狂乱学園日記
テレビからニュースが流れてくる
話題は学園ごと消えた五十必殺学園のことで持ち切りだった
話題は学園ごと消えた五十必殺学園のことで持ち切りだった
「お姉さま・・・・・・」
その消えた学園に通っていた生徒にももちろん家族はいる。
ここ乱崎家では消えた学園に通っていた生徒である乱崎千花の妹
乱崎優歌の呟きが聞こえていた。
「優香、辛いのは分かります。僕も辛いです。ですが千花さんは優歌に笑顔でいて欲しいはずです」
「そうであるぞ姉上殿。とりあえずは今日も学校には行くべきである」
「大丈夫。母親も月香も、もちろん僕も銀夏も、それに超常現象対策局までもが全力を出してるんだもん。見つからないはずがないよ」
「うん・・・・・・ありがとう。お父さん、みんな」
優歌を励ますのは乱崎家の家族達。
血の繋がっていない作られた家族。
しかし彼らは本物の家族よりも強い絆に結ばれていた。
ここ乱崎家では消えた学園に通っていた生徒である乱崎千花の妹
乱崎優歌の呟きが聞こえていた。
「優香、辛いのは分かります。僕も辛いです。ですが千花さんは優歌に笑顔でいて欲しいはずです」
「そうであるぞ姉上殿。とりあえずは今日も学校には行くべきである」
「大丈夫。母親も月香も、もちろん僕も銀夏も、それに超常現象対策局までもが全力を出してるんだもん。見つからないはずがないよ」
「うん・・・・・・ありがとう。お父さん、みんな」
優歌を励ますのは乱崎家の家族達。
血の繋がっていない作られた家族。
しかし彼らは本物の家族よりも強い絆に結ばれていた。
「いってきます」
いつもより元気はなくしょんぼりと歩いていく優歌。
そんな彼女を見送る家族達
いつもより元気はなくしょんぼりと歩いていく優歌。
そんな彼女を見送る家族達
さらにその様子を見ている姿があった。
「・・・・・・おい本当にあのプチ凶華で大丈夫なのか?」
「心配するのはわかるわん。けどけど今回はこの平塚雷蝶の全力だけでなく謎のクラゲの月香ちゃんの力を混ぜて作った超一級品プチ凶華よん」
雷蝶の言葉に頷くようにクラゲが中を漂っている。
彼女たち三人(?)のたくらみ、それは優歌のランドセルに隠れているプチ凶華だった
「この世界では魔術でパスが発生する・・・・・・プチ凶華の元の機能が転移先でも生きていればそこにはパスがあるって証拠よん。絶対に狂乱家族のみんなも連れていくわ」
そう。今回は雷蝶の目的が狂乱家族と同じなのである。
「・・・・・・おい本当にあのプチ凶華で大丈夫なのか?」
「心配するのはわかるわん。けどけど今回はこの平塚雷蝶の全力だけでなく謎のクラゲの月香ちゃんの力を混ぜて作った超一級品プチ凶華よん」
雷蝶の言葉に頷くようにクラゲが中を漂っている。
彼女たち三人(?)のたくらみ、それは優歌のランドセルに隠れているプチ凶華だった
「この世界では魔術でパスが発生する・・・・・・プチ凶華の元の機能が転移先でも生きていればそこにはパスがあるって証拠よん。絶対に狂乱家族のみんなも連れていくわ」
そう。今回は雷蝶の目的が狂乱家族と同じなのである。
そんなことも知らない乱崎優歌は怪しい足取りながらも学校にたどり着いていた。
「おっす優歌」
「あ、おはよう・・・・・・山田君」
「山口だよ。最近また間違いだしたな・・・・・・わざとか?」
「そんなことさっぱり無いんだよ。うんわざとじゃないから」
教室までの道筋、ほんのわずかな会話の時間。
「おっす優歌」
「あ、おはよう・・・・・・山田君」
「山口だよ。最近また間違いだしたな・・・・・・わざとか?」
「そんなことさっぱり無いんだよ。うんわざとじゃないから」
教室までの道筋、ほんのわずかな会話の時間。
二人が談笑をしていたその僅かな時間に世界は変わった。
「おい、雷蝶!!」
「こっちでも確認したわん!! 凶華ちゃん、繋いで!!」
「こっちでも確認したわん!! 凶華ちゃん、繋いで!!」
こうして狂乱家族に新しい「宴」がやってきた。
「柊さんはそのまま麻帆良学園に行って中国武術研究研究会の練習試合を止めてください!! 御坂さんは御崎高校のシャナさんを止めに行ってください!!」
ここ執行部室にはいつも通りの初春飾利の悲鳴に似た指示ともう一人の悲鳴が響いていた
「こう書類があってはなにも終わらないでありますよ~!!」
超高度な演算から書類処理まで行う執行委員に欠かせないもう一人の人物、銀髪をツインテールにした外見年齢13、4歳の吸血鬼であるノーチェでの悲鳴であった
「カザリ~、そろそろ休憩が欲しいでありますよ~」
「すいません。いつもなら大丈夫なんですが今日は・・・・・・お疲れさまです。次にホグワーツから逃げた魔法生物を駆除してください・・・・・・こんな感じに仕事の量がざっと二倍で」
「キツいでありますよ~。せめてユキが来てくれればだいぶ変わるでありますのに~」
ここ執行部室にはいつも通りの初春飾利の悲鳴に似た指示ともう一人の悲鳴が響いていた
「こう書類があってはなにも終わらないでありますよ~!!」
超高度な演算から書類処理まで行う執行委員に欠かせないもう一人の人物、銀髪をツインテールにした外見年齢13、4歳の吸血鬼であるノーチェでの悲鳴であった
「カザリ~、そろそろ休憩が欲しいでありますよ~」
「すいません。いつもなら大丈夫なんですが今日は・・・・・・お疲れさまです。次にホグワーツから逃げた魔法生物を駆除してください・・・・・・こんな感じに仕事の量がざっと二倍で」
「キツいでありますよ~。せめてユキが来てくれればだいぶ変わるでありますのに~」
ちなみに期待されている宇宙人は今現在麻帆良で茶々丸のver.upをしているらしい
初春とノーチェに限界が見え始めてきたそのときだった。
ブイーンというような警報音が鳴り響いた。
ブイーンというような警報音が鳴り響いた。
五十必殺学園
そこは俗に言うお嬢様校であり、その学校の全生徒が「お姉さま」と呼ぶアイドル的人間(もちろん本人は認めないだろう)乱崎千花は溜め息をついていた
「優歌ちゃん、凰火さん、猫さん、銀一さん・・・・・・」
学園世界に来て、家族から離れてもう何日かも数えられない。
「優歌ちゃん・・・・・・」
訳あって作られた家族である乱崎家。
その中で唯一血が繋がっている妹の名前を千花は繰り返した。
そして、そんな千花の隣にも
「は~・・・・・・清く~ん!!」 同じく変なテンションの山口聖というブラコン少女がいた。
「お姉様・・・・・・清くんも学園世界に来て欲しいと願っても良いですか? 良いですよね。なぜならお姉様のためにも私のためにもなるのだから!!」
「ひーちゃん、頼むからその悪魔召還の踊りみたいな物をやめなさい」
「う~、清君に触りたいよ~」
そこは俗に言うお嬢様校であり、その学校の全生徒が「お姉さま」と呼ぶアイドル的人間(もちろん本人は認めないだろう)乱崎千花は溜め息をついていた
「優歌ちゃん、凰火さん、猫さん、銀一さん・・・・・・」
学園世界に来て、家族から離れてもう何日かも数えられない。
「優歌ちゃん・・・・・・」
訳あって作られた家族である乱崎家。
その中で唯一血が繋がっている妹の名前を千花は繰り返した。
そして、そんな千花の隣にも
「は~・・・・・・清く~ん!!」 同じく変なテンションの山口聖というブラコン少女がいた。
「お姉様・・・・・・清くんも学園世界に来て欲しいと願っても良いですか? 良いですよね。なぜならお姉様のためにも私のためにもなるのだから!!」
「ひーちゃん、頼むからその悪魔召還の踊りみたいな物をやめなさい」
「う~、清君に触りたいよ~」
いろいろと危ない状態の友人を止めつつ千花も家族にまた会いたいと内心願っていた。
「これは何の偶然でありますか・・・・・・」
ノーチェは五十必殺学園の校門前にいた。
なぜかと問われればこの学校にこの世界のことを伝えたのはそもそもノーチェだからだったりする。
そしてノーチェはその時に一人の友人を作っていた。
ノーチェは五十必殺学園の校門前にいた。
なぜかと問われればこの学校にこの世界のことを伝えたのはそもそもノーチェだからだったりする。
そしてノーチェはその時に一人の友人を作っていた。
「チカ、ちょっといいでありますか?」
「あら、ノーチェさん? どうかしたかしら」
とても暗い雰囲気を出している千花を気にもしないでノーチェは話し始めた。
「今日は仕事でありますから簡潔に言うでありますよ~。チカの妹の名前はユウカでよかったでありますか?」
突然言われた自らの妹の名前に反応しない姉はいない。千花も案の定訊き返した。
「あら、ノーチェさん? どうかしたかしら」
とても暗い雰囲気を出している千花を気にもしないでノーチェは話し始めた。
「今日は仕事でありますから簡潔に言うでありますよ~。チカの妹の名前はユウカでよかったでありますか?」
突然言われた自らの妹の名前に反応しない姉はいない。千花も案の定訊き返した。
「それがどうかしたかしら?」
「ユウカの通っている学校はケルベロス小学校で間違いないでありますか?」
ノーチェは無視して次の質問をする
千花も多少イライラしながら頷く。 それを確認したノーチェは満面の笑み・・・・・・とは言わないが、自分のことのように、嬉しそうな顔で言った
「ユウカの通っている学校はケルベロス小学校で間違いないでありますか?」
ノーチェは無視して次の質問をする
千花も多少イライラしながら頷く。 それを確認したノーチェは満面の笑み・・・・・・とは言わないが、自分のことのように、嬉しそうな顔で言った
「ケルベロス小学校が学園世界に転移したのでありますよ!!」
その吉報を耳にして千花と聖は走り出していた。
自らの家族の元へと
自らの家族の元へと
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