悪魔達の日々
「うおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
森の奥、月の光も当たらぬ漆黒の闇の中、悪魔の咆哮が響き渡る。
悪魔の足元には悪魔に殺された化け物達の屍が、散乱している。
その様はまさに地獄!
化け物たちに五体満足な死体はなく力任せに無残に引きちぎられ
皆一様に苦痛と恐怖の混ぜ合わさった表情で絶命している。
悪魔の足元には悪魔に殺された化け物達の屍が、散乱している。
その様はまさに地獄!
化け物たちに五体満足な死体はなく力任せに無残に引きちぎられ
皆一様に苦痛と恐怖の混ぜ合わさった表情で絶命している。
そして、ついに最後の一匹に悪魔が止めを刺そうとしていた。
「ギ、ギィィ!?ナゼ!?ナゼダ!!!キサマハワレラト同ジ存在ノハズ!??」
今正にとどめを刺されようとしている化け物が疑問の叫びを上げる
コイツは餌だ!
これから始まる虐殺の宴のオードブル!
コイツを前菜として喰って更に先にある学生寮の人間共皆食い殺してやる!!
歓喜の笑みを浮かべ皆が一斉に奴に襲い掛かる。
だが、その瞬間!! 奴は悪魔になったのだ!!
だが、その瞬間!! 奴は悪魔になったのだ!!
悪魔は一瞬で自分達の半数をその鋭い爪で引き裂き、
顔面を握りつぶし50はいたはずの仲間達をあっという間に惨殺してしまった。
顔面を握りつぶし50はいたはずの仲間達をあっという間に惨殺してしまった。
自分達では相手にもならない、恐ろしい事に奴はいまだ傷一つ負ってないのだから!!
ナンダ!?ナンナンダコイツハ!!????????
「ナニモノナノダ!?オマエハ!?侵魔デハナイノカ!???ナゼワレラの邪魔ヲスル!?ナゼ!!」
―――――――人間ヲ守ロウトスル???――――――――――――――
「・・・・・ごちゃごちゃうるせえよ雑魚が。」
その疑問に答えることなく
グシャリと最後の化け物の頭を握りつぶしながら、悪魔がボソリとつぶやく。
グシャリと最後の化け物の頭を握りつぶしながら、悪魔がボソリとつぶやく。
「まったく・・・倒しても倒してもキリが無いな。」
こいつら一匹一匹は雑魚でしかないが、毎度毎度懲りずに学園世界を狙ってくるのは正直めんどくさい。
極生の執行部も色々と防衛手段を取ってるらしいが、それをかいくぐって侵入してくる奴等のまた多い事多い事
とはいえ、放っておくわけにも行かない事情がこちらにもある以上いちいち駆除せねばならないのも仕方あるまい。
極生の執行部も色々と防衛手段を取ってるらしいが、それをかいくぐって侵入してくる奴等のまた多い事多い事
とはいえ、放っておくわけにも行かない事情がこちらにもある以上いちいち駆除せねばならないのも仕方あるまい。
「・・・・・とはいえ、いい加減うんざりしてきたんだがな。」
そう言うと、悪魔は再び振り返り自分の作り出した化け物たちの屍骸のほうに目を向けた。
「それは申し訳ありません。ですが、少々お伝えする事がございましたので。」
悪魔の愚痴に返答したのは、いつの間にかその場に現れた女性。
褐色の肌に虐殺の行われたその場には似つかわしくないメイド服を着込んだ年のころ20台と思われる女性。
彼女こそ、今まで悪魔が相手していた化け物―――エミュレイターのなかでもトップクラスの脅威として恐れられる魔王と呼ばれる存在。
誘惑者エイミーである。しかし並みの人間なら名前を聞いただけで震え上がる魔王と言う存在もこの悪魔にとってはどうでもいいらしく特に戦闘態勢を見せる事もなく
褐色の肌に虐殺の行われたその場には似つかわしくないメイド服を着込んだ年のころ20台と思われる女性。
彼女こそ、今まで悪魔が相手していた化け物―――エミュレイターのなかでもトップクラスの脅威として恐れられる魔王と呼ばれる存在。
誘惑者エイミーである。しかし並みの人間なら名前を聞いただけで震え上がる魔王と言う存在もこの悪魔にとってはどうでもいいらしく特に戦闘態勢を見せる事もなく
「で?いったいなんの用だ。
まさかこいつ等の敵討ちとか言い出すわけじゃあるまいし・・・」
まさかこいつ等の敵討ちとか言い出すわけじゃあるまいし・・・」
とジト目で睨みながら先を促すだけであった。
「まさか。こんな取るに足らない連中がどうなろうと関係ございませんわ。
それに・・・・私達魔王をこんなゴミと一緒にしないでくださいませ。私、とても傷付いてしまいますわ。」
それに・・・・私達魔王をこんなゴミと一緒にしないでくださいませ。私、とても傷付いてしまいますわ。」
どうも一緒くたにされたのが気に喰わないらしく、よよよと涙を流すしぐさをして珍しく反論してくるエイミー。
「ああ、そうかよ!分かったから。とっとと用件を言え。」
適当に返答しなからさっさと先を促す。
少し不満そうにしながらもエイミーはおとなしく続きを切り出した。
少し不満そうにしながらもエイミーはおとなしく続きを切り出した。
「いえ、たいした用件ではないのですが・・・・・・」
「たいした事無いなら別にいいだろう。お前等の都合なんぞ知った事じゃない。」
「たいした事無いなら別にいいだろう。お前等の都合なんぞ知った事じゃない。」
そういって寮の方へ振り返り歩き出そうとして
「いえそれがですね・・・・・『あの者』がウィザード達と揉め事を・・・・」
ガクッ!!
っと足元からずっこけた。
っと足元からずっこけた。
体制を整え直し、呆れ「はあぁぁ~」と長いため息を吐きながらエイミーに聞き返す悪魔
「・・・・・・・ま・た・か?またなのか!?あの馬鹿は!!」
「ええ。申し訳ありません。・・・・それで?どうなさいますか?」
「・・・・・・くそ!!どこだ!?場所は!!」
「ここから東へ50キロほど行った先・・・・ちょうど麻帆良の大樹の辺りですね。
戦闘も行われております。どうやら雑魚のようですが・・・・・相手は冥魔ようですね。」
「ええ。申し訳ありません。・・・・それで?どうなさいますか?」
「・・・・・・くそ!!どこだ!?場所は!!」
「ここから東へ50キロほど行った先・・・・ちょうど麻帆良の大樹の辺りですね。
戦闘も行われております。どうやら雑魚のようですが・・・・・相手は冥魔ようですね。」
やれやれ、と呆れを隠そうともせずにエイミーが告げる。
「ちっ!面倒な・・・・・わかった!!」
言うが早いか即座に駆け出し、そのままの勢いで悪魔は空へと飛ぶ。
それを見届け、恭しく一礼しエイミーが呟く。
それを見届け、恭しく一礼しエイミーが呟く。
「お気をつけ下さいませ・・・・・・・『不動明』様・・・・いえ・・・・」
―――――『デビルマン』―――――――
「デビルウィィィング!!!!!!」
赤い月を背に血のように赤い悪魔の翼をはためかせデーモン族の勇者デビルマン―――不動明は魔帆良の大樹へと向かった