ドリルモグラーズ編 THE ORIGIN 第二章 怪奇! 二軍消滅

あらすじ

二軍を全員クビにしようと企んでいる任月。
それに我慢できずに野球をやめる者、事情により野球をやめさせられる者もいる。
それらは水木・畑山・倉刈・古沢。パワポケは彼らを説得することができるのか?
果たして二軍選手たちの運命は!?

1月1週、パワポケは弓子と初詣に行き...大吉を引き当てた!
その後、パワポケは水木の部屋へ向かった。

パワポケ「水木さんの部屋に来たぞ。」
水木「おい、パワポケ。いいところに来たな。いいもんをやるぜ。ほら、バットだ。」
パワポケ「え、もらっていいんですか?」
水木「ついでにグラブとそれからユニフォームもだ!」
パワポケ「ちょ、ちょっと...」
水木「えーい、くだらん! オレは、こんりんざい野球なんて、野球なんて、やめてやるー!!!」
パワポケ「いったい、なにがあったんです?」
水木「どうもこうもあるか! 毎日、毎日、練習ばっかりでいつまでたっても二軍じゃねーか!
パワポケ! お前も人生をムダにしたくなかったらさっさと野球なんてやめちまえ!」
パワポケ「俺はやめませんよ! そのうち一軍へ上がって...」
水木「はっ! 一軍だあ? ムリムリ、お前はオレより才能がねえよ!」
パワポケ「そんなこと、勝手に決めつけないでくださいよ!」
水木「なんだとぉ! じゃあ、証明してやらあ。グラウンドで勝負だ!」

野球仙人「ここで、ワシからルールを説明しよう。水木のノックが来る場所にマークが出る。
ボールが近づくとマークは小さくなる。マークがなくなる前にボールを捕るのじゃ。
たくさん捕れれば、勝ちなのじゃ。ボールを捕るには、十字キーをボールの来る位置に合わせて
Aボタンを押すのじゃ。真ん中にボールが来たときは十字キーを入れずにAボタンだけを押すのじゃよ。」

水木「はあ、はあ、ようし、次はパワポケの番だ。いいな! 30球勝負だ!」
パワポケ「25球以上捕ればいいんですね!」
水木「そうだ、行くぞ!!」

ミニゲーム コンコンノック

ヒント
水木のノックが来る場所にマークが出現! 消える前にボールを捕れ!
真ん中にボールが来たときは十字キーを入れずにAボタンだけを押せ!
6球以上失敗したら敗北! 25球以上捕れば勝利!

水木「行くぞお!!」
パワポケ「来い!!」

パワポケは水木のノックを25以上キャッチした。

パワポケ「よし、25球以上キャッチだ!」

VICTORY


コンコンノッククリア後

水木「な、なにぃ! このオレ様が、こんなヤツに負けてしまうなんて! ...いや、今のはナシだ。」
パワポケ「はぁ?」
水木「よく考えたら、今日のオレは体調が悪かったんだ。」
パワポケ「そ、そんな! 卑怯ですよ!」
水木「えーい、うるさい! くやしかったら、オレより先に一軍へ行ってみろ!」
パワポケ「...野球をやめるんじゃなかったんですか?」
水木「何を言う。オレは調子が悪くてうわ言を言っていたんだ。バットもグラブもやらないからな!」
パワポケ「ちぇっ。」

次の週...自主トレ開始。パワポケは倉刈の部屋へ向かう。

パワポケ「倉刈さんの家に来たぞ。」
倉刈「あ...パワポケさん。」
パワポケ「どうしたんです? 元気がないですね。」
倉刈「実は、これまでたまっていた家賃を、今日中に払わないとここを追い出されてしまうんです。」
パワポケ「えっ、大変じゃないですか。」
倉刈「誰もお金を、貸してくれなくて...」
パワポケ「(戻って来なさそうだもんなぁ) で、いくらぐらいなんです? たまった家賃って?」
倉刈「あと、1000円です。」
(ばたっ!)
倉刈「どうしました?」
パワポケ「そのくらい、この俺が、出しますよ! あ、財布がカラッポだ。
じゃ、銀行からおろして...あ、今日も明日も銀行は休みだ。」
倉刈「どうしたらいいんでしょう、パワポケさーん!」
ひでこ「大丈夫だよ。『内職』で、お金作るから ね?」
パワポケ「内職?」
倉刈「ええ、おもちゃをカプセルにつめる仕事なんですけど、
これは今日中にお金がもらえるんです。でも、これが結構大変で...」
パワポケ「ええい、そのくらいなら俺が手伝います!」
倉刈「おおっ、そうですか! じゃあ、お願いします!
十字キーで左右に動いて私たちが作ったおもちゃをキャッチしてください。
あ、キャッチするときにはAボタンを押してくださいね!
連続してキャッチすると、『不良品』が少ないということでボーナスが出ます。
このボーナスが、なかなか馬鹿にならないので、ミスしないでくださいね!」

ミニゲーム 貧乏ヒマなし

ヒント
制限時間内に1000円以上稼げ!
十字キーで左右に動いて作ったおもちゃをキャッチしろ! 不良品はキャッチするな!
連続してキャッチするとボーナス! ミスしないように心掛けろ!

パワポケは倉刈たちが作ったおもちゃをキャッチし、ついに1000円集まった!

VICTORY


貧乏ヒマなしクリア後

倉刈「いやー、やれば「できるもんですね。」
ひでこ「おにーちゃん、ありがとう。」
あきら「ありがとー。」
倉刈「このピンチを乗り越えたからには私も、まだまだ野球をやめるわけにはいきませんね。」
パワポケ「お互いにがんばって、一軍を目指しましょう!」

次の週、曽根村に客が入ってきた。

曽根村「どうぞ、お入りください。」
智美「どうも、はじめまして。
おやおや、プロペラ団のトップの方がこんなに、お若いとは。
ま、どうぞおかけ下さい。なんと、お呼びしましょう?」
曽根村「「スペードのクイーン」で、いかがです?」
智美「ほぉ...」

(そして.....)

曽根村「なるほど、おもしろいお話です。会長に話してみましょう。」
智美「この次に会う時には、曽根村さんに決定する権利がある事を望みますわ。」
曽根村「...ハハハ。......」
「プロペラ団というのは何です?」
曽根村「会社と選手の契約を代行するプロモーターの会社ですよ。
実のところ、バカな選手を喰いものにしているようですが。(もっと、黒いウワサもありますがね...)」
「ところで、「スペードのクイーン」というのは何です?」
曽根村「ダイスでの「スネークアイズ」。いえ、むしろタロットの「タワー」ですね。」
「は?」
曽根村「それが意味するものは、破滅(はめつ)ですよ。」

パワポケは古沢の部屋へ向かった。

パワポケ「古沢さんの部屋に来たぞ。」
古沢「おう、パワポケ! ちょうどいいところに来たな。さあ、出かけるぞ。」
パワポケ「出かけるって...どこに?」
古沢「俺の田舎だよ! 俺に、結婚の話が来ているんだ。」
パワポケ「へえ。それは、おめでたいですね。」
古沢「...言っておくが、俺は相手の顔も、知らないんだ。」
パワポケ「え?」
古沢「親父が、俺に家業を継がせるために勝手に話を進めやがったんだ。
急いで行ってぶち壊しにしないと、野球ができなくなっちまう!」
パワポケ「それは大変ですね。...で、どうして俺も一緒に行くんです?」
古沢「今日の5時には、結納が終わっちまう。なのに、俺は車が運転できないんだ!」
パワポケ「あ、つまり、俺に運転しろと。」

古沢は車を用意した。

古沢「車はレンタルしといたからな。これだ!」
パワポケ「へー、結構いい車ですね。」
古沢「十字キーの左右で移動、Aボタンで加速、Bボタンでブレーキだ。
オートマチックだから、Aボタンを離してもゆっくり減速するぞ。
頑丈な車だが、さすがにぶつけすぎると壊れるから、注意しろ。
当たり前のことだが、時間に間に合わないとダメだから思いっきり飛ばせよ!」

ミニゲーム くるまでブー

ヒント
制限時間内にゴールまでたどり着け!
壁やバイク、障害物にぶつかるとダメージを受ける!
トラックや壁に正面衝突すると車が止まってしまい、タイムロス! 気をつけろ!
車の肉片が壊れると軽くなってスピードが大きくアップ!

パワポケは障害物をかわして急ぎ...ゴールにたどり着いた!

VICTORY


くるまでブークリア後

古沢「よーし、なんとか間に合ったな! あとは、俺がやる!」

(どどどどど...)

パワポケ「あー、無茶な運転で、死ぬかと思った。」
古沢「おい!」
パワポケ「な、なんです?」
古沢「すまんな、パワポケ。お礼に、そこのビデオテープをお前にやろう。」
パワポケ「なんですこれ?」
古沢「まぁ、元気の出るものだ。アイテムとして使えよ。それじゃ!」

(どどどどど...)

次の週...パワポケは畑山の部屋に向かう。

パワポケ「畑山さんの部屋に来たぞ。」
畑山「あ、パワポケ! すぐにドアをしめろ!」
パワポケ「え? え?」

(バタン)

パワポケ「何が起こったんです?」
畑山「実は、殺人クワガタのオリが壊れてしまったんだ。」
パワポケ「殺人クワガタ?! 名前からして、かなりヤバそうですね。」

(がさがさがさ)

パワポケ「あっ、そこに...げ、壁をかじってる!?」
畑山「よし、バットでぶん殴って気絶させるんだ!」
パワポケ「そんなことして大丈夫なんですか?」
畑山「そう簡単には、死なないさ。それより、1匹でも逃げられたら大変なことになる!
壁は、何回かかじられると壊れてしまう。そこから逃げる前に、ぶん殴るんだ!
十字キーで移動や、攻撃方向の選択。その場待機は、Aボタンだ。
移動、攻撃を1回するとそれぞれのクワガタも、1回移動や、攻撃をする。
1回でも攻撃を受けるとゲームオーバーだ。あいつらの前へ行くなよ! よし、行くぞ...」

(カプ!)

畑山「ぎゃっ!」
(ばたっ)

パワポケ「わーっ、畑山さん! こ、こうなったら、俺1人で...」

ミニゲーム 殺人クワガタ

ヒント
クワガタを全て倒せ! 壁は何回かかじられると壊れてしまう!
1匹でも逃げられたり、クワガタの攻撃を受けたら即失敗! よく考えて動け!

パワポケはクワガタを倒していき...全部倒した!

パワポケ「全部のクワガタを倒したぞ!」

VICTORY


殺人クワガタクリア後

畑山「やったな、全員回収成功だ。」
パワポケ「こういうキケンなものは飼わないでくださいよ!」
畑山「まあまあ、そう言うなって。そうだ、これをお前にやろう。」
パワポケ「なんです、これ?」
畑山「まあ、健康ドリンクだな。疲れたときに飲むと、元気になるぜ。」

2月1週...春キャンプ開始!
任月はチームに外国人がいないと、貧乏くさく見えるといい、外国人選手を雇う。
ドミオが外国人選手としてモグラーズに入団した。
2月2週、パワポケは畑山からアロワナのことを聞いた。3週...小料理屋へ向かい、
3月1週は小料理屋でジョーと遭遇し、もうけにはアロワナならいけると言ったパワポケ。
3月4週、実家へ帰ったパワポケはなんらかの事で特殊変化球を思いついた。
4月1週、シーズン開幕。曽根村と槌田は何かの話をしている。
パワポケは実家へ帰り、ジョーと会う。次の週、パワポケは実家でひと眠りし、昔の夢を見た。
そして、イースタンの試合。小角率いるジャイアンツとの試合。数々の試合も大活躍した。
10月4週、槌田コーチが練習を見に来た。パワポケはいい所を見せ、好印象を与えた。

11月1週

槌田「.....わかりました。多少後ろめたいですがやってみます。」
曽根村「期待していますよ。」

来年から槌田はプレイヤーであるあなたに危害を加えてくるでしょう。気をつけてください。

契約更改

パワポケ「『契約更改』の日が来た。また、あの会長と会うのか。やだなぁ。」

(そして...)

任月「よし、入りたまえ。」
パワポケ「はい。」
任月「ん? ああ、君か。君はモグラーズの二軍がなくなることを知っているね?」
パワポケ「は、はい。」
任月「それなら話は早い。来年、君は一軍でやってもらおう。」
パワポケ「ええっ! 本当ですか!?」
任月「...イヤかね?」
パワポケ「と、とんでもない!」

(そして...)

パワポケ「来年は、一軍でスタートか。俺はやるぞー!」
古沢「おっ、パワポケ。こんなところにいたのか。来年、俺も一軍スタートなんだ。」
パワポケ「えっ、そうなんですか。」
古沢「こうして野球を続けられるのもお前のおかげだ。感謝しているぞ。
水木と畑山、倉刈さんとドミオ、凡田も、一軍スタートだそうだ。」
パワポケ「みんなでがんばりましょう!」

第二章 クリア!

第三章へ続く...

最終更新:2023年04月02日 17:42