究極生命体アブソリューティアンたちに捕らわれていた[[ウルトラマンレグロス>ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突の第1話]]と[[ユリアン>ウルトラマン80の第49話]]は無事、ウルトラ戦士たちの活躍で救い出された。 惑星ブリザードで、ウルトラ戦士たちと、アブソリューティアン、そしてタルタロスに引き入れられた[[ウルトラマンベリアル>http://neoending.web.fc2.com/animeop/agyou/op-ultzero.htm]]、[[トレギア>ウルトラマンタイガの最終回]]たちとの決戦が繰り広げられる。 レグロスは、[[ウルトラマンレオ>http://neoending.web.fc2.com/anime/agyou/eureo.htm]]と[[アストラ>ウルトラマンレオの第22話]]の兄弟と力を合わせて、コスモ幻獣拳の因縁の相手であるアブソリュートディアボロを倒す。 トレギアは、光を信じぬく[[ウルトラマンタイガ>ウルトラマンタイガの最終回]]を目にして、自ら戦いの場を去る。 残るはタルタロス、ティターン、ベリアル。 [[ウルトラマンジード>ウルトラマンジードの第1話]]と[[ゼット>ウルトラマンZの最終回]]が、ベリアルに挑む。 ベリアルに奪われていた幻界魔剣ベリアロクが、自らベリアルに見切りをつけて、ゼットの手に戻る。 ゼット「ベリアロク! やっと戻って来てくれたか!」 ベリアロク「フン、本来の持ち主の意地を見せてみろ」 ゼット「あぁ。力を貸してくれ、ハルキ! チェストォォ!!」 ベリアル「な、何!?」 ゼット「うぅおおぉぉ──!!」 ゼットがベリアロクの闇の力を浴びて、新形態、デスシウムライズクローへと強化変身する。 ゼット「ウルトラ凄いパワーだ……!」「&bold(){ゼスティウムデスバーストォォ!!}」 ベリアロクを構えての強力な光線が、ベリアル目がけて炸裂する。 ベリアルが大ダメージを受けて、膝をつく。 ジードが歩み寄り、手を差し伸べる。 ベリアル「うぅっ…… はぁ、はぁ……」 ジード「父さん…… ベリアロクの言おうとしていたこと、何となくわかるよ。だって、僕も父さんの遺伝子を──」 ベリアルは荒々しく、ジードの手を払う。 ベリアル「黙れ! 俺はお前の親父の並行同位体だ。息子なんか作った憶えはねぇ!」 ベリアルは傷ついた体を引きずるように、去っていく。 ジード「父さん……」 ウルトラマンゼロは、新形態[[ウルティメイトシャイニング>ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀の最終回]]を長時間維持できるように成長を遂げ、タルタロスとの激闘を続けている。 ゼロの光線を浴びて、タルタロスが大きく後ずさる。 タルタロス「もうじき、あのお方が目覚める…… たとえこの身が滅びようとも、それまでに光の国を手に入れる!」 ゼロ「『あのお方』だと?」 タルタロスが大きく跳躍して宇宙空間にまで飛び出し、惑星上を目がけて、超強力な光線を放つ。 タルタロス「&bold(){アブソリュートマキシマムデストラクション!! うおぁ──っ!!}」 M78星雲 光の国・宇宙警備隊本部の、[[ウルトラの父>ウルトラマンジードの最終回]]と[[ウルトラの母>http://neoending.web.fc2.com/animeop/agyou/urutaro-op.htm]]。 父「このエネルギーの量は!?」 母「いけません! 皆、逃げてください!」 惑星ごと破壊しかねないほどの巨大なエネルギーが、地表に迫る。 ウルトラ戦士たちも、[[ウルトラマンリブット>ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀の第1話]]と戦っていたアブソリュートティターンも、その威力に驚愕する。 [[ゾフィー>http://neoending.web.fc2.com/anime/agyou/eulman.htm]]「い、いかん!」 光と共に、[[ウルトラマンキング>ウルトラマンジードの最終回]]が降り立つ。 ゼロ「キングの爺さん!?」 キング「たぁぁ──っ!!」 キングが両手から光を放って、タルタロスの光線を受け止める。 キング「そこまでにするのだ── アブソリューティアンよ」 タルタロス「老いぼれが邪魔をするな! あのお方は、我らを導いてくれるお方。貴様とは違う! うおお──っ!!」 タルタロスが光線に力を込め、次第にキングの力を押し戻す。 リブット「皆をレスキューします!」「ストロングネット!!」 ウルトラマンリブットが跳躍し、光の網を張る。 激しい衝撃で空間が裂けて、リブットとタルタロスが飲み込まれてゆく。 タルタロス「う…… うぉぉ!?」 リブット「うわあぁ──っ!!」 ゼロ「リブットぉぉ!?」 光線のぶつかり合いがやむ。 リブットによりウルトラ戦士たちは守られたものの、リブット、タルタロスの姿はどこにもない。 ティターンもいつしか、姿を消している。 ギャラクシーレスキューフォース本部の、[[イザナ女王>ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀の第1話]]と、[[ソラ>ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀の第1話]]。 ソラ「各員は、惑星ブリザードから撤退。リブットの信号は…… ロスト、しました……」 泣き崩れそうなソラに、イザナがそっと肩に手を添える。 イザナ「ソラ……」 #center(){|CENTER:&br()(ゼロによるナレーション)&br()&br()惑星ブリザードでの決戦から、&br()少しの時が流れた。&br()&br()あれ以来、アブソリューティアンたちは&br()姿を見せていない。&br()&br()小康状態といったところか──&br()&br()|} 光の国の訓練施設、ウルトラコロセウム。 ゼロとレグロスが、組み手をしている。 レオとアストラ兄弟が見守り、ゼットもその様子に感嘆している。 レグロス「さすがレオの弟子だ。やるな!」 ゼロ「いや、コスモ幻獣拳が伝説の宇宙最強の拳法だといわれる理由が、わかったぜ」 レグロス「『コスモ幻獣拳が伝説』か…… 俺はL77星やD60が、マグマ星人に襲われた後に、アブソリューティアンたちにさらわれた。失った時間は大きいな……」 アストラ「わかるよ、レグロス。俺も同じくマグマ星人にさらわれ、キングに助けられた」 レグロス「ただ一つだけ、違いがある。俺は過去から連れてこられた」 ゼロ「えっ?」 レオ「そうか。ある意味、お前も並行同位体というわけか」 ゼロ「えっ? どういう……?」 レグロス「そう。つまり、お前たちと違って、俺はまだ若いってことだ!」 アストラ「こ…… こいつぅ!」 レグロス「ははっ!」 アストラとレグロスが笑いつつ、からかい合うように、組み手を始める。 レオ「まったく…… 昔から変わらんな」 ゼロ「フッ。ゼット、お前も参加して、学んで来たらどうだ?」 ゼット「そ、そうしたいんですけど…… ハルキを迎えに行って、一度地球に戻ります。ストレイジの皆も心配してるだろうし、バロッサ星人の生き残りがまた悪さしてるって情報もあるんで」 ゼロ「そうか…… 行ってこい!」 ゼット「はい!」 ゼットが光の国を飛び立つ。 彼を見送るゼロの隣に、[[ウルトラマンジョーニアス>http://neoending.web.fc2.com/anime/sagyou/theultra-ed.htm]]が並ぶ。 ジョーニアス「戦士たちは集った。本格的に、ウルトラリーグの編成を始めよう」 ゼロ「あぁ。光の国を、この宇宙を必ず、守って見せる!」 ザ・キングダム本星の、アブソリュート宮殿。 アブソリュートティターンは、彼らの力の源であるカスケード光線を浴びて、傷を癒している。 そして、ベリアルとトレギア。 ベリアル「俺はここを出る。アブソリューティアンもウルトラマンも必要ねぇ。俺は俺のやり方で力を手に入れる」 ベリアルが空間を割いて、タルタロスに奪われていたギガバトルナイザーと、何かを取り出す。 ベリアル「お前はどうする?」 ベリアルはその何かをトレギアに渡して、ギガバトルナイザーを担ぎ、どこかへ去っていく。 トレギア「これは……!?」 トレギアが闇に堕ちていたときの仮面、トレギアアイ── トレギアもまた、どこかへ去ってゆく。 ウルトラマンキングの住むキング星の洞窟、キングケイブ。 ウルトラの父と母、ゾフィー、ユリアンが、キングに謁見している。 ゾフィー「タルタロスが言っていた『あのお方』なる存在。奴は『アブソリューティアンを導く存在』だと」 父「それに、ディファレーター光線と同質のエネルギーを放つタワーの報告もあります」 キング「うむ…… 我らウルトラマンと同じような力を持ちながら、別の道を選択した種族── それが、アブソリューティアンだ」 ユリアン「彼らと、和平を結ぶことはできないのでしょうか?」 母「彼らを導く者の出方次第でしょうね。しかし、希望は捨ててはいけませんよ」 ユリアン「はい」 キング「アブソリューティアン──」 ギャラクシーレスキューフォース本部。 イザナ女王のもと、[[アンドロメロス>http://neoending.web.fc2.com/anime/agyou/andromeros-ed.htm]]とソラが、必死に解析を続けている。 メロス「ザ・キングダムの同行は依然、不明…… リブットも…… 未だ、わかりません」 イザナ「そうですか……」 ソラ「……必ず、リブットは戻って来ます! 私は、そう信じています!」 エンディングテーマの後の、エピローグ。 宇宙空間が裂けて、タルタロスが飛び出し、どこかの惑星の大地に降り立つ。 その手には、レグロスたちに敗れたアブソリュートディアボロの心臓部、アブソリュートハートがある。 アブソリュートハートから、死んだはずのディアボロが蘇生し、元通りの姿となる。 ディアボロ「はぁ、はぁ……」 タルタロス「お前の持つアブソリュートハートも、あと5つ。それが無くなると、二度と生き返れない。大事に使え」 ディアボロ「わかってる! それより、ここは一体どこだ?」 タルタロス「むっ…… あれは!?」 視線の先では、[[ウルトラマントリガーとカルミラ>ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGAの第1話]]、闇の巨人たちが戦いを繰り広げている。 タルタロス「超古代の闇の巨人……ここは、エタニティコアのある地球か」 そこは、ウルトラマントリガーの世界の地球であった── #center(){&big(){(終)}}