クベル・クナ


概要

クリスタ・ベル吸血鬼課の専属として働くメイドさん。掃除洗濯から潜入捜査までなんでもござれのすごい人。
そのバックボーンは、意外と話したがりの魔女。隠しているつもりの正体は公然の秘密。

引用

「確かに私は目が見えませんが、その代わり世に見える輝きが私の目の前には満ち満ちています。
 この世にあるものは一つ一つが異なるかたちに輝いています。お皿の輝き トマトの明かり 行き交う人々の足取りの光り 宙に漂うほこりの煌めき
 私にはそのすべてが目の前に光って見えるのです」


プロフィール

本名 クベル・クナ
スペル
年齢 ??歳 性別
身長 147cm 体重 44kg
種族 ???
趣味 毛玉や雪玉を作ること。集めて丸くなるものならなんでも
特技 割と何でもできる(自称)
宝物 目隠しの黒布
天敵 民衆
将来の夢 ルーティーン化した生活
好きな色 葡萄色
好きなもの メッテルフ、アーディマム、成果が目に見える作業、アンチョビパスタ
嫌いなもの 自分が何をやらされているのかよく分からない状況、ネズミの丸焼き


所属

治安維持秘密組織クリスタ・ベル。の、小間使い。あるいはメイドさん。
雑用を任されるのを楽しんでいる。


詳細

通称クナ。
常に両目を布で塞いでいる。眉間には杭が撃ち込まれており、万に一つもその眼が外気に触れることはない。


来歴

エヴェンハイムの片隅で行き倒れていた所を、アーディマムに助けられる。
介抱の結果回復した彼女は、そのまま恩返しをしたいと頼み込んでクリスタ・ベルにメイドさんとして雇われることとなった。
ありふれた小間使いの雑用から、潜入任務や情報収集、鉄砲の撃ち方、大砲の据え方、地雷の伏せ方、狼煙の上げ方など数多くの分野に精通したスーパーメイド。


性格

穏やかな日々をこよなく愛する平和主義者。
仕事には真面目だが、息抜きの時間を楽しみにもしている。
一方でクリスタ・ベルの特殊な任務に就く際には非日常のスリルを楽しんでもいる。
要するに、極めて庶民的。
メッテルフには淡い恋心を抱いているが、その内心を伝える気はないようだ。


正体

「私って、これが」
「嫌で、嫌で」
「本当に、嫌で」
「けれども、だとしても、逃れられぬ宿業である以上は」
「せめて精一杯、皆々様を不愉快にして差し上げなくては」
冒涜の魔女のマクベル・マクナ。
宿すは冒涜《ブラスフェミー》の邪視。冒涜とは、尊厳の破壊であり、禁忌である。
彼女が見たものは例外なく、草木は枯れ、水は穢れ、肉体は溶け崩れて泥状の怪物となる。
肉体変調耐性を持っていれば肉体の変貌には抵抗できるが、冒涜の魔力は同時に精神をも蝕み、当人が思う最大の禁忌を行う精神操作も同時に付与される。
あまりにも強力無比、かつ被害が甚大で、しかも彼女自身にも制御はできない。故に、平常時はその眼と名前の一部を封じている。

目隠しの下に眼球はなく、赤黒い眼孔が見えるのみである。しかし、迫害によって瞳を潰された後も、その孔は変わらず邪視の効力を発し続けていた。
邪視を除いた魔女としての実力は中の下といったところだが、あくまで魔女の中では劣る程度であり、その他大勢にとっては油断ならない力を誇る。器用万能。
彼女の名が魔女の間で恐れられるのは、ひとえに冒涜《ブラスフェミー》の邪視あってのものである。

度重なる異端狩りに巻き込まれ、それでもなお生に悔いを残し続けている彼女は、市井に紛れて今日も生きている。
今の環境はかなり気に入っているらしい。

彼女は魔女としての正体「二人だけの秘密」と言い含めてクリスタ・ベルの全員に話しており、「二人だけの秘密を共有している」と皆が思い込んでいる現状で楽しんでいる。
バークラントさんには気付かれているみたいだけど。


関連人物

行き倒れていたところを助けていただいた。依頼恩返しとして働いている。
模範となる人ではないが、その善性は多くの人を救うでしょう。

年頃の子。かわいい。
成長途中なので危なっかしく、実は結構心配。

優しい人ではなく、怖い人ではなく、悪いひとでもなく、正しい人でもない。
けれどきっとそれが人間に近い正しい在り方なのだと思う。

好き……

先輩。頼りになる人。年の功。

最近名を聞かなくなった。けれどろくでもないことを企んでいるには違いない。

魔女もどきにしては力が強い。いったい何者?


出張先



参照先

最終更新:2025年08月08日 21:40
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