『アメノウンザンケン』
薫桜のどこかの洞穴奥深くに隠されていると伝えられている両刃の剣。
名前の通り、遥か天空にある雲ですら斬る事が出来たらしい。
【伝承】
ある時、地の底を這いずり回っていた
七蛇の一族が大蛇神に率いられ天の神々に戦いを挑んできた。
七蛇の長が持っていた剣は蛇神の加護を持ち、その一閃は天の雲上まで届いて神々を苦しめる。
剣を恐れた神々は勇気ある知恵者を七蛇の元へと遣わし、和解を装い持ってきた天の酒を七蛇の長に大いに飲ませた。
そして知恵者は酔い潰れた長から剣を奪って七蛇の長を打ち倒すと、剣を神々に渡して大蛇神の首を切り落とす事となる。
その後、神々はこの剣を砕こうとしたが蛇神の加護は呪いと化していて叶う事は無かった。
そうしてこの剣は神々によって誰の目にも届かぬ秘密の洞窟奥深くへと隠されたのである。
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最終更新:2022年04月12日 16:43