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十二指腸(じゅうにしちょう)とは、消化管の中で胃と小腸(空腸)を連結する重要な器官。

概要

全長は約25〜30cmで、その名称は指を12本横に並べた幅に相当するという解剖学的な由来に基づいている。

形状はC字型に湾曲しており、その凹部分には膵臓の頭部がはまり込むように位置している。

最大の機能的特徴は、消化の要所としての役割。

胃から送られてくる食塊は非常に強い酸性(胃酸)を帯びているが、十二指腸で膵臓からの膵液に含まれる重炭酸イオンと混ざることで中和される。これにより、小腸内の消化酵素が最適に働く環境が整えられる。

十二指腸の下降脚の内側にはファーター乳頭と呼ばれる開口部があり、ここから胆管と膵管が合流して消化液を排出する。肝臓で作られた胆汁は脂肪の乳化を助け、膵液は糖質・脂質・タンパク質のすべてを分解する強力な酵素を含んでいる。

また、十二指腸は自らも腸液を分泌し、粘膜を保護している。ストレスや胃酸過多によって防御機能と攻撃機能のバランスが崩れると、十二指腸潰瘍が発生しやすくなることが知られている。

タグ:

医学
最終更新:2026年08月10日 15:08