海特異点 - VP@wiki

海イベ2024

内容

　海に来た団長達。しかし、団長の意識が魚(マグ口ウ)と入れ替わってしまう。魚となった団長は、魚の妹(ネルコ)と共に、元の体に戻る方法を探しはじめる。そして、空の民を憎む海棲生物と、自分の中身が人間であることを隠したまま、交流を深めていくことになった。また、空の民を憎むマグ口ウも、今後元に戻る時のために団員達と仲良くなっておくべきだと諭され、親睦を深めることになる。
　人間であるとバレた団長は、海棲生物達の元を逃げ出す。その頃、ギュス〒にいる者全員が、悪夢の中に囚われていた。ヘカ〒ーによって団員達は目を覚ましたが、一部の団員は魚と意識が入れ替わっていた。
　一方、ネルコは、団長の正体が露見したことによって混乱した状況を打破するため、怪しく光る玉手箱を開ける。すると、妹は海の旧神に操られてしまう。彼女は神に作られた兵器だったのだ。空の民を憎む海棲生物達を引き連れて、彼女は浜を急襲する。
　それに加わろうとしたマグ口ウだったが、団員達との交流を思い出して思い止まり、空の民側につくことにする。
　魚から体を取り戻した団員達が合流し、真犯人である海の旧神の正体が暴かれ、海から飛んできた団長とマグロウが衝突して入れ替わりが解消した。団長とマグロウは今までの出来事を夢で共有し、仲良くなると、結託して旧神へと攻撃を仕掛ける。旧神はネルコを兵器としてけしかけるが、ネルコはマグロウや交流していた海棲生物達からの呼びかけと、団長の頭突きで正気を取り戻す。
　そして旧神を倒し、彼の動機が「一人で寂しかったから」だとわかる。騒動は終わり、海の生物は海に戻り、彼らは仲直りをして終わった。バカンスに戻った団長達は、おかしな海棲生物達にも負けず劣らず、うちの団も色々な人がいる「ヘンな」団だと笑い合うのだった。

べぱしポイント

• イﾉﾚザとしりとりをするパ(3-4)

...

イ　「…………」
パ　「…………」
イ　「……ご趣味は？」
パ　「……どうした急に？」
イ　「……いや、なんだ、気にするな。沈黙が、性に合わないものでな……」
　威圧感を放つふたりの周囲には、観光客が寄り付かず静かである。
パ「打ち解けろとは言わんが、堅苦しく話す必要はない。駄犬などはこういう見張りの際、相方が睡魔に襲われぬよう、しりとりを持ちかけるという。」
イ　「はは、駄犬か。こちらにも仔犬がいるが、しりとりなど好みそうではある。」
パ　「…………」
イ　「…………」
パ　「……しりとり。」
イ　「………………りんご。」

• 魚になったパは、ヴェに釣り上げられ甲板に押さえつけられた挙句、〆られそうになる(4-2)

...

パ　「ん……ここは……」
　海中で目覚めたパ。その頭上から賑やかな声が聞こえる。
ヴェ「よっしゃー！　大物が掛かったぜ！」
パ　「ぐっ……！？　なんだ、口に猛烈な痛みが……！　これは……釣り針……！？」
　次の瞬間、パは、眩い光の中に釣り上げられて——堅い甲板に身体を打ち付けると、ピチピチと跳ねていた。
ヴェ「すっげぇ！　やっぱりデカいぞ！」
パ　(なんだこれは……！　俺は……アﾉﾚハ゛コアになっているのか……？)
ヴェ「おっ、イキいいなぁ！　こりゃ竿も重いわけだ。」
パ　(ヘカ〒ーの仕業か？　しかし、奴の夢ならばもっと——)
ヴェ「よし、〆るか！」
パ　「…………ッ！？」
パ　(おのれ、駄犬っ！　俺が誰だかわからないのか！)
ヴェ(ははっ、ホントに元気いいなぁ！　こりゃ良い魚だぜ！)
パ　(この悪い犬がぁ！)
　パは己の存在を示すように、必死に跳ね続ける。
ヴェ「ん、待てよ……？　このなんとなく偉そうで燃えるような跳ね方は……」
パ　(ようやく気付いたか……！)
ヴェ「アルバコアのボスか！」
パ　(貴様ぁああああ！！！)

• 「……駄犬、次に会ったら、覚悟していろ。」(台詞集/ED/パ３)

解説

　大問題の4-2である。

　まず、釣り上げられて「堅い甲板に身体を打ち付けると、ピチピチと跳ねていた。」と続くが、英語では"Vane presses him down onto the deck, where he flops desperately."となっており、ヴェに体重をかけて甲板に押さえつけられている。魚の姿でなければとんでもない光景である。

　「ヘカ〒ーの仕業か？」なぜヴェの夢を見て淫夢を見せる彼女の仕業だと思ったのだろうか。
　「奴の夢ならばもっと」もっとなんなのだろうか。

　「悪い犬」、と二次創作の台詞ようなことを言い出したが、これはヴェの「こりゃ良い魚」に対するもので、意訳すると「俺が良い魚ならお前は悪い犬だ！！」という意味である。が、それにしたって「悪い犬」はどこかで言ってそうな台詞である。

　この夢には関係の深い人物が現れるそうだが、パにとってそれがヴェであったことが波紋を呼んだ。また、他のメンバーが最愛の人と相対していることもあり、パにとってヴェが最愛の人である可能性が示されたことが、界隈を震撼させた。我々が思っている以上に、パはヴェが大好きなのではないかと、多くの人が頭を悩ませることとなった。

　そして、台詞集EDでヴェに対して怒っているが、彼は何も悪くない。とばっちりである。

補足

　このシナリオでは、パが義手の彼からパーさんと呼ばれており、物議を醸した。呼び名を「認めているわけではない」とは言っているが、咎める様子も無い。
　やはり特別な呼び名だっただけに、ヴェがどう思うのか知りたいところである。
　また、彼らはシナリオ中とても仲が良く、一緒にマﾉﾚモッコも見に行っている。ヴェがどう思うのか知りたいところである。

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