熱帯地域で栽培される植物の一種。
煎った種子の成分を水や湯で抽出したものが嗜好品として飲用される。
元々ロクシアに存在していたものではなく、遠い昔に異界から持ち込まれてきたものという説がある。
(歴史書にはとある年代から突如としてコーヒーの記載が現われている)
語源としては
カァーフェイと同じであり、東ギールシクリヒト大陸で『酒』を意味する言葉が変化したものとされている。
カァーフェイの根よりもコーヒーノキの種子の方が風味や香りに優れるとされる。
だがコーヒーは熱帯地方でしか栽培が出来ないという難点を抱えている為、一般的にはカァーフェイの方が広く出回っており知名度はこちらの方が上。
カァーフェイ、コーヒー双方の抽出方法は共通しており、初歩的な煮出しに始まり布製のフィルターで濾過する、カァーフェイプレスを用いる、水出しなどの方法がある。
また異世界由来の『細かく粉砕し、高温高圧の湯で一気に抽出する』という方法も研究されている。
クリスタ種
コーヒーの品種のひとつ。
主に
クリスガーラス周辺のオアシスで栽培されている事からこの名で呼ばれる。
特徴としては透明感のある白色の花。
味と香りに優れるものの、病害虫に比較的弱いという難点を抱える。
ランディア種
コーヒーノキの品種の一つ。
リクレシア大陸で栽培されている。
クリスタ種と比べて病害虫への耐性が高まっており、栽培は比較的容易。
そのタフさから『
黒滅竜にすら打ち勝って実を結ぶ』と半ば冗談で言われ、伝説の英雄
ランディにちなみランディア種と名付けられた。
味わいに関してはクリスタ種に一歩譲る面がある。
メルグ・ブラックカクテル
長いので単に『ブラックカクテル』とも。
メルグ国の王家が所有する温室でのみ栽培されている。
クリスタ種にランディア種を混ぜる事で力強い風味と病害虫への耐性を有するようになった。
浅煎りでは柑橘類を思わせるフレッシュな味と香り。
中煎りでは
カコワ/
ココアを彷彿とさせる甘く香ばしい香り。
深煎りではスパイスのような刺激的な味と香りになる。
言い方を変えれば、扱う職人の腕が試されるコーヒーとも言える。
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最終更新:2022年10月26日 08:46