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なぜなに!執行部室

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「なぜなに! 執行部室」


 ――――「なぜなに! 執行部室」のお時間がやってまいりました。
     進行は僕こと報道部AD・輝明学園中等部2年赤羽 青葉が勤めさせていただきます。
     パーソナリティはこのお二人。

 御坂美琴(以下美琴):常盤台中学の御坂美琴でーす。
 ベホイミ(以下ベホ):桃月学園のベホイミッス。よろしくッスー。

 ――――とまぁ、いつものメンツでお送りしていきたいと思います。
 ――――このラジオ番組はいつもの通り執行部室の隣の部屋で、番組宛に送られてきた執行部への疑問質問にこのお二人がお答えしていくゆるーい感じのスジ無し番組です。

 ベホ:執行部室の隣って時点でタイトルコールに偽りありッスよねぇ。

 ――――ベホイミさん、あんまりツッコまないでください……。

 美琴:はいはい年下いじめなーい。
 ベホ:ぐぅっ(心に鈍痛)!? こ、これが若さの壁ッスか……っ!(←1人だけ高校生)
 美琴:なに言ってんのよアンタも……。ほら、番組あるんでしょ続けるわよ。

 ――――軌道修正ありがとうございます。
     じゃあ、まず今日一枚目のお便りから。聖翔華学園匿名希望さんからのお便りです。
     『パーソナリティのお二人が今一番ほしいものはなんですか?』

 ベホ:いきなり平穏な質問ッスね。
 美琴:油断しちゃダメよ。リスナーの連中、絶対ロクでもないこと考えてんだから……っ!(←過去にいろいろあったらしい)
 ベホ:妙にやさぐれたッスねぇ……。
    ともあれ、私は今……そーッスね、ここらで一杯熱いお茶が。
 美琴:……アンタほんとに高校生?

 ――――それじゃあ二枚目にいきましょう。次はM高校男子生徒一号さんからのお便り。
     『執行部でなにかドキドキ事件簿的なことはありませんでしたか? 具体的には胸タッチとか! シャワー室でばったりとか!』
     ってうわぁっ!? で、電撃禁止ですよ御坂さぁぁぁぁんっ!!

 美琴:やかましいっ! 童顔で悪意のない顔した奴がリビドー全開テキスト読むんじゃないわよなんかむずむずするでしょうがっ!

 ――――理不尽っ! 理不尽すぎます美琴さん! ってあぁっ、お便り燃えちゃったじゃないですかっ!?

 美琴:いいのよこんなもんっ! こーしてこーして(SE:ズバァンっ!)消し炭になればやらなくても問題ないでしょっ!?
 ベホ:美琴さーん、あんまりあわてふためくと逆に怪しまれるッスよー。
    実情としては、胸タッチくらいなら何回かあったッスかねぇ。直後に消し炭か記憶がなくなるまで殴打されるかッスけど。
    シャワー室は……そもそも女子で使う人がほとんどいないッスからばったりしようがないッスねぇ。
    逆に男子が見られる展開は何回かあったッスね。見たくて見たわけじゃなくて、着替え取りに外に出てばったりとかそんな感じの。
    見たのが私とか長瀬さん、エリーさん、ノーチェだったらだいたい次から気をつけろよー的な感じなんスけど、
    中二以下の子は恥ずかしがったりツンデレったりで下手すると命に関わるッスからね。

 ――――ノーチェさんは平気で東棟のシャワー室使ってるって聞いてますけど。

 ベホ:あぁ、水道代取られないとか言ってたッスね。
 美琴:え!? ちょ、ちょっと初耳よそれっ!?
    大丈夫なの? どう考えてもそういう冗談みたいな天文学的確率がパッシブで確変リーチかかってるような連中よウチの男どもっ!?
 ベホ:あー……ノーチェさんも気にしなさそうッスからねぇ、そのへん。
 美琴:(席を立つ)―――ちょっと問いただしてくる。
 ベホ:(美琴を抑える)まーまーまーまぁ。焼くなら後でもできるッスから。
    とりあえずその憤りは抑えてまずはきちんとお仕事終わらせようッス。はい、青葉くん次のお便り次のー。

 ――――ベホイミさんありがとうございます。
     じゃあ次のお便り。次は聖エルミン学園PN.白い猫さんから。『みなさんの意外な特技を教えてください』とのことですが……。

 美琴:(席につき直す)……改めて『意外な』って言われると難しいわね。
 ベホ:美琴さんで言うなら文化財の金箔補修とか、ヴァイオリン演奏とか、電子機器の遠隔操作とかフレンチのフルコースとかッスか?
 美琴:意外って言われるほどのモンでもないでしょ。常盤台行ってる子なら大抵できるよ?
 ベホ:(小声で)……その割に、アニメ版の水着回では料理まったくできない子がいたッスけど。

 ――――(小声で)2クール目なんてなかったんだ。あれはただの夢だったんだぜくらいの発言ですよね。

 ベホ:(小声で)いやまぁ常盤台のエース様から見た視点なんで、一般生徒のレベルはまたちょっと違うと思っておいた方がいいんじゃないスかね?
 美琴:ちょろっとー、アンタたち人を外してなにコソコソやってんのよ?
 ベホ:いやいや、意外なってつけられると難しいッスねって話してたんスよ。
    ここは『みなさん』って言われてるんスから。他のメンバーにも言及しといた方がいいんじゃないスかね?
 美琴:えーと……意外な特技のあるのって言うと、長門さんの辞書機能とか、美遊のメイド一種第一回試験パスとか、楓とエリーの山菜採りとか?
    あ、ホントに意外なとこではハヤテくらいまでとはいかないけど柊がお茶とかコーヒーとか淹れるの上手いわね。
    仕事で疲れてる時に淹れさせるのもアレだから、レア度高いんだけど。

 ――――言ってることがお父さん思いの子どもみたいですね。

 美琴:あいつに育てられた覚えはないわよ。(SE:バチンッ!!)
 ベホ:あーはいはいじゃあ次いきましょうか次!

 ――――えー次。次のお便りは杜の宮高校PN.あっきゅんさんからのお便り。『みなさんはどこに住んでらっしゃるんですか?』とのことなんですが……。
     報道部としてもあまり詳しい個人情報を流すのはご法度だと思われるんで、あえて『どんなところに住んでるのか』って方向性で伺いたいと思います。

 美琴:どんなとこって……基本的に学園都市は全寮制の学校が多いから、私も常盤台の寮に住んでるわよ。
 ベホ:あ、あの学生寮とは思えない内装と設備のところを『寮』と言い張るッスか。
    さすがはセレブ、なんか美琴さんがまぶしく見えるッス……っ!
 美琴:そーゆーこと言うのやめなさいって。こっちはこっちで割と大変なんだから。で、アンタの方は?
 ベホ:わたしの方は日本の基準でごくごく一般的なアパート暮らしッスかね。
    家も一緒に転移してこなかった学校の生徒に与えられる、ごく一般的な住居に住んでるッス。
    学園都市とか麻帆良みたいに全寮制かつ寮が敷地内にある学校はもともと問題ないッスし。
    白皇とかお金持ちの学校は自力で寮作ったりしてるみたいッスけどね。
 美琴:自分の財産で立ててる奴も少ないけどいるわね。特に三千院の別荘はダントツで大きいみたい。
    私たち以外のメンバーだけど、学園都市の初春さんは学園都市の学生寮。楓も自分の寮の部屋があるわ。山篭りしてることも多いみたいだけど。
    エリーは自分の工房がこっちに来てるからそこ。美遊は雇い主の家にいるわね。
 ベホ:植木くん・ソースケさん・イリヤちゃん・ノーチェはわたしと同じくアパート暮らしッスよ。柊さんは東棟に住んでるッス。
 美琴:そういえば、柊ってここに住む権利もらう前ってどこに住んでたんだろ?
 ベホ:今でもたまに仕事続くとそこらへんの屋上で体力回復するまで寝転がってたりするみたいッスけどね。
 美琴:……つまり、野宿?
 ベホ:じゃないッスか?

 ――――それじゃ次にいきましょうか。St.ヒルデ魔法学院PN.うさうささんからのお便りです。
     『ぶっちゃけた話、あだ名とか気に入ってるんですか?』

 美琴:……神経直結で電流流されてピクピクいわせてほしいってことでいいのかしら?(SE:バチィッ!!)
 ベホ:……辞世の句の準備はできてるんスよね?(SE:ベキゴキ……)

 ――――お、お二人とも。落ち着いてください。ほんとに落ち着いてくださいってば!?

 美琴:喧嘩売ってくる相手は嫌いじゃないわよ。全力で相手するけど。
 ベホ:これだけストレートにケンカ売ってきたのはあのセーター女以来ッスねぇ。

 ――――違いますって!
     うさうささんは『執行部の人たちはあだ名いっぱい持ってますけど、嫌なあだ名とかつけられたらイヤですよね?
     うっかり呼んじゃったら申し訳ないんで、気に入ってないあだ名を教えてください』って言ってるんですよきっと!


 美琴:え、あー……ま、そういうことなら。
 ベホ:きっと、っていうのがちょっと気になりどころッスけど。ま、そういうことならきちんとお答えするッスかね。
    結論、嫌いです。
 美琴:イヤに決まってんでしょ。女帝って呼ばれて喜ぶ中学生がどこにいるってのよ。
 ベホ:中学生でなくても嬉しくないと思うッスけど……まだ女ってついてるだけマシじゃないッスか。
    わたしなんて暴れ牛ッスよ、暴れ牛。女とか、女子高生とか、そういう枕言葉すらナシってどういうことッスか。
 美琴:イノシシって言われるよりマシなんじゃない?
 ベホ:うぼー!!(←マジ泣き)

 ――――泣いてる人を放っといて次のお便りです。東雲高校PN.最近好きな男の子に手作りのお弁当を食べてもらいましたさんから。
     『みなさんのラブ事情を教えてください! みんな聞きたくてうずうずしてます!』とのことで―――

 美琴:なんでそんな深いプライベート情報をさらけださなきゃいけないのよっ!?(←顔真っ赤)

 ――――あ、美琴さんはいいです。大体の人は一目見ればわかりますんで。

 ベホ:まぁ、バレバレッスからねぇ。イリヤちゃんも割とモロッスし、植木くんなんかは有名ッス。ソースケさんについては公然の秘密。
    その辺を除いて話をすると……双方向な関係って意外とないんじゃないッスか?
    ついでに言っておくと執行部内で恋愛的なイベントは存在しないので期待するだけ無駄ッスよ。
 美琴:アンタら私を無視すんなコラァァァァ!(SE:ズビバシィィンッ!!)

 ――――じゃあ、名残惜しいですがそろそろ今日最後のお便り、徳川工業高校匿名希望さんからです。
     『アンタらって誰が一番強いんだぜ? ヒャッハー!!』

 美琴:いやアンタ。ヒャッハーとかはさすがに言わないでしょ、常識的に考えて。
 ベホ:強いんだぜ? って日本語もおかしいッスけどね。常識的に考えて。

 ――――ま、まぁまぁ。けど、やっぱり気になるところじゃないですかね?
     僕にも休み時間中にそんなこと話してヒートアップする友達いますし。

 美琴:他人の強さを気にする前に自分を磨けばいつか身をもってわかるんじゃないの?
 ベホ:美琴さん、その言葉は喧嘩上等って言ってんのとなんら変わりないッスよ……。ともあれ。
 美琴:誰が一番強いか、ねぇ……。
 ベホ:この前それでみんなエンジンかかりかけてすんごいことになったことがあったッスね。
 美琴:思い出させないでよ、割と大事だったんだから。
 ベホ:アレは一歩間違えば街が壊滅とかそういうことになりかねなかったッスからねー。
 美琴:だから思い出させんなっつってんでしょうが。

 ――――話逸れてきてるんで、元に戻してもらえるとありがたいんですけど……。

 ベホ:そうッスねぇ、結論としては状況とか場所とか戦略とかにもよるんで、一概に誰が一番っていうのは難しいトコッスね。
 美琴:クロスレンジ(なぐりあい)ならアンタか楓かってあたりじゃない?
 ベホ:いやいや。植木くんをノックアウトできる気がしないッスし、宗介さんもなかなかやるもんッスよ。
    美琴さんは瞬間火力もさることながら電子戦みたいな能力の応用も強いッスよね。
 美琴:瞬間火力は私より上の奴いるでしょ。それにイリヤとか美遊とかエリーには汎用性は劣るわ。
 ベホ:あのステッキは素でチートッスからねー……。エリーさんは学者さんっすから頭脳戦方向もなかなか強いッス。
 美琴:状況に対しての判断力はやっぱり宗介が一番かな。あれだけ手数あるのに対応に迷わないってのは流石だと思う」
 ベホ:そこらへんは経験のたまものってヤツッスねぇ。
    自力飛行でのアドバンテージってのは大きいッスから、柊さん・イリヤちゃん・美遊さん・エリーさんなんかは羨ましいッス。
    そういえば、マジックキャンセル系の能力持ってる人って転送陣起動しないから移動大変らしいッスね。
 美琴:あぁ、そういえばアイツもそんなこと言ってたっけ、不幸だ不幸だって無駄に言ってたよーな……。

 ――――うーん、やっぱり順位をつけるのは難しいとは思うんですけど。そこをなんとかうまくまとめてもらえないですかね?

 ベホ:そうッスねぇ。
    やれることの範囲の広さなら上位グループがイリ美遊コンビにエリーさんソースケさん美琴さん。
    真ん中くらいが長瀬さんで、一点集中派が植木さん柊さん私って感じッスか。
 美琴:経験の広さってことなら宗介、柊、エリーに長瀬さん、あとアンタもか。中盤グループが私と植木。
    やっぱり小学生コンビは経験浅いわね。特にイリヤ。だからどうってことはないんだけど。
 ベホ:得意な 戦闘距離(レンジ)ってことならクロス一辺倒なのが私。ショートからミドルレンジが柊さんと植木くん。
    砲撃戦距離ならイリヤちゃんと美遊さん。
 美琴:中から遠距離がエリーかな。私とか長瀬さん、宗介はだいたいどっからでも仕掛けられるわ。
    まとめるとするとこのへんじゃない?

 ――――ありがとうございます。
     それじゃ、時間もちょうどですし今回のなぜなに執行部室はこの辺でシメたいと思います。
     お二人とも、ありがとうございました。

 美琴:じゃ、またね。
 ベホ:聞いてくれないと脳天撃砕ッスよー。
 美琴:そういうこと言ってるから牛って言われるのよ。
 ベホ:ヒドくないスかそれっ!?


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