狐火*1とは、妖怪の一種である。

 が、尻尾を地べたへ打ち付けるんだか、牛の頭蓋骨へ小便かけるんだかで点火すると言われる。

にわか雨を指す狐の嫁入りはまた、大量の灯が出るという現象も指した。
 柳田國男によれば、羽後の梨木羽場で、めでたいことがあるちょっと前に、松明の明かりが大量に出ることがあるという現象があった。柳田は、これを称して「狐の嫁入り」というのへ「何でこれがそうなるのか謎」と言っている。
キツネタイマツ*2ともいう


参考文献

 村上健司『日本妖怪大事典』177頁

 荒俣宏『世界大博物図鑑 哺乳類篇』新装版150頁

 柳田國男『妖怪談義』柳田全集第二十巻390頁(キツネタイマツ)

『綜合日本民俗語彙第一巻』

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最終更新:2025年06月24日 11:57

*1 『綜合日本民俗語彙』1巻461頁

*2 『綜合日本民俗語彙』1巻460頁