塩をつけながらさくさくもぐもぐかじるのは、弓塚さつき。
「まさか日本に来て、地元の料理が味わえるとは思いませんでした。なかなか勉強熱心ですね、マスター」
濃い紫紺の髪を三つ編みに、どこか軍服に似た形のどこかの制服とおぼしき服の、異国情緒のある娘。
トマトとひき肉を煮た具と、ナスを重ねて焼いたエジプト料理、ムサカが日本の居酒屋にあることに感動しているのはシオン・エルトナム・アトラシア。
トマトとひき肉を煮た具と、ナスを重ねて焼いたエジプト料理、ムサカが日本の居酒屋にあることに感動しているのはシオン・エルトナム・アトラシア。
なんだかいつの間にか一人増えているが、彼女らはこの居酒屋で出会った飲み仲間(飲んでないけど)のようなものである。
長く交友があるようにも見える彼女達は、実は一年ほど前にはシオンとさつき以外顔も合わせたことのない同士だったりする。
彼女達はこの店に来てはじめて顔を合わせ、そしてなんとなくたまにここで食事会をする仲になったのだ。
順番としては、去年の冬に姫神が。桜が舞うころにエヴァが、うだる暑さの時期にさつきが来て、さつきに連れられシオンが、といった具合だ。
彼女達をここに連れてきたのは、一人の少女。
長く交友があるようにも見える彼女達は、実は一年ほど前にはシオンとさつき以外顔も合わせたことのない同士だったりする。
彼女達はこの店に来てはじめて顔を合わせ、そしてなんとなくたまにここで食事会をする仲になったのだ。
順番としては、去年の冬に姫神が。桜が舞うころにエヴァが、うだる暑さの時期にさつきが来て、さつきに連れられシオンが、といった具合だ。
彼女達をここに連れてきたのは、一人の少女。
「お待たせしたでありますよっ!」
がらがらー、とのんきな音を立てて戸口が開かれ、その張本人が現れる。
「ノーチェ。ちょっと遅れてる」
「正確には5分29秒集合時刻から遅れています。今日のホストが遅刻とは、だらしがないですよ」
「私を待たせるとはいい度胸をしているな? あまりナメた真似をすると消し飛ばすぞ」
「ま、まぁまぁ。たぶんお仕事か何かで遅れたんだよね?」
「正確には5分29秒集合時刻から遅れています。今日のホストが遅刻とは、だらしがないですよ」
「私を待たせるとはいい度胸をしているな? あまりナメた真似をすると消し飛ばすぞ」
「ま、まぁまぁ。たぶんお仕事か何かで遅れたんだよね?」
口々にノーチェに対して声をかける少女達。
あはは、と彼女はそれに苦笑いをして、右端の姫神の隣に座った。
あはは、と彼女はそれに苦笑いをして、右端の姫神の隣に座った。
「いやぁ。ちょっと調査を頼まれてたことを報告してたら、なかなか相手と電話がつながらなくて困ったのでありますよ。
まぁなんとか報告は終わったのでよかったのでありますが」
まぁなんとか報告は終わったのでよかったのでありますが」
本当に申し訳ないでありますー、と手を合わせて謝るノーチェに、こくんと姫神が一つ頷き。
「それは災難。事情はわかった。
大将。ノーチェにオロナミンセーキを」
「トッピングでチェリーコークを入れてやれ」
「FFポーションとドクターペッパーを入れるのも忘れないように」
「ちょっと待」
「あいよっ!」
大将。ノーチェにオロナミンセーキを」
「トッピングでチェリーコークを入れてやれ」
「FFポーションとドクターペッパーを入れるのも忘れないように」
「ちょっと待」
「あいよっ!」
※オロナミンセーキ:オロナミンCと卵を入れたシェイカーをひたすら振ったもの。炭酸によって卵の黄色い泡がごぼごぼ吹き上げる謎な飲み物。
※チェリーコーク:トンデモ系炭酸。
※FFポーション:ニュースになった、体力の回復しない稀有なポーション。
※ドクターペッパー:コーラより前に日本にあったトンデモ系炭酸。
※チェリーコーク:トンデモ系炭酸。
※FFポーション:ニュースになった、体力の回復しない稀有なポーション。
※ドクターペッパー:コーラより前に日本にあったトンデモ系炭酸。
大将がイイ笑顔でシェイカーに複数の缶ジュースと卵を放り込み、容赦なく振ってジョッキに注ぐ。
ずもももも、と吹き上がる形容しがたい色の泡に顔を青ざめさせておののくノーチェを横目に
くくく、と愉快そうに邪悪に笑いながら、自身のグラスを傾けエヴァが隣のさつきにたずねた。
ずもももも、と吹き上がる形容しがたい色の泡に顔を青ざめさせておののくノーチェを横目に
くくく、と愉快そうに邪悪に笑いながら、自身のグラスを傾けエヴァが隣のさつきにたずねた。
「さて。夏からこっち、お前達はどうだ? 新米はなにやら厄介事に巻き込まれていたようだが」
「うん、楽しいよ。路地裏同盟も次々新人さんが出てきて、なんか楽しいご近所付き合いができるようになっちゃってね」
「……その、さつきの楽観主義すぎる点はどうかと思いますが。事実、交友関係が増えたようには感じます」
「うん、楽しいよ。路地裏同盟も次々新人さんが出てきて、なんか楽しいご近所付き合いができるようになっちゃってね」
「……その、さつきの楽観主義すぎる点はどうかと思いますが。事実、交友関係が増えたようには感じます」
太目のフライドポテトをぱくつきながらさつきがかえす。
シオンはそんな彼女に肩をすくめながら、それでもまんざらでもなさそうに答えた。
最近、彼女達の住む三咲町はまたタタリ関連の事件が起き、それが関連して、まともな場所に住むことのできない住人が少し増えたのだ。
具体的に言うと、同性にはかなり甘い意外と何も考えてない盾の騎士とか、白い猫に使い魔扱いされてる飼い殺し殺人鬼とか、裸はだけYシャツ野郎とか。
シオンはそんな彼女に肩をすくめながら、それでもまんざらでもなさそうに答えた。
最近、彼女達の住む三咲町はまたタタリ関連の事件が起き、それが関連して、まともな場所に住むことのできない住人が少し増えたのだ。
具体的に言うと、同性にはかなり甘い意外と何も考えてない盾の騎士とか、白い猫に使い魔扱いされてる飼い殺し殺人鬼とか、裸はだけYシャツ野郎とか。
……絶対一人で夜出歩けねぇ。
いや、一人じゃなくても結果変わらないかもしれんが。
いや、一人じゃなくても結果変わらないかもしれんが。
ともかく。シオンはまた一口ムサカを口にしつつ、ほのかに微笑みながらつぶやいた。
「しかし、さつきはいつになったら志貴に挨拶が出来るのです。
戻ってきてからこっち、いまだになかなかできないと一日平均30分は悩んでいるではないですか」
「し、ししシオンっ!?」
戻ってきてからこっち、いまだになかなかできないと一日平均30分は悩んでいるではないですか」
「し、ししシオンっ!?」
オレンジジュースの入ったコップをあわてて力加減を間違え、握りつぶして粉々にするさつき。
……怖いあわて方だな、オイ。
そんなことに気づいた様子もなくわたわたしながら釈明を始める。
……怖いあわて方だな、オイ。
そんなことに気づいた様子もなくわたわたしながら釈明を始める。
「だ、だって遠野くんのそばって絶対誰かいるんだもん! それじゃなかなか挨拶できないじゃないっ?」
「志貴の周りに女性がいるのはいつものことでしょうに。
今のまま黙っていては、いずれもなにも、いつになっても存在を認識してもらえないのは明白ですが」
「志貴の周りに女性がいるのはいつものことでしょうに。
今のまま黙っていては、いずれもなにも、いつになっても存在を認識してもらえないのは明白ですが」
弓塚さつき、轟沈。
まったくカウンターを汚さないでくださいよ、と言いながらオレンジジュースを台拭きで拭きつつ、姫神に見えないように体でブロックしながら『復元』の魔術を使用。
どの学派でも初歩中の初歩とされるガラスの短期復元を、アトラス院のアトラシア(次期院長)が失敗するはずもない。
寸分の狂いなく復元されたグラスをマスターに返しているシオンに爆弾を落としたのは姫神だ。
まったくカウンターを汚さないでくださいよ、と言いながらオレンジジュースを台拭きで拭きつつ、姫神に見えないように体でブロックしながら『復元』の魔術を使用。
どの学派でも初歩中の初歩とされるガラスの短期復元を、アトラス院のアトラシア(次期院長)が失敗するはずもない。
寸分の狂いなく復元されたグラスをマスターに返しているシオンに爆弾を落としたのは姫神だ。
「……、そういうシオンも。さつきと同じ人を。好きなのだと聞いたけれど」
「あ、秋沙っ!? 私は別に志貴に対してさつきのようにかわいらしい幻想を抱いてはいな―――」
「ほう。それは初耳だぞ、アトラシア。
はっはっは、同じ相手に横恋慕しておきながら思い切りのなさを指摘するとは、巨人の穴倉の人間らしくないな?」
「あ、秋沙っ!? 私は別に志貴に対してさつきのようにかわいらしい幻想を抱いてはいな―――」
「ほう。それは初耳だぞ、アトラシア。
はっはっは、同じ相手に横恋慕しておきながら思い切りのなさを指摘するとは、巨人の穴倉の人間らしくないな?」
至極楽しそうに懐から黒い扇子を取り出しながらエヴァがにたり、と笑う。
巨人の穴倉、とも称されるエジプトの魔術結社<アトラス院>。彼らは脳内の演算機能に特化した魔術師であり、より合理的な行動をとろうとする風潮がある。
それが相手につけこまれる隙を与えるなどという無駄を作るのは、どこかの魔術師に言わせれば『心の贅肉』以外のなにものでもない。
巨人の穴倉、とも称されるエジプトの魔術結社<アトラス院>。彼らは脳内の演算機能に特化した魔術師であり、より合理的な行動をとろうとする風潮がある。
それが相手につけこまれる隙を与えるなどという無駄を作るのは、どこかの魔術師に言わせれば『心の贅肉』以外のなにものでもない。
言葉に詰まったシオンに助けを差し伸べたのは、それまでえんえんとぶつぶつと一人つぶやいていたさつきだった。
シオンを背後からぎゅ、と抱きしめながらエヴァに向けて言う。
シオンを背後からぎゅ、と抱きしめながらエヴァに向けて言う。
「いいんだよ、エヴァンジェリンさん。わたしもシオンも、遠野くんが好きなことに変わりはないもん。
好きな人ができちゃうとね、道理なんて結構すっ飛んじゃうものなんだよ?」
「ふぅん? ……お前はそれで構わんのか、新米。お前のライバルだろう?」
「エヴァンジェリンさん知らないの? ライバルにはね、好敵手って意味もあるんだよ。
それに、シオンは絶対にズルはできない子だからね」
「ほう。
……随分信用されてるじゃないか、脳髄喰らい(エーテライト)のエルトナム?」
好きな人ができちゃうとね、道理なんて結構すっ飛んじゃうものなんだよ?」
「ふぅん? ……お前はそれで構わんのか、新米。お前のライバルだろう?」
「エヴァンジェリンさん知らないの? ライバルにはね、好敵手って意味もあるんだよ。
それに、シオンは絶対にズルはできない子だからね」
「ほう。
……随分信用されてるじゃないか、脳髄喰らい(エーテライト)のエルトナム?」
「―――私は、誓って彼女にそんなことはしていません」
エーテライト。
シオンの生家、エルトナムの秘奥。他人の脳をハッキングし、情報収集から上書き、果てはクラッキングまで行うことを可能とする極細のナノフィラメント。
それを駆使してさまざまな成果をあげてきたエルトナム。その当代にして、アトラシアにまで登りつめたシオンへの揶揄に、彼女は切り捨てるように答えた。
シオンの生家、エルトナムの秘奥。他人の脳をハッキングし、情報収集から上書き、果てはクラッキングまで行うことを可能とする極細のナノフィラメント。
それを駆使してさまざまな成果をあげてきたエルトナム。その当代にして、アトラシアにまで登りつめたシオンへの揶揄に、彼女は切り捨てるように答えた。
「さつきは私の友人です。友人を相手に、尊厳を無視するような行為をすることなどあり得ません。
私はシオン=エルトナム=ソカリスとして、そのような発言に不快感すら感じます」
私はシオン=エルトナム=ソカリスとして、そのような発言に不快感すら感じます」
アトラシア、は先ほど述べた通り彼女がアトラス院次期院長であることを示すものであり、もともとのシオンの名はエルトナム=ソカリス、である。
つまりアトラス院を背負わぬ個人として、エヴァの発言に対して全面的に否定したということだ。
つまりアトラス院を背負わぬ個人として、エヴァの発言に対して全面的に否定したということだ。
その厳しい視線をふふん、と微笑んで受け流し、エヴァはさつきに声をかけた。
「新米。その女はお前の友人か?」
「うんっ! 大事な大事な、友だちだよっ」
「……そうか。ならば、大切にするがいい。お前たちがどんな道を歩むかは知らんが、せいぜい楽しませてもらうとしよう」
「うんっ! 大事な大事な、友だちだよっ」
「……そうか。ならば、大切にするがいい。お前たちがどんな道を歩むかは知らんが、せいぜい楽しませてもらうとしよう」
さつきの笑顔には、何の曇りもなくて。エヴァはそれ以上なにも言わずにグラスを傾けた。
***
うわー、と形容しがたい色の大量に増幅しきった泡と液体に飲み込まれつつ、舌の上で猛威を振るうゲゲボな味と格闘しているノーチェ。
そんな彼女を尻目に、姫神がエヴァに問うた。
そんな彼女を尻目に、姫神がエヴァに問うた。
「エヴァ。あなたの方はなにか変わったことは?」
「うん? なんだ秋沙、藪から棒に」
「一度。ノーチェから、ついこの間まで好きだった人がいたと聞いた」
「うん? なんだ秋沙、藪から棒に」
「一度。ノーチェから、ついこの間まで好きだった人がいたと聞いた」
一つ舌打ち。ロクなことを言わんな、あの小娘。と小さく呟き、彼女はひらひらと手を振った。
「別に、ヤツとは特に何もない。今はどこをほっつき歩いているのかもわからん」
「……心配ではない?」
「一度死んだと思われていたヤツだ、殺しても死なんとは思っていたがな。
まぁ、生きていることさえわかればいい。今は新しいオモチャもあることだしな」
「……心配ではない?」
「一度死んだと思われていたヤツだ、殺しても死なんとは思っていたがな。
まぁ、生きていることさえわかればいい。今は新しいオモチャもあることだしな」
くく、と楽しそうにのどを鳴らすエヴァンジェリン。
オモチャ?と首を傾げる姫神に、それはもう楽しそうな笑顔でエヴァは答えた。
オモチャ?と首を傾げる姫神に、それはもう楽しそうな笑顔でエヴァは答えた。
「あぁ、田舎からヤツの息子が出てきてな。しかもソレが私に『弟子にしてくれ』と言ってきた。
やつほどの奔放さはないが、骨がある。この私が手づから磨きに磨きに磨きに磨き、さらに磨きあげれば、まぁ使い物にならなくもないだろう」
「……、息子さん。何歳?」
「今年10だそうだが?」
「……。つまり。源氏物語」
「阿呆か、アレではヤツの変わりになるはずもなかろう。
そもそもが違う人間に、同じになることを求めるのは間違いだ。ただ―――」
やつほどの奔放さはないが、骨がある。この私が手づから磨きに磨きに磨きに磨き、さらに磨きあげれば、まぁ使い物にならなくもないだろう」
「……、息子さん。何歳?」
「今年10だそうだが?」
「……。つまり。源氏物語」
「阿呆か、アレではヤツの変わりになるはずもなかろう。
そもそもが違う人間に、同じになることを求めるのは間違いだ。ただ―――」
ただ?と、姫神が問い直せば、エヴァはそれはもう満面の邪悪な笑顔で答える。
「ヤツはこの程度できたぞ、と言えば恐ろしい速度でそれを可能にしてくるな。
しごき甲斐があって非常によろしいことだ」
しごき甲斐があって非常によろしいことだ」
その笑顔にシオンとさつきは背筋に寒いものが走りぬけたとか。
非常に怖い笑顔に対して脅威を感じない姫神は、さらにたずねた。
非常に怖い笑顔に対して脅威を感じない姫神は、さらにたずねた。
「学校のほうは。どう?」
「む、またあの小娘から聞いたのか?
……まぁ、確かに以前はつまらなかったが。最近ではそうでもない。
トラブルが次から次にやってくる今の状況は、生活にハリが出るな」
「刺激的で楽しいって言えばいいのに」
「マスター。わさびラムネをこの中途半端ツインテールに」
「あいよっ」
「待って! すごく待ってくださいごめんなさーいっ!」
「む、またあの小娘から聞いたのか?
……まぁ、確かに以前はつまらなかったが。最近ではそうでもない。
トラブルが次から次にやってくる今の状況は、生活にハリが出るな」
「刺激的で楽しいって言えばいいのに」
「マスター。わさびラムネをこの中途半端ツインテールに」
「あいよっ」
「待って! すごく待ってくださいごめんなさーいっ!」
もちろん頼んだものが戻るはずもなく。
さつきが泣きながらおそるおそる飲んでみたら、案外おいしかったとか。
さつきが泣きながらおそるおそる飲んでみたら、案外おいしかったとか。
***
なんだかよくわからない泡にまみれて、ちーん、というSEが聞こえそうな感じで店の隅でばったりと倒れているノーチェ。
無論そんな光景を誰が気にするわけでもなく。
わさびラムネをおいしくいただき終わったさつきが、姫神に尋ねた。
無論そんな光景を誰が気にするわけでもなく。
わさびラムネをおいしくいただき終わったさつきが、姫神に尋ねた。
「姫神さんの方は最近どうなの?」
「……、アニメになった」
「……、アニメになった」
いや、作品のことじゃなくてさ。
「ほ、他には?」
「……。声が能登ボイスに」
「……。声が能登ボイスに」
アニメから離れろ。
気を取り直し、三度さつきが尋ねる。
「最近例の彼氏さんとはどうなのかなー、って」
「私も興味があるぞ。話せ秋沙」
「私も興味があるぞ。話せ秋沙」
エヴァも乗ってくる。話しかけてはこないものの、シオンも興味津々、といった様子だ。
そんな少女たちをぐるりと見回して、姫神は一つ溜息。
そんな少女たちをぐるりと見回して、姫神は一つ溜息。
「この間。焼肉に行った」
「うわぁ、デート?」
「なかなか前進したではないか。当然財布は向こう持ちだな?」
「一緒に焼肉を食べに行く男女は、いつもとは違うワイルドな魅力を感じるとして、恋愛関係に発展する可能性が高いとこの間女性雑誌に統計データがありましたね」
「うわぁ、デート?」
「なかなか前進したではないか。当然財布は向こう持ちだな?」
「一緒に焼肉を食べに行く男女は、いつもとは違うワイルドな魅力を感じるとして、恋愛関係に発展する可能性が高いとこの間女性雑誌に統計データがありましたね」
口々に我がことのように喜ぶ3人。
なんだか悪いな、と思いつつ姫神は続きの言葉を口にした。
なんだか悪いな、と思いつつ姫神は続きの言葉を口にした。
「クラスの。みんなで」
「うわぁ。パーティかなにか?」
「それではデートとは呼べんだろう」
「いけませんね。周囲が全員ワイルドな魅力をかもし出すのでは、秋沙の魅力が目立てません」
「うわぁ。パーティかなにか?」
「それではデートとは呼べんだろう」
「いけませんね。周囲が全員ワイルドな魅力をかもし出すのでは、秋沙の魅力が目立てません」
何気に酷いこと言ってるぞシオン。
はぁ、とまたも溜息をついて、姫神は呟く。
「最近。忙しいらしくて。イタリアに飛んだり。学園都市(東京)に戻ったり。イギリスに行ったりしている」
「それはまた慌ただしいですね。何をしている男性なのです?」
「学生。同級生」
「へぇ~。わたし海外なんて行ったことないよ。すごい人もいるものなんだね」
「……最近急に、というあたりを気にしろ新米。そのオトコ、なにか妙なことに巻き込まれているのではないのか?」
「それはまた慌ただしいですね。何をしている男性なのです?」
「学生。同級生」
「へぇ~。わたし海外なんて行ったことないよ。すごい人もいるものなんだね」
「……最近急に、というあたりを気にしろ新米。そのオトコ、なにか妙なことに巻き込まれているのではないのか?」
やや心配そうにそう尋ねたエヴァに、こくん、と頷き姫神は肯定した。
「トラブルが。年中順番待ちで。相手されたがっているような人だから」
「なんだか遠野くんみたいな人なんだね」
「トラブルの度に。新しく女の子と。仲良くなる人でもある」
「……ますます志貴のような人間ですね」
「なんだか遠野くんみたいな人なんだね」
「トラブルの度に。新しく女の子と。仲良くなる人でもある」
「……ますます志貴のような人間ですね」
学園都市と三咲町で二人の少年が同時にくしゃみしたとかしなかったとか。
閑話休題。
けど。と姫神は続けた。
けど。と姫神は続けた。
「必ず帰ってくるって。信じてる。
みんなが待ってるってわかってて。帰ってこない人じゃないから」
みんなが待ってるってわかってて。帰ってこない人じゃないから」
その瞳には心配はあれど、どこまでも疑いがなくて。
恋する乙女は盲目だな、なんて意地悪く笑ったエヴァに囁かれ、少しだけ頬を染めた姫神だった。
恋する乙女は盲目だな、なんて意地悪く笑ったエヴァに囁かれ、少しだけ頬を染めた姫神だった。
***
存在を司る虚属性の魔力を用い、ちょちょい、と謎色の泡を虚空に消して、ぴくりとも動かなかったノーチェが謎セーキの味のダメージから復活した。
カウンターに手をつき、ふるふると首を振りながらなんとか椅子に座る。
カウンターに手をつき、ふるふると首を振りながらなんとか椅子に座る。
「し……死にかけながら何度も生死判定する感覚って、あんな感じなのでありますな……」
がくがくしながら席につくノーチェに向け、マスターが一言。
「しまった、農薬入りカクテル混ぜるの忘れてた」
「わたくし殺されるでありますかっ!?」
「いややめておけ。捕まるのはお前だぞ」
「それもそうですね。じゃあαドリンクにしておきますね」
「わたくし殺されるでありますかっ!?」
「いややめておけ。捕まるのはお前だぞ」
「それもそうですね。じゃあαドリンクにしておきますね」
なに混ぜる気なんだ。
閑話休題。
ともあれ、とエヴァは復活したノーチェにたずねる。
閑話休題。
ともあれ、とエヴァは復活したノーチェにたずねる。
「小娘。それで、話があると今日呼んだのはお前だろう。なにを用件を伝える前に伸びている」
「うぅ、エヴァが厳しいでありますよぅ……」
「うぅ、エヴァが厳しいでありますよぅ……」
やや泣きそうな表情ながらも、ノーチェは気を取り直してこほん、と咳払い。
「わたくしたちがこの店で飲み食いするのもだいぶ恒例になってきたのでありますよ」
「嬢ちゃんがツケ溜めてんのはもっと前からだがな」
「けど、これだけ人数が増えてくると、きちんと定例会みたいな形にした方がみんな集まりやすいかと思いましてな?」
「嬢ちゃんがツケ溜めてんのはもっと前からだがな」
「けど、これだけ人数が増えてくると、きちんと定例会みたいな形にした方がみんな集まりやすいかと思いましてな?」
店主の呟きのスルーっぷりも相変わらずである。
ノーチェは気にせぬもの続けた。
ノーチェは気にせぬもの続けた。
「と、いうわけで。
こんなものを用意してみたでありますっ!」
こんなものを用意してみたでありますっ!」
いつのまにか天井から伸びている紐を、握って引っ張る。
さらにいつのまにか紐の先に設置されていた小さなクス玉がぱかん、と割れ、色とりどりの紙ふぶきが舞う。
中から重力に従って垂れ幕が落ち、それに書いてある文字が露になる。
さらにいつのまにか紐の先に設置されていた小さなクス玉がぱかん、と割れ、色とりどりの紙ふぶきが舞う。
中から重力に従って垂れ幕が落ち、それに書いてある文字が露になる。
「月に一度みんなで集まって話をしながら飲み食いしようの会、略して『つきのみ』でありますっ!」
「センスないな」
「四文字にすればいいというものではないと、この間どこかのメーカーが言っていましたが」
「センスないな」
「四文字にすればいいというものではないと、この間どこかのメーカーが言っていましたが」
エヴァとシオンがばっさりと斬るが、姫神がぽつりと呟く。
「……、これはこれで」
「まぁ、私たちらしいといえばらしいよねー」
「まぁ、私たちらしいといえばらしいよねー」
それにさつきが乗り、それまで冷たい感想だった二人も小さく微笑んだ。
「このメンバーなら、確かに集まって飲んでもいいかもしれんな」
「えぇ。エヴァンジェリンの話は興味深く、秋沙やノーチェは会うたびに心が前を向きます。ぜひ、より深く付き合いたい」
「やったっ。では、決まりでありますなっ!」
「えぇ。エヴァンジェリンの話は興味深く、秋沙やノーチェは会うたびに心が前を向きます。ぜひ、より深く付き合いたい」
「やったっ。では、決まりでありますなっ!」
ノーチェが満面の笑顔を向ければ、姫神は小さく頷き、エヴァはにやりと笑い、シオンは首肯してさつきが大きく首を縦に振る。
では、とノーチェがコップに水を注ぎ、掲げる。
では、とノーチェがコップに水を注ぎ、掲げる。
「わたくし達の会の発足に!」
それを受けるように、姫神が自身のグラスを持って呟いた。
「……。楽しい友だちがいっぱいいることに」
エヴァが一度自分のグラスを空にし、もう一度注いで持ち上げる。
「前に進み続ける若い娘達に」
シオンが微笑みながらコップを持つ。
「皆違うところにいたにも関わらず出会えたという奇跡に」
さつきが新しいコップにオレンジジュースをもらい、目の前にもってくる。
「みんなのこれからに!」
乾杯っ!と、五つの声が重なって。
ガラスが立てる硬質な透き通った音が店内に響いた。
ガラスが立てる硬質な透き通った音が店内に響いた。
おしまい。
おまけ
おまけ・『魔法少女みこみこくれは・17話次回予告』
「魔法少女・くれはの前に現れる新たな少女たち!
彼女達はルナティック・レイディズと名乗り、謎のポンチョ娘と戦うことを誓った!
彼女達はルナティック・レイディズと名乗り、謎のポンチョ娘と戦うことを誓った!
禍韻の使徒にして人形使い、闇の福音の二つ名を持つ、ルナ・ゴールド!
アトラシアと呼ばれ、短いスカートと分割思考を武器に戦う、ルナ・アメジスト!
若くして固有結界を完備、ポテンシャルは最強だがどこか幸薄、ルナ・クリスタル!
とりあえずなんかでかい水晶玉のオプションにしてらしくない傭兵、ルナ・シルバー!
そしてそんな彼女たちをまとめる、もしかしたらチーム最強だが影薄、ルナ・オパール!
アトラシアと呼ばれ、短いスカートと分割思考を武器に戦う、ルナ・アメジスト!
若くして固有結界を完備、ポテンシャルは最強だがどこか幸薄、ルナ・クリスタル!
とりあえずなんかでかい水晶玉のオプションにしてらしくない傭兵、ルナ・シルバー!
そしてそんな彼女たちをまとめる、もしかしたらチーム最強だが影薄、ルナ・オパール!
くれはの前に現れた彼女達は、はたして敵なのか味方なのか!?
そして、もしかしたら6人にフルボッコの可能性が出てきたポンチョ娘の運命やいかに!?
そして、もしかしたら6人にフルボッコの可能性が出てきたポンチョ娘の運命やいかに!?
魔法少女みこみこくれは! 『ルナティック・レィディズ』! 次回も見てくれないと、あなたのヒミツ・握っちゃうぞ!」