カッパ - VP@wiki

サマー

あらすじ

　団員達とバカンスを楽しんでいた団長は、迷子のカッパの子と出会う。その子の家を見つけた結果、今までカッパ達が重労働してきた事実を知る。
　そんな時、キュウタ達の重労働の原因である寿司職人が過労で倒れ、働き方が無茶だったと今夏は店を閉めようとする。しかしカッパの子は「みんなで必死に働いてきたのはお客さんの笑顔のため。倒れたからといって諦めていいのか」とそれを止め、職人としての意思を継ぎ、寿司を握ることにする。トラブルはあったが皆の力で乗り越え、労働環境も改善に取り組み、カッパの子は寿司職人の道を歩み始める。

押さえておきたいべぱしポイント

• 海に来たヴェ達(OP)

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ヴェ「ヤッホーーー！！　わははは！　やっぱ、でっかい海を見るとついついはしゃいじゃうよなぁ！！」
ラ　「そうだな！　でも、「ヤッホー」は山の定番じゃないか？」
　王都ラッヘを守護する、白竜騎士団団長のラと、その親友であり副団長のヴェ。ふたりは観光地の管備体制について視察するため、しばらくギュス〒に滞在する予定になっていた。その忙しい合間を縫って、一日だけ(団長)達のバカンスに顔を出しているのだった。
パ「騒々しい駄犬だ。浮かれすぎて溺れても知らんぞ。」
ヴェ「なんだよ、パーさんだってもうそんな恰好して、浮かれまくってるだろ！」
パ　「合理的な格好をしているだけだ。そんなこともわからないのか？」
カシ「なるほど。確かに通気性の良い薄手の衣類は高温多湿の気候に適し、直射日光も避けられるな。実に合理的だ。」
パ　「ほう……カシウスと言ったか。お前は駄犬と違ってわかっているようだな。」

• ビーチフラッグスを始める一行(1-1)

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事の発端は半刻ほど前——(団長)達が海岸での遊びを満喫し一息ついたときのこと。(団長)達は、昼食は自分達で作って食べようと話し合っており……
パ　「ここはやはり海鮮料理……魔鯛のポワレやエヴィのローストなどはどうだ？」
ラ　「本格的なのは手間がかかるぞ？　皆で気軽に楽しむなら、バーベキューとか……」
ビィ「オイラ、カレーがいいなぁ！　リンゴ入りのやつな！」
　一同が案を出し合う中、静かに行く末を見守っていたジがおもむろに口を開く。
ジ　「このまま話し合ってもいいが、せっかくのバカンスだからな。皆でビーチフラッグスをして、勝った者が決めるというのはどうだ？」
パ　「ビーチフラッグスだと……？」
ジ　「ああ。旅行者向けの案内を読んでいたんだが、浜辺で大人気の遊戯らしいぞ。」
　ジは、表紙に夏の海が描かれた冊子を開いてみせる。
パ　「貸してみろ……「ビーチフラッグスで真剣勝負(ガチバトル)！太陽(サンシャイン)よりアツい友情(フレンドシップ)を確かめ合おう！」何だこの頭痛がする文は……暑さで脳が茹ったか？」
ヴェ「なつかしいな〜、こういう勝負！　特訓の合間のメシのメニューとが、稽古で勝った方が決めたりさ！」
ラ　「ああ、ふたりで特訓してる時とか、よくやったよな！」
ビィ「いいんじゃねぇか？　へへっ、(団長)、オイラのカレーは任せたぜ！」
パ　「馬鹿馬鹿しい。そもそもランチのメニューごときで勝負するなど……」
ヴェ「おっ？　なんだよパーさん、自信ないのか？」
パ　「誰がそんなことを言った？　お前など一瞬で海の藻屑にしてやる。」
ヴェ「も、もずくっ……！？」

• ビーチフラッグスで勝利するヴェ(1-1)

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ジ　「……勝者、ウ゛ェイン！」
ヴェ「獲ったどぉおおおおお！！」
パ　「ば、馬鹿な……！俺とランス口ットが衝突した隙間から……！？」
ラ　「やるなウ゛ェイン！　あの位置から突っ込むなんて！」
ヴェ「ヘへつ！　もずくにならなくてよかったぜ！」
ジ　「どうだ？　真剣勝負を通して、太陽よりアツい友情は確かめ合えたか？」
パ　「……鬱陶しい。それより早くランチのメニューを発表したらどうだ？」
ヴェ「ああ、そうだったな！　えー、コホン。発表します。俺が選ぶ昼ごはんは……ずばり、おにぎりだっ！」
　まだ砂まみれの手でピースしながら、ヴェは朗らかに宣言するのだった。

• カッパの手がかりをどう探すか話す一行(2-1)

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ヴェ「ああ、そうだな！カッパについて手掛かりがないか、色々聞いてみようぜ！」
パ　「へ゛ネーラビーチー帯や首都ミサ゛レアの議会にはツテがある。俺は俺のやり方で、情報収集や各所との折衝にあたるとしよう。棲家を見つけるのが最優先だが、見つからなかった場合にも備える必要があるだろう？」
ルリ「たしかに……！　さすがパー…ルさんです！」
ビィ「でも、大丈夫か？ひとりだけ別行動になっちまうけど……」
パ　「心配する相手を間違えているぞ。俺は何も問題ない。」
ヴェ「ははっ、パーさんはこういう時ホントに頼りになるよなぁ。」
パ　「元々、マﾉﾚモッコ保護条約の進展について話し合う予定だった。あくまでそのついでだ。」

• 🐟を持ってくる(6-5)

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ルリ「⭐️晶獣……じゃないみたいです！ただのおっきなお魚です！」
シグ「ただの魚とはいえ、デカさと活きの良さは、あのアﾉﾚハ゛コアにも負けちゃいないよ！」
ラ　「この状態で吊るすのも一苦労だったからな。」
ヴェ「わはははは！　ただの釣りだって言われて、でてきたのがこれだもんな〜！」
パ　「能天気なヤツだ。シグとガンダ…ザがただの釣りで俺達に応援を要請するはずがないだろう。」

解説

余談

　ジさんしか図鑑のエピソード・登場人物には記録されていないが、４きし全員が登場している。

• 🦐のローストがどうしても食べたかったパ(1-2)

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パ　「フッ、完成だ……！我ながら完璧な仕上がりだな。」
ラ　「う〜ん、香ばしい良い匂い......！　具材は何を使ってるんだ？」
パ　「エヴィのローストだ。俺の炎を駆使して最高の焼き加減で仕上げた。」
ラ　「ああ、昼食のメニューを決める時に提案してたヤツか！よっぽど食べたかったんだな。」
パ　「おにぎりの具といえばエヴィのローストに限る。それだけの話だ。」
ラ　「初めて聞いたけど……普通に食べたかっただけだろ？」
パ　「もういい……お前には一口もやらん！」