身長はグザンより少し低い程度で、肌は黒みの強い褐色。
若干ウェーブした赤黒い短髪、両側頭部から下向きに伸びた丸みのある大きな角を生やしているが左側の角は先端が少し欠けている。
目付きの悪い蜂蜜色の瞳。口には特徴的なギザ歯が並ぶ。
また普段は衣服で隠しているが体の各所に火傷の跡が残っている。
メンバー共通の『竜胆の刺青』は右肩。
帝国某所のスラムで亜人の振りをして暮らしていた。
日々窃盗行為を繰り返していたが、些細な事から魔族である事が露見し捕縛。
帝国の法において魔族とは悪であり、たとえ軽い罪であっても死罪になる事も珍しくはない。
そんな中で彼女は運良く(?)重罪人相当とされ、犯罪奴隷として奴隷商に引き渡された。
でもって、そろそろ手伝い担当の一人も欲しいとメンバー内で話があった所で偶然目につき購入されるに至る。
基本的に育ちは悪いが、西側大陸における常識と『世間一般的な価値観』を持っている貴重な人材。
この事から一行の良い案内役にもなっているが、如何せん癖の強い仲間達に振り回される事も多々ある模様。
更に奴隷として入手されながらも一行に加入してからはおよそ奴隷らしくない好待遇を受け当初はかなり困惑していた。
(毎食の
苺の温かい手料理、
湯羅や
除虫菊の繕った衣服や化粧、その他諸々…)
当人は自分の事を『備品』と称して聞かないが、一行は完全に彼女を魔族の犯罪奴隷ではなく共に旅をする一人の仲間として扱っている。
元々のスラム生活で他者からの好意や優しさに耐性が無いのと同時に内心飢えており、それを見透かされたグザンに求められたのを受け入れた事で彼女も妾の一人に。
表面上はぶっきらぼうな言動で接しているが、仲間達とグザンを自身の居場所として心から大切に想っている。
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最終更新:2024年03月04日 15:53